霊「(スタスタ)とりあえず、全員お茶飲んで一息つきましょう」
コトッ…
麟「お、ありがとう」
霊夢が珍しく気を利かせてお茶を出してくれた。…明日は大雨か!?
皆『いただきま~す』
ズズズッ…
あ「ほわぁ…」
霊「ふぅ…」
正「あっち…!」
お燐「(ペロッ ジュッ)あっちぃっ!!」
麟「ふぅ…落ち着くなぁ…」
針(ジーッ…)
…なんか、小さな視線を感じるような?
麟(チラッ)
針(ジーッ…)
麟「…?(汗)」
目と目が合う瞬間好きだと言った、ってやつでしょうか?…そんな事無いか。
針(ジーッ…)
麟「…(ズズッ)針妙丸、なんで俺をガン見してくんの?」
針「皆は湯呑を持ってお茶が飲めるから羨ましいなって…」
麟「…あ~?」
こりゃまた重すぎる悩みが飛んできましたね?
霊「そういや…紫とかに針妙丸の事を相談すればよかったわね…」
麟「…俺も頭から抜けてた」
正「…」 ズズッ
お燐「にゃっ!」 フリフリ
麟「…げっ!?」
いかん!お燐が捕食者モードに入った!!針妙丸の事を獲物と捕らえてやがる!?
麟「…針妙丸、俺の手のひらに乗れ」 スッ
針「お?あいさ~」 ピョンッ
麟「…霊夢はお燐を…って、おお…?」
ギリギリギリ…
お燐「霊夢さん…それ以上絞められたら逝ってしまいます…!」 バシバシ!!
霊「(ギリギリギリ…)あんたが捕食者の目で針妙丸を見てたのが悪いわ?」
・お燐の首絞め
わお、百点満点をあげたくなるような見事な絞め技だ!前世はプロレスラーか何かかな?
麟「…と、とりあえず…霊夢はお燐を抑えてて」
霊「任せて頂戴♪」
お燐「にゃぁぁぁぁぁっ…!」
あ「…あらら(汗)」
正「…物騒な巫女だな」
霊「あら?正邪も味わいたい?」
正「…勘弁願うわ」
あははぁ…平和ですねぇ…。じゃねえわ、さっさとやる事やらんと!
麟「…やってみますかね」
スタスタ
針「(グラグラ)うわわぁっ!?」
霊「麟?どこ行くのよ~」
麟「別にどこも行かねぇよ~」
俺は少し部屋の外に移動した。
針「麟?どうして外に出たの?」
麟「ちょっとやりたい事があってね」 スッ…
俺は針妙丸を地面に降ろした。
針「あ、なんか降ろされた」
麟「ちょいと目をつぶってな」
針「?は~い」 パチッ…
麟「…はっ!」 カッ!!!
キュィィィィィンッ…!!
霊「あら?」
お燐「キュウ…」 チーンッ
あ「わう?」
正「な、なんだ…?」
ブワァァァァァァァァァァァァァァッ…!!
麟「ミラージュ・ワゾー…!」
針「麟~まだダメなのぉ?」
麟「あぁ、もう少しだけ待ってな」 スッ…
・針妙丸に手をかざす
霊「ミラージュ・ワゾーなんかに変身しちゃって、何する気かしら…」
あ「さぁ…何する気なんでしょうね…?」
お燐(チーンッ)
正(あのオーラは…まるで神そのものじゃねえか…!?本当にあいつは何者なんだ…!?)
麟(頼む…上手くいってくれよ…!)
「はぁぁぁぁぁぁっ!!」 オォォォォォォォォォォォォッ…!!
麟は、ミラージュ・ワゾーのパワーを針妙丸へと注いだ。
針(カッ…!! キュィィィィィィィィィィィィィィィンッ…!!)
ミラージュ・ワゾーのパワーを受け取った針妙丸は、突然輝きだした。
霊「眩しっ!?」
あ「わ~っ!?」
正「ぐわぁぁぁぁぁっ!?がぁぁぁぁっ!!」
オォォォォォォォォォォォォッ…
麟「(ガクッ…)はぁ…はぁ…はぁ…」
針「麟~まだダメなのぉ?」
麟「あ、あぁ…そろそろ目を開けていいぞ…」
針「わ~い!(パチッ)…あれ?なんで私の目線と同じ位置に麟が居るの?麟が小さくなっちゃった?」
麟「ははっ…自分の身体を見てみろよ」
針「私のから…だ…?(ジーッ)…あれ!?私…元の大きさに戻ってる!?」
霊「(チラッ)本当だ…!針妙丸が大きくなってる!?」
あ「あ、あれも麟さんの力によるものなんですか!?」
お燐「さ、流石はお兄さん…」
正「眼がぁぁぁぁっ!!!」 ジタバタ
ミラージュ・ワゾーのパワーを針妙丸に注げば、打ち出の小槌に持っていかれた魔力を取り戻せるのでは?と考えた俺は、一か八かの賭けに出たのだが…
麟「どうやら…成功したみたいだな…」
針「…ありがとう!!」 ギュッ!!
麟「おわっと…(ギュッ)よしよし…」
大きさは…チルノや大妖精くらいの大きさに戻ったのかな?でも待てよ…針妙丸って小人の末裔だったよな?それを考えると…
麟「少し大きくなり過ぎたのか…?」
針「全然気にしなくていいよ!むしろこのくらいがちょうどいい!」
麟「そうか…。これであの応急処置の借りは返せたかな?」
針「応急処置…?…えっ!?まさかあれのお返しでこんな事してくれたの!?」
麟「やられっぱなしは性に合わんからな…」
針「なんかよく分からないけど…ありがとう!!」
麟「針妙丸おいで」
針「(スタスタ)お~?」
麟「(ヒョイッ)ほ~れ!」
・抱きかかえ
針「わわぁっ!?♪」
<キャッキャッ♪
あ「なんだか親子みたいですねぇ♪」
霊「母親は誰がお似合いかしら?」
お燐「う~ん…」
正「…お前ら、そんな事よりもあいつが神に近い力を持っていることに疑問を持たないのかよ!?」
3人『だって麟(さん・お兄さん)だし?』
正「えぇ…」
(なんでもありかあいつは…)
麟「ほ~れ!♪」 クルクル~
針「きゃ~!♪」
ついに元以上のサイズに戻る事が出来た針妙丸。
この一件以来、針妙丸も麟に懐いたのは言うまでもない…。