華月麟の幻想記   作:華月麟

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元凶の後始末

霊「…」

 

フラン「…」

 

針妙丸「…」

 

あうん「…」

 

こいし「…」

 

さとり「…」

 

メディ「…」

 

 

依「師匠…たった1日で何があったんですか…?」

 

麟「…俺が知りたいよ」

 

豊「(ナデナデ)や~ん、可愛い~♪」

 

レイ「…私くらいに縮んでる」

 

 

6人(え…何この状況…?)

 

 

ほんの数分前、突然博麗神社にやって来た月の賢者達。部屋に上がらせたら、早速メルヘンチックに変身した麟にくぎ付けの様子である。

 

依「これも師匠の力の一部なんですか?」

 

麟「なわけないだろ、偶発的に起こった事象だわ」

 

依「で、ですよね…」

 

フ「…ねぇお兄様」

 

麟「うん?」

 

フ「なんでその人はお兄様の事を〖師匠〗って呼んでるの?」

 

こ「それ、私も気になってた!」

 

さ「月で何かあったんですか?」

 

麟「話すと長くなるのよなぁ」

 

 

フ・こ・さ

「「「それでも聞きたい(です)!」」」

 

 

メディ「霊夢、師匠って何?」

 

霊「分かりやすく言うなら…先生かしら?」

 

あ「麟さんがあの人のお師匠…?」

 

針「…なんか麟が師匠であの人が弟子ってのが意外。普通は逆じゃないかな」

 

フ「早く聞きたい!」

 

麟「分かった分かった…聞かせるから落ち着けって」

 

こ「ワクワク!」

 

麟「実はだな…」

 

麟は月であったことを事細かに、尚且つ分かりやすいように説明した。

 

 

~少年、説明中~

 

 

麟「…というわけだ」

 

 

霊夢と月のメンバー以外

『『…ええぇぇぇぇぇぇぇぇえぇぇぇっ!?』』

 

 

霊「うん…その反応になるわよね…」

 

逆に予想通り過ぎる反応である。

 

さ「つ、月の民ってあの八雲紫をも負かした人達ですよね!?」

 

こ「お兄ちゃんはその月の民に勝ったのぉ~!?」

 

豊「やっぱり地上では月の印象ってそんな感じなのかしら?」

 

依「まあ…それだけ月と地上の関わりが少なくて、古い認識しか浸透していないという事なのではないですか?」

 

レイ「(ズズズッ…)お茶美味し…」

 

メディ「(バキッ ボリボリ)よく分かんないからおせんべい食べてよ~っと」

 

2人は完全に蚊帳の外状態…。

 

針「まあ、当然っちゃ当然よね!だって麟だもの!」

 

あ「あの隠神様にも勝った麟さんですからね!」

 

麟「よせやい、照れるだろうが♪」 フフンッ♪

 

しかし、彼はどこか誇らしげである。

 

 

豊・依「「隠神??」」

 

 

綿月姉妹は話に着いていけずにチンプンカンプン。月の民にとっては、地上の出来事なんてさっぱり耳に入ってこないから話に着いていけないのも当然だろう。

 

依「霊夢、隠神とは誰だ?」

 

霊「あんたらに分かりやすく言うなら、幻想郷の創造主ね」

 

依「そ、創造主…!?」

 

豊「…え?麟ってその創造主にも勝ってるの?」

 

霊「ええ」

 

依「そ、それでは師匠に勝てないのも当然か…」

 

豊「格の違いが凄すぎる…」

 

なんてのんびり会話をしていたその時だった

 

 

ブ・ン

・上から聞こえてくる

 

 

麟「…げっ」

 

今、このタイミングで来てほしくない者の音が天井から聞こえてきた。

 

依「今…聞き覚えのある音が上から(チラッ)…お姉様」

 

豊「うん?どうしたの依姫

 

依「上を見てください」

 

豊「上…?(チラッ)…ああ」

 

霊「(チラッ)げっ…!?」

 

 

紫「(ヒョコッ)麟~♪お帰りなさ~…」

・スキマから飛び出てジャジャジャジャーン

 

 

豊・依「「…」」ジーッ

 

紫「…え?」

 

綿月姉妹と紫の視線が合った。

 

 

<メトメガアウ、シュンカン ス~キダトキヅイ~イタ~

 

 

豊・依

「「八雲紫!!」」 ガタッ!!

