華月麟の幻想記   作:華月麟

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ロケットの推進剤

~紅魔館~

 

 

ギイイイ…

 

レミィ「パチェ~進捗の方はどうかしら?」

 

パチェ「あらレミィ、ご覧の通りよ」

 

レミィ「ついに完成!?(タッタッタッタッ…)…え、何このだるま落としみたいな見た目をした筒は…」

 

パチェ「失礼ね…これでも冷暖房に水道まで完備された快適なロケットなのよ?」

 

レミリアがロケットをみて失望した理由、それは先ほどもレミリアの口から出て来たようにロケットの見た目が遊び途中のだるま落としのような見た目をしていたからだ。

 

レミィ「まぁ…あちこちから適当にかき集めた情報で作り上げた物としては良いと言うべきなのかしらね?それで、いつこのロケットは飛ばせるの?」

 

パチェ「残念だけど、まだ肝心の推進剤が見つかってないから飛ばせそうにないわね」

 

レミィ「えー!?まだなの!?」

 

パチェ「貴女がそう言うと思って、咲夜には博麗神社までお使いを頼んだわ」

 

レミィ「…それ、ロケットと何の関係があるのよ?」

 

パチェ「いつか分かるわよ」

 

レミィ「???」

 

紅魔館は紅魔館で、少しではあるが、ゆっくりと月への計画は進行していっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~博麗神社~

 

 

ザァァァァァァァァァァッ…

 

魔「うひゃー…凄い雨だな」

 

霊「麟はよくこんな大雨の中、地霊殿に行こうと思ったわね」

 

魔「それは仕方ないだろ?さとりにおねだりされちまったんだから」

 

霊「律儀ねぇ…」

 

 

ヒュゥゥゥゥ…スタッ

 

 

咲「ごきげんよう霊夢、魔理沙。気分はいかが?」

 

パチュリーにお使いを頼まれた咲夜が訪問。

 

魔「お、咲夜か」

 

霊「ここ最近は神様と遊んでばっかだったから、あんたに会えて少し嬉しいかしらね?」

 

咲「あら、それはなによりだわ♪」

 

魔「で、何しに来たんだ?」

 

咲「…彼は今、ここには居ない?」

 

突然、咲夜の顔を真面目な顔へと変わった。

 

霊「ええ、今は地底にバカンス中よ」

 

咲「針妙丸とあうんは?」

 

魔「寝室でぐっすりだぜ?」

 

咲「そう、ならちょうどいいタイミングね♪」

 

霊・魔「「ちょうどいいタイミング?」」

 

咲「ちょっと私の相談に乗ってほしいのよ」

 

霊「それって…あれ?妖怪ロケットの話?」

 

咲「ええ♪」

 

 

 

「「その時を待ってたよ!!」」

 

 

 

3人『!?』

 

 

ガサッ!!

 

茂みから現れたのは…

 

魔「なんだ…」

 

霊「妖夢じゃん」

 

妖「あれ?意外と淡泊な反応」

 

咲「彼じゃないから安心しきってるの」

 

妖「な、なるほど?」

 

魔「で、何しに?」

 

妖「ロケットの推進剤の話!」

 

霊「…なんで知ってるのよ」

 

妖「…前々から探ってたら耳にくらいは入るよ」

 

魔「はぁ…なーにやってんだかレミリアは」

 

咲「それで?半人半霊の貴女からロケット推進剤のお話でしょ?」

 

妖「そう!」

 

 

 

魔「幽体離脱の力が推進剤になるってか?」

 

 

 

霊「ブブォッ!!」

 

妖「んなわけあるかぁ!!」

 

咲「あら、私もそう思ってたわ?」

 

妖「はぁ…そんな単純発想ということは、宇宙に関する探し物ばかりで、推進剤の事は全く探してなかったの?」

 

霊・魔「「…」」 ジーッ…

 

妖「…な、何?」

 

 

霊・魔「「そもそも私達は探してない」」

 

 

妖「…はぁ、ロケットは宇宙を飛ぶんだよ?推進剤を探すなら、航海に関する情報を集めなくちゃいけないの!」

 

咲「あ、そっか…。幻想郷には海が無いからそこら辺は考えてもいなかったわ」

 

魔「と言うと?」

 

妖「進める力がロケットを飛ばして、鎮める力が公開を安全にする」

 

霊「ほーん…」

 

妖「って幽々子様が…」

 

3人(ズコッ!!)

 

最後の一言で台無しである。

 

魔「でも、これで霊夢の遊ぶネタが増えたな!」

 

霊「え、なんで?」

 

魔「ほら、幻想郷には海が無いから航海の神様なんて喚んだこと無いだろ?」

 

霊「そりゃ、海が無いのにそんな神様を呼ぶなんて…。…ん?」

 

咲「どうかしたの?霊夢」

 

霊「…喜びなさい咲夜」

 

咲「え?」

 

 

 

 

 

霊「見つけたわ、三段の筒!」

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