華月麟の幻想記   作:華月麟

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トラブル発生

~次の日~

 

 

チュンチュン

 

麟「(ムクリ…)ふわぁぁぉ…もう朝か、顔を洗って神社の掃除でも久しぶりにやろうかな…」 スクッ

 

博麗神社に帰還した翌日、麟は自身の日課にありつつある神社の掃除をする為に起き上がった。しかしその瞬間…ある違和感を覚えた。

 

麟「…なんだろう、いつもより周りの光景が低く感じる」

 

いつもならもっと高い位置から寝ている皆を見下ろしていたのに、今日に限ってはいつもより低い位置でその光景を見下ろしていた。

 

スタスタ…

 

嫌な予感を感じた麟は姿見鏡の前に立った

 

 

 

「「な、なんだよこれぇぇぇぇぇぇっ!?」」

 

 

 

そして彼は、鏡に映った自分の姿を見て大きな叫び声を上げた。

 

 

 

 

 

 

 

~皆起床~

 

 

霊「で、朝起きて違和感を覚えたから鏡で自分の姿を見たら…」

 

フ「お兄様の身体が私達と同じくらいの大きさに縮んでたの?」

 

麟「そうなんだよ…」

 

そう、鏡に映った麟は

 

 

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 

 

フラン達と同じ位の身長に縮んでいたのだ。

 

全員

『…可愛い~♡』 キュンッ♡

 

麟「やめてくれよ、その視線!?」

 

全員、小さくなった麟の姿を見てメロメロだ。今まで頼り甲斐のあるかっこいい麟を見てきた皆にとっては、今の麟は可愛いの一言に尽きるくらいギャップが激しいのだ。

 

さ「いつもの兄さんだと、かっこいいという感情が主に出てきますけど…今の姿は…♡」 ポッ…

 

こ・メディ「「か~わ〜い〜♡」」 メロメロ♡

 

霊「…好き♡」

 

針「私と同じくらいの大きさになっちゃったんだね〜」

 

あ「その姿も似合ってますよ!」

 

麟「おいおい…少しは心配してくれよ…(汗)」

 

心配のセリフより、メロメロのセリフしか出てこない事に不満を感じる麟。…ドンマイ

 

霊「(ヒョイッ ストンッ)でも、麟自身はどうしてその姿になったのか分かんないんでしょ?」 ナデナデ

 

麟「そうなんだよねぇ…」

 

霊夢は流れるように麟を自分の膝に座らせ、頭を撫でながら堪能している。

 

フ「あーっ!霊夢ズルい!」

 

霊「ふふっ♪お先に失礼♪」

 

さ「私達も兄さんを膝に座らせたいです!」

 

こ「さぁ!」

 

メディ「私達の膝に座って兄ちゃ!」

 

どうやら掛かっているようです。

 

麟「…とりあえず色々と落ち着くまで待って」

 

4人『はーい♪』

 

姿が小さくなっても兄は兄、そこは彼女達の中でも変わらないようだ。

 

霊「何かそんな姿になっちゃった原因とか、心当たりは無いの?」

 

麟「あったら今頃、あーあれのせいかな?ってセリフを吐いてるわ」

 

霊「それもそっか」

 

全くもってこうなってしまった原因が分からないのだから、何故こうなってしまったのか、なんて考える意味もあまりないのだ…が

 

針「はいはい!私に思い当たる節があるんだけど」

 

針妙丸が会話に割って入ってきた。どうやら思い当たる節があるらしい?

 

麟「その思い当たる節とやらを聞かせてくれ、針妙丸」

 

針「輝針城異変の時の私と同じだよ!」

 

霊・麟「「輝針城異変の時の針妙丸…?」」

 

はてさて、その意味がどういう事なのかさっぱりだ。

 

針「つまり、麟の中を流れてる力が大量に減っちゃったから小さくなったんじゃないかなって」

 

霊「あー、打ち出の小槌を使って魔力を吸われた時の針妙丸と同じって事?」

 

針「そうそう!」

 

霊「でも…そうだとしたら、どんな事をすればそんなに力を消費するのよ?」

 

麟「うーん…。…もしかして、そういう事…か?」

 

霊「その感じだと、思い当たる節がありそうね?」

 

麟「うん…無理矢理大気圏と結界を突破する時、依姫と戦ってた時、この2つの理由が原因でこうなったのかなぁ…?」

 

霊「あー…確かにあの時は物凄い力を発揮していたものね…」

 

大気圏突破の時のレイズナー・フルパワー、依姫戦闘時に使用した〖V-MAXIMUM〗、この2つが麟の中を巡る魔力を大量消費させ、オーバーロードしてしまったのでは?という結論が導き出された。

 

麟「やっちまったぁ…」

 

フ「しばらくお休みすれば、元に戻るかな?」

 

麟「そうだと思うけど…。永遠亭に行って診てもらおうかな…?」

 

メディ「えー!?確かにいつもの兄ちゃもいいけど、今の兄ちゃも私は好きだけどなぁ」

 

こ「メディに同じでーす!」

 

さ「わ、私も…!」

 

あ「私はどちらも好きです!」

 

針「あうんに同じく!」

 

皆それぞれ意見が若干割れている。

 

<コッチモイイ! アッチモイイ!

 

6人はどちらの麟がいいかと話し合いを始めた。

 

麟「…平和だなぁ」

 

霊「(ナデナデ)なんだか今の麟を見てると弟が出来たみたい♪」

 

麟「弟?」

 

霊「ええ♪」

 

麟「弟ね…。 …!(ピコーンッ!)にっしっし♪」

 

どうやら麟は悪巧みを思いついた様子。

 

霊「麟?」

 

麟「な〜に?霊夢"お姉ちゃん"♪」 ニパッ!

 

霊「…!」 ズキューンッ!!♡

 

霊夢の心は、可愛い姿の麟による〖お姉ちゃん〗呼びによって撃ち抜かれた。

 

霊「…」

 

麟「…霊夢?」

 

霊「…そのプリティフェイスで私をお姉ちゃんと呼ぶな!♡次、私をお姉ちゃんと呼んだらチューするわよ!?♡」

 

麟「霊夢さん!?」

 

はい、博麗の巫女ご乱心です。

 

フ「いいなぁー!私もお姉ちゃんって呼ばれたい!」

 

こ「私も呼んで欲しい!」

 

さ「私もお願いします!」

 

メディ「私もー!」

 

針「私も!」

 

あ「麟さん!私をあうんお姉ちゃんと呼んでください!」

 

麟「落ち着いて皆!?」

 

連鎖するように全員ご乱心でーす!

 

 

 

 

<ごめんくださーい!

 

 

 

 

突然、玄関から来客の声が。

 

霊「あら、参拝客じゃなくて来客?」

 

フ「この神社にも参拝客とか来るの?」

 

霊「失礼ね!?…たまには来るわよ」

 

こ「たま"に"は来るんだね」

 

霊「やかましい!」

 

<すいませーん!

 

霊「はいはい!今行くから待ってて!」 ドタドタ

 

霊夢は慌ただしく玄関へ向かった。

 

ガララッ!

 

霊「はいはいどちら様?」

 

 

 

玄関を開けると

 

 

 

 

依「久しぶりね、霊夢」

 

豊「お久しぶり〜♪」 フリフリ

 

レイセン「お、お久しぶりです!」 ペコリ

 

 

 

 

 

 

霊「…はぁ?!」

 

 

月の賢者2人と、そのペットが居た。

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