 

 

紫「綿月姉妹!?(グラッ…)わわわわわわっ!?」

 

 

ヒュゥゥンッ…

 

 

<ユカリサマ!?

 

 

綿月姉妹が博麗神社に居る事に驚いた紫がバランスを崩してスキマから落下してきた。

 

ヒュ~ン…

 

紫「あぁぁぁぁぁああぁっ!?」

 

 

麟「どわぁぁぁっ!?全員散開しろぉぉぉっ!!」

 

皆(バッ!!)

 

 

ガッシャァァァァァァァァァァァァンッ!!!

 

 

紫「ごはぁっ…!!?」

 

紫がちゃぶ台の上に落下、湯呑やらなんやらが全部台無しである。

 

幸い、麟が回避しろと叫んでくれたおかげで怪我人は1人で済んだ。

 

霊「あーっ!?何してくれてんのよ紫!!」

 

フ「あ、危なかった…!」

 

さ・こ

「「親方!天井から賢者様が!?」」

 

メディ

「せんべいが~!」 ガーンッ!!

 

あ「紫様、大丈夫ですか!?」

 

針「あ~あ~…滅茶苦茶だよ…」

 

 

豊「八雲紫!ここで会ったが百年目!」

 

依「今ここで始末してやるわ!」

 

レイ「せ、成敗!」

 

綿月姉妹は殺る気満々である。

 

紫「そ、それはこっちのセリフよ…!(ガクガク…)返り討ちにしてやるわ…ゴフッ」

 

何故か既に手負い状態の八雲紫

 

麟「ちょうどよかった!紫さんに用があったんだよ!」

 

紫「私に用!?(シャキッ!!)何かしら!!」

 

麟から用があると言われて復活する賢者。…いや、親バカか?

 

麟「しっしっし♪今回の件、紫さんと色々O☆HA☆NA☆SIしたい事があってさぁ~♪」 ゴゴゴゴゴゴゴゴ…

 

紫「…え、えっとぉ…お話したいとは思えない殺意の波動が漏れ出ているような気がするわよ…?」

 

麟「ちょ~っとお外で逝きましょうね~♪」 グアッ…

 

ドゴォッ…!!!

 

紫「ごっふぅっ…!?」

 

ドサッ…チーン…

 

霊「…え?」

 

ショタ化した麟のパンチは、ショタとは思えないほどの一撃だったようで…紫も一撃でノックアウト!

 

依「…え?あの八雲紫が一撃KO…!?」

 

豊「あの小さな身体のどこからそんなパワーが…!?」

 

もはや麟の身体は凶器で出来ている…。

 

麟「んじゃ、ちょっと"お掃除"してくるんでごゆっくり~。あ、フランも一緒においで?」

 

フ「え、私も?」

 

麟「一緒にゴミを"ドカン"しようよ」

 

フ「…!するする!♪」 トテトテ

 

フランドール・スカーレットが仲間になった!

 

麟「じゃ、そっちの後片付けは任せたよ霊夢」

 

霊「え、ええ…」

 

麟「んじ行きましょう」

 

フ「うん!」

 

紫(チーン…)

 

麟(ズリズリ…)

 

フ(トテトテ♪)

 

小さな麟に引きずられる賢者…あんな小さい身体でよく引きずれるな?

 

 

シーンッ…

 

 

あ「じゃ、じゃあ…片付けますか?」

 

さ・こ「「お、おー…」」

 

豊「わ、私達も手伝いましょう…」

 

依「そ、そうですね…」

 

レイ「れ、霊夢さん、何か袋か箱はありますか?割れた皿や湯呑はそこにまずは入れちゃいましょう」

 

霊「え、ええ…ちょっと待ってね」

 

メディ「兄ちゃとフランは何しに行ったの?」

 

針「さぁ…?」

 

部屋に残った皆が後片付けをし出したその時だった

 

 

 

 

 

 

「「禁忌〖クランベリートラップ〗!!」」

 

 

 

 

 

 

ドガァァァァァァァァァァァァァァァァァァンッ!!!

 

 

 

 

 

 

紫「あんぎゃぁぁあぁぁああぁぁっ!!!

 

 

 

 

皆(ビクゥッ!?)

 

 

 

2人のスペル発動台詞と、幻想郷賢者の情けない断末魔が聞こえてきた。

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