華月麟の幻想記   作:華月麟

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助けてえーりん!

ザッザッ…

 

ガ『すまない皆の者、遅れてしまったようだな』

 

衣「あ、ガルム様」

 

 

【挿絵表示】

 

 

ようやく天界の主がご登場だ。

 

ガ『どうやら全員揃ったようだな?』

 

衣「はい。しかし…1人だけちょっとしたトラブルが…」

 

ガ「トラブル?」

 

 

 

トテトテ

 

 

 

麟「お久しぶりです!」

 

 

【挿絵表示】

 

 

ガ『なんだ!?この小さい子供は!?』

 

おっと、衣玖さんは俺の事をまだ話してなかったのか。

 

衣「実は…この子が麟さんなんです…」

 

ガ『なぬ!?しばらく見ない間に何があったのだ!?』

 

しばらく見ない間に子供姿の俺が現れたら驚きますよね〜…。

 

麟「あはは…そこら辺は後々永琳さんに診察してもらおうかと…」

 

ガ『そうかそうか。さて、我の背中に乗るか?麟君』

 

麟「いいの!?」 パァァッ!!

 

ガ『遠慮なく乗りたまえ♪』

 

麟「わーい!」 ピョンッ

・背中に騎乗

 

 

皆(可愛い…♡)

 

 

ガルムの背中で楽しそうにしている麟を見て、皆はうっとり♪

 

ガ『さて、既に皆の部屋を用意させてもらった。案内させてもらおう』

 

 

皆『はーいっ!』

 

 

ガ『それでは麟君行くぞ?』

 

麟「おーっ!」

 

ガ(ふふっ、実に微笑ましい子だ…)

 

 

 

~麟の部屋~

 

 

ガ『ここが君の部屋だ』

 

麟「へ?ここが!?」

 

この前案内された部屋より遥かにグレードアップされたお部屋なんですけど!?あ、しかも個人用露天風呂も付いてる!

 

ガ『ははは…この前の温泉は色々とあったそうじゃないか、だから何かあった時用に君専用の部屋を用意させれもらったよ』

 

麟「恐れ多すぎて言葉が出ないんですが?」

 

勇儀達の覗きのせいでガルムさん達に変な気遣いをさせちまったじゃねぇか!?

 

ガ『あっちの露天風呂が堪能出来なかったら、こちらの露天風呂を堪能するといいぞ』

 

麟「ハーイ」

 

お言葉に甘えるしかないでしょ?ご好意は無下に出来ん…!

 

 

 

 

~数分後~

 

 

部屋に入ってから数分後、とりあえず荷物整理とかは全部終えたので自分の目的をまずは達成させに行こうかと思う。

 

麟「部屋の鍵は閉めてと…(ペタッ)伝言の張り紙ヨシ!んじゃ行きますかね」 トテトテ

 

張り紙には

 

 

〖御用がある方は永遠亭メンバーの部屋まで〗

 

 

と書かれていた。

 

 

~永遠亭メンバーの部屋~

 

 

コンコンッ

 

永「はーい?」

 

<華月でーす

 

永「どうぞ〜?」

 

ガチャ

 

麟「お邪魔しまーす」

 

てゐ「あ、お兄さんだ」

 

輝「あら麟♪」

 

鈴「麟さん?」

 

慧「おや珍しい」

 

妹「なーんでお前がこの部屋に?」

 

麟「永琳さんにお願いがあるんじゃい」

 

永「私?」

 

麟「うん。およ?豊姫さん達もいたんだ」

 

豊「はぁい♪」

 

レイ「どうも!」

 

依「あ、師匠!」

 

 

永・鈴・輝・て・妹・慧

『師匠!?』

 

 

麟「おいっす〜」

・普通に返答

 

 

永「も、もしかして手紙の内容に書いてあった、〖新しい師匠〗って…麟の事だったの!?」

 

依「はい!私の新しい師匠です!」

 

鈴「えぇぇぇぇぇっ!?」

 

輝「あの地上嫌いで有名な月の民が、地上の民を師匠に…!?」

 

てゐ「きっと明日は大雪が地上で降るね…」

 

依姫のとんでも発言に部屋の中はザワザワ

 

妹「というか…どんな成り行きで麟を師匠にしようとか思ったんだよ…」

 

レイ「依姫様が麟さんに敗北して…彼に依姫様が惹かれたんでしたっけ?」

 

慧「つまりは…一目惚れか!?」

 

依「ち、違いますよ!?///師匠の持つ神力を私も学びたいと思っただけで、一目惚れなんかではありません!///」

 

依姫は必死に誤解を解こうとするが

 

豊「とか言って、本当は彼自身に惹かれたんじゃないの〜?」 ニヤニヤ

 

依「お、お姉様…!?///」

 

豊姫が依姫を茶化す。

 

永「ま、まぁ…元・月の民として言える事は、依姫自身が彼を認めているならそれでいいんじゃないかしら…?」

 

輝「私もそう思うわ」

 

妹「私も麟の力に一目惚れしたからな」

 

外野は様々な意見を出すが

 

依「本当に違うんですってばぁぁぁっ!!///」

 

依姫は一目惚れなんかではないと否定した。

 

 

あれ?なんか目的忘れかけてないかな?

 

 

 

 

~本題に移りましょう~

 

 

麟「と、いうことでありまして…」

 

永「なるほど、身体が逆行してしまった理由を調べて欲しいのね?」

 

麟「そうです」

 

本当は俺の身体が子供の姿にまで戻ってしまった原因を永琳さんに調べて欲しかったんだった…。依姫の師匠騒動で本来の目的を忘れかけていた…。話が脱線し過ぎたな。

 

永「心当たりがある内容を紙に出来るだけ書き記してちょうだい?」 スッ…

 

麟「はーい」 カキカキ

 

永琳さんから渡された紙に、俺は出来るだけ思いつく理由を書き記した。

 

麟「(カキカキ)っと…このくらいかな?」

 

永「どれどれ…?(ペラッ)ふむふむ…なるほどね」

 

麟「ど、どうかな…?」

 

永「そうねぇ…恐らくだけど…」

 

果たして永琳さんからどんな答えが導き出される…!?

 

麟(ドキドキ!)

 

永「力の使いすぎね」 スパッ

 

麟「(ズコッ!!)や、やっぱり…?」

 

なんとなく予想してた答えが出てきちゃった☆

 

永「無理な力の使い過ぎが身体に悪影響を及ぼしたのでしょうね。恐らく、今の貴方はどの形態にも変身出来ないほどエネルギーが枯渇してるわ」

 

麟「ど、どのくらいで戻りそうかな…?」

 

俺は恐る恐る戻るまでの期間を聞いてみた…

 

永「長くて1ヶ月ね」

 

麟「1ヶ月!?」

 

はい終わった〜、1ヶ月もこの姿で生活しなきゃならないのかい!

 

永「それだけ、貴方が普段身に付けている力が膨大という事よ」

 

色々衝撃の事実すぎる…。

 

麟「えー…1ヶ月もこの姿かぁ…。ごめんな依姫、1ヶ月間はお前と修行出来そうにないや…」

 

依「き、気にしないでください師匠…!たった1ヶ月間ゆっくりしていれば元に戻れるのでしたら、まだ運が良いではありません!」

 

依姫が優しい…こんな俺を慰めてくれるなんて。

 

妹「修行?どういう事だ?」

 

麟「依姫が俺みたいに神の力を纏えるにはどうしたらいいかって質問してきたから、俺なりの修行を一緒にしようかと思ってたのよ。…けど俺のトラブルでその計画もおじゃんだけどね」

 

輝「1ヶ月はこの可愛い姿を拝めるのかぁ…♡」 ジーッ…

 

麟(ゾクゾクゥッ…!!)

 

な、なんだか嫌な視線を感じる…キノセイダトオモイタイ。

 

永「とりあえず、1ヶ月は安静に休む事!いいわね?」

 

麟「俺さぁ…1ヶ月も安静に出来ると思う?」

 

鈴「え、逆にどうして安静に出来ないと思うんですか?」

 

麟「お前んとこの姫様を見りゃ分かる」

・後ろに指さす

 

てゐ「姫様が何…?(チラッ)…!? …鈴仙、姫様の顔見て…!」

 

鈴「姫様の顔?(チラッ)…うわっ!?」

 

 

輝「ふふふふふふ…♡」 キラーンッ

 

 

輝夜が物凄いわっっるい顔で麟を見つめていた。

 

 

妹「ふふふふふふ…♡」 キラーンッ

 

 

そして妹紅も輝夜のような顔で麟をロックオンしている。

 

麟「幻想郷の半分以上はこんな奴ばっかりだから、無理じゃね?」

 

永「そ、その時は頼れそうな相手を探して…」

 

麟「もう最悪はそうする。逆に1日くらい一緒に居てくれれば満足!ってんだったらそっちに行く…かな?」

 

要は火薬が爆発する前に俺が蓋をしに赴くというわけだ。

 

1ヶ月間、色んな場所に寝泊まりしなければならないのが盲点だけど。

 

輝「1日と言わずに1ヶ月間永遠亭に住みなさいよ♪」

 

麟「それをしたら幻想郷中から獣達が永遠亭に迫り来る事になるけど?」

 

鈴「皆が麟さんを求めて永遠亭に…(モクモク)…絶ッ対にそれだけはダメですね、永遠亭の活動に大きな支障が出るんで」

 

 

 

鈴仙はもしもの出来事を想像し、その危険度を改めて認識したようだ。

 

 

 

麟「はぁ…宴会が終わったら、何事も無く平和な1ヶ月を過ごせたらいいけど…絶対無理だよねぇ」

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