月への旅も最終段階。ついに二段目のロケットも切り離され、全員が一段目の狭いロケットにおしくらまんじゅう状態となっていた。
レミィ「…」 イライライライラ
魔「…(汗)」
レミィ「うー!☆」 ガタッ!!
バサッバサッ!!
魔「[羽根ペチペチ]いてててててっ…!」
ついに我慢の限界がやってきたレミリアが暴れ出した。
レミィ「うー!☆」 ジタバタ
咲「お、お嬢様おやめを…!」
魔「ただでさえ狭いのに暴れんなよ!?」
レミィ「もう12日もこの状態なのよ!?我慢も限界よ!」
魔「そりゃ気持ちは分かるけどよぉ…それが長距離旅行なんだからしょうがないだろぉ?」
レミィ「運動不足になるー!」 ジタバタ
レミリアは子供のように地団駄し始めた。
霊「…」 ピリピリ…
レミリア達の為にロケットを飛ばす手伝いをしているのに、静かにしてくれないレミリアにさすがの霊夢もピリピリし始めていた。このままでは航海に影響が出かねない。
魔「暴れんなぁ!」 コチョコチョ
レミィ「やーめーろー!?」 ジタバタ
ドンタンバッタン!!
咲「はぁ…(チラッ)…あら?」
パァァァァァァァァァァァッ…!!
咲夜が窓の外を見ると、まばゆい光がロケットの中に差し込んでいた。
魔「眩しっ…!なんだ!?」
レミィ「…まさか!?」 ダッ!!
レミリアが窓に近づき、外を見ると…
バァァァァァァァァァァンッ…!!
ついに、ロケットは月の真上に到達していた。
レミィ「月だぁ!」 パァァァァッ!!
魔「これが月…改めてその大きさに驚かされるぜ」
咲「パチュリー様の計算より早く来れるなんて…」
『『『すごーい!!』』』
霊「さて、そろそろ最後の仕上げ!これから何かが起こるはずよ!」
霊夢がそう言った直後の事だった…
ガクンッ!!
7人『…!?』
突然、ロケットに大きな衝撃が発生した。
魔「な、なんだよ今の…!?」
魔理沙がロケットの違和感に気を取られていた次の瞬間
グルンッ!!
7人『…ん?』
今度はロケットが天地逆転、上下反対に回転したのだ。
魔「…霊夢先生!」
霊「なんでしょうか魔理沙君?」
魔「これはどういう状況ですか!?」
霊「あー…これだけ言わせてもらうわ…」
「「全員今すぐ衝撃に備えて!!!」」
魔「な、なんで!?」
霊「このロケットは下に墜落するわ!」
魔「はあ!?」
レミィ「な、なんだってー!?」
咲「じょ、冗談でしょ!?」
しかしロケットは霊夢の言う通り…
ギュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッ!!!!
"海"に向かって急降下を開始した。
魔「どわぁぁぁぁっ!?」
霊「くっ…!」
レミィ「うー☆!?」
咲「い、いやぁぁぁぁぁぁっ!!」
『『『きゃあぁぁぁぁぁっ!!!』』』
ドゴォォォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!
そしてロケットは海に墜落、その衝撃でバラバラになってしまった。
ザザーン…ザザーン…
ブクブクブク…
ザバァッ…!!
魔「ゲホッゲホッ…!ち、畜生…」
~月の海~
ザザーン…ザザーン…
魔「…これが海かぁ」
霊「海なのねぇ…」
無事、月に到達したのは良いものの…ロケットは完全に木っ端微塵となってしまった。
咲「お嬢様しっかりしてください!」 グッグッグッ!!
・水を吐き出させる
レミィ「あ…あうぅぅぅ…」 ピューッ
・口から噴水
まさか海に緊急着陸するとは思ってもいなかった為、レミリアに防水魔法をかけていなかったのだ。
咲「お嬢様!」
レミィ「…はっ!?(ガバッ!!)ここはどこ!?私はカリスマ!」
咲「…無事みたいですね」
魔「(ザッザッ)私が太陽と水の耐性魔法かけてやるよ」 パァァァァァァッ…
レミィ「…ありがと」
魔「気にすんな」 ニコッ
『『『あ、あううう…』』』 ピヨピヨ
咲「いつまで貴女達は伸びているつもり!?」
…とりあえずは全員無事のようだ。