華月麟の幻想記   作:華月麟

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宴会の始まりだぁ!

ガチャ

 

麟「お邪魔しました~」

 

バタンッ

 

無事、自分の身体に何が起こっているかの診察を終えたので、俺は永遠亭メンバーの部屋を後にした。

 

麟「ふぃ~」

 

正「よう麟」

 

麟「せ、正邪!?」

 

部屋を出ると、すぐ横で正邪が廊下の壁に寄りかかっていた。てか、お前も今回の宴会に呼ばれてたんだね?俺はびっくりだよ。

 

正「そんなに驚かなくても良いだろ…で?永琳からはなんて言われたんだ?」

 

麟「えっと…力の使い過ぎで身体が小さくなったんじゃないかだってさ。…まあ、ほぼ予想通りの結果だったな」

 

正「へぇ、それは滑稽だことで」

 

麟「なんとでも言え。で…話は変わるんだけどさ、お前も今回の宴会に呼ばれたんだね?」

 

正「…ちげぇよ!いきなり隠岐奈が私の前に現れたかと思えばただ一言『お前も宴会に呼べば面白い事が起きそうだ』って吐いた直後に ガチャ いきなり足元に出現した扉が開いてここまで転送されたんだっつーの!」

 

麟「それは災難だったな…」

 

つまりは隠岐奈の奴に有無の一つも言わせてもらえずに天界まで強制転送されたという事ね…。

 

正「あの野郎…ぜってぇにいつか仕返ししてやる…!」 ゴゴゴゴゴゴゴゴ…

 

麟「気持ちは分からなくないけど、また面倒事は起こすなよ?またデカい異変を起こしたら、今度こそお前は始末されるんだから」

 

正「へっ…分かってらぁ…♪」 ニヘェ…

 

麟に心配されて、どこか嬉しそうな天邪鬼…この反応を見る辺り、彼女も変わり始めているのだろう。

 

正「あ、忘れてた、そろそろ宴会が始まるからお前らを呼べって八雲紫から頼まