ドガァァァァァァァァァァァァァァァァァァンッ!!!
依「(ズザザザァァァァッ…!)くっ…!」
ズン…ズン…ズン…
麟「月の民ってのはこれぽっちか…?案外楽勝だな」
依「き、貴様…あまり余裕ぶっていると痛い目を見るぞ…!」
麟「ならさっさとお前の本気を見せてみろ!」
依「(ボウッ…)なら…とっておきをくれてやるわ」
麟「…ほう?」
霊「あれは…!」
魔「や、ヤバいぞあれは…!」
咲「さすがの私でも分かるわ…あの炎は危険よ…!」
レミィ「え?なんで3人共そんなに慌てているの?あんなちんけな火のどこが怖いのよ」
レミリア以外には、依姫が発動した炎の危険度がよく分かっていた…何故なら
依「小さく見えても…これは
「「地上にこれほどまでに熱い炎は存在しない!」」
麟「…愛宕様って防火の神じゃなかったっけ?まあ、そこら辺はどうでもいいか…ここは幻想郷、何が起きたって不思議じゃないからな」
麟は愛宕様の矛盾に疑問を抱いたが、考えるのが面倒なので考えるのをやめた。
ゴォォォォォォォォォォォォォッ…!!
依「この炎に飲み込まれたら最後…貴方は地獄の苦しみを味わいながら死ぬ事になる…。貴方も死にたくはないでしょう?」
麟「くっ…あっはっはっはっはっはっは!」
依「!?」
依姫が脅しをかけるも彼には一切聞こえておらず、笑われてしまった。
麟「何が地獄の苦しみだ、俺はそれ以上の地獄を味わってきた人間だ。その程度の苦しみなんてあっさり耐えきってやるよ」
彼はそう、吐き捨てた。
依「…ならお望み通り燃やしてあげるわ!」 グワッ!
バヴォォォォォォォォッ!!!!!!
その挑発に乗った依姫は、愛宕様の火を麟に向けて放った。
霊・魔・咲
『麟、避けて(ろ)!!』
3人は咄嗟に叫ぶが
麟「…」
ギュオォォォォォォォォォォォッ…!!
ドガァァァァァァァァァァァァァァァァァァンッ!!
回避動作を一切せず、直撃してしまった。
魔「あんのバカ…!」
霊「何、真正面から食らってんのよ…!?」
咲「あれではさすがの彼も…」
レミィ「…」 ジーッ
依「愛宕様に恐れを成して動けずですか…哀れね。あはははははっ!」
依姫は勝利を確信、笑い出した…が
レミィ「バカね貴女」
依「…は?」
レミリアが勝利の余韻に浸っていたところに水を差した。
レミィ「貴女って本当にバカなのね、月の民」
依「…なんだと?」
レミィ「あんなちんけな炎で麟が殺せたと思っているの?」
依「何を言っている?彼を殺したという証拠が目の前にあるではないか」
レミィ「…麟の死体を確認していないのに?」
依「はんっ!愛宕様の炎を食らっておきながら死体が残ると思っているのかしら?」
レミィ「…本当に分かってないのね貴女」
依「…何が言いたい」
レミィ
「貴女の炎は、彼にとってはただの回復エネルギーでしかないって言いたいのよ」
霊・魔・咲
『えっ!?』
依「あの炎は、全てを跡形もなく焼き尽くす愛宕様の炎なんだぞ!そ、そんな戯言を誰が信じると…!」
「グレイズ」
シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ…!!!
突然、炎が渦を巻いてどこかに吸い込まれていく。
依「なっ…!?ま、まさか…!?」
ブアッ!!
麟「ふぅ…案外体力が回復出来たな」
依「な、なんだと…!?」
レミィ「ほらね?」
愛宕様の炎を全て吸収した麟が現れた。
霊「ちょっと麟…」
麟「は~い?」
霊「あ、愛宕様の炎を全部吸収したの!?」
麟「そうだけど、何か問題でもあったか?」
魔「いやいやいやいや!?」
咲「問題しかないわよ!だって骨すら残さない炎なのよ!?しかも神様の炎なのよ?!」
麟「それがどうした?」
依「ど、どうして愛宕様の炎を食らっておきながら平然と…!?」
麟「う~ん…
霊・魔・咲・依
『はぁ!?』
レミィ
「ふふっ♪」 クスクス♪
神より不死鳥の方が熱い、まさに神への冒涜。
これでは愛宕様の面子も丸潰れである。
愛宕様<誠に遺憾である
~迷いの竹林~
妹紅
「ぶぇっくしょい!!」
慧音
「おや妹紅、風邪でもひいたか?」
妹「いや…特に寒気とかは感じてないが…?」
慧「じゃあ、誰かが妹紅の噂をしてるとかか?」
妹「だとしたら犯人は輝夜以外いないだろそれ…」
レミィ「さっすが麟♪」
麟「お前とは肝試しの時に似たような場面に遭遇してるしね」
レミィ「ええ♪あの時と同じように吸収するって分かってたわ♪」
麟「さすがはカリスマ、俺の事を分かってるぅ!イケてるよぉ!」 chu♡
・投げキッス
レミィ「きゃー!♡」 パタパタ♡
霊・魔・咲
『…(汗)』
麟とレミリアが奏でるおふざけに呆れる3人。
依「愛宕様の炎が効かない生物がこの世に存在するはずがない…!そんな奴はもはや…愛宕様以上の神だとでも言うのか…!?」
そして愛宕様の炎が効かない生物がこの世に存在するという衝撃の事実を知ってしまい、錯乱状態に陥っている依姫。
麟「はぁっ!」 グワッ…!!
バオォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!
愛宕様の炎を吸収したことにより、彼の纏う力もそれに比例して昂っていた。
依「…っ!?」
麟(ドウッ!!)
彼は力を解放すると、空中に飛び上がった。
依「なっ!?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!
麟「この迸るような力…どうにも収まる気がしねぇ…!」
「「ひとっ走り付き合えよ、綿月依姫!!」」 グオォォォォォォォォォォォォッ!!!
ビリビリビリ…!!
依「や、奴は人間ではなく…神そのもの…!?」
溢れ出る凄まじい神力、もはや行きつく答えはそれしかなかった。
麟「俺の新しい力を見せてやる…!」 キッ!!
「「V-MAXIMUM 発動!!」」
DYNAMITE BOOST TIME!!
レディ
カッ!!
キュイィィィィィィィィィィィィンッ…!!
その発言と同時に、麟が蒼く輝きだした。
依「な、なんだ…あれは…!?」
魔「ま、眩しい…!」
霊「今まで以上の神力…隠岐奈より上なんじゃない!?」
オォォォォォォォォォォォォッ…!!
麟「はぁぁぁぁぁぁっ…!」
光の中から、全身のバリアのようなものを纏った麟が現れた。
強電磁界Iフィールドで構成された力場フィールドをバリアとして展開している。
依「あ、あんな力は見た事が…」
麟
「「レディ!!」」
ギャンッ!!
ビッ!!
そして、超スピードで消えるように動き出した。しかし依姫の目線からでは
依「き、消えた!?」
ほぼ瞬時に消えたと同等の見え方をしていた。
依「(キョロキョロ)ど、どこだ…!?」
ビッ…!!
ズンッ…!!
依「ぐおぉぉっ…?!」
グググッ…
麟「…」 ギロ…
いつの間にか依姫の懐に移動していた麟は、その拳を依姫の腹部に叩き込んでいた。
依「い、いつの間に懐へ…!?」
麟「でやぁっ!!」 バギィッ!!
依「ぐあぁあぁぁぁぁぁああぁっ!!?」
そして瞬時に蹴り上げ、宙に浮かせた。
麟「「パワー全開!!」」 ギャウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!!
ビッ…!!
そしてまた消えた…。
依「がはっ…![バギィッ!!]ぐあぁぁぁぁっ!!?」
麟「…」 グググッ…!
今度は拳を背中に叩き込み
ビッ…!!
また消えるように移動。
…ギュゥゥゥゥゥゥゥゥンッ!!!
麟「だあっ!!」 ギャンッ!!
ガギィンッ!! ガギィンッ!! ガギィンッ!! ガギィンッ!! ガギィンッ!!
怒涛の勢いで体当たりを繰り返す。
ギギュゥゥゥァァァァァァァァァァァァァッ!!!
依「[ガギィンッ!!]ぐああっ!?[ガギィンッ!!]ごはっ!![ガギィンッ!!]がはぁっ!!?」
そのスピードについて行けない依姫は、ただただ体当たりをもろにもらっていた。
ガギュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッ!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!
麟「はぁぁぁぁぁぁっ!!」 ギンッ!!
・両腕にエネルギー刃を形成
依(ヒュゥゥゥゥンッ…)
麟「そこだ!」 ガギュウゥゥゥゥゥゥゥゥンッ!!!
落下していく依姫を捕捉。
ヒュゥゥゥゥン…
依「かはっ…!ち、地上の人間のくせに…なぜこれほどの力を…!?」
ギュゥゥゥゥゥゥゥゥンッ!!
ブアッ!!
依「っ…!」
依姫の目の前には
麟「…」 グググッ…!!
両腕を振り下ろそうとしている麟の姿が。
依「何故だ…私達月の民の方が圧倒的に強いはず…」
麟「強さは"力"じゃない!生命の生きるという"意志"そのものだ!!」
依「生きる…意志…!?」
麟(ギンッ…!!)
「「
〖蒼炎・一閃〗
MARK Ⅸ VICTORY!!
ズバァッ…!!!
ついに麟は依姫を斬り伏せた。
麟「…」
依「かはっ…!!?」
依「[ギュンッ!!]ぐあぁぁぁっ!!?」
ドゴォォォォォォォォォォォォォォォンッ!!!
その攻撃の反動で、依姫は砂浜へ叩きつけられた。
ゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ガサッ…
豊「よ、依姫!?」
豊姫が到着した頃には、すでに手遅れだった。
ヒュゥゥゥゥ…スタッ…
麟「これが地上で生きる人間の意志だ…!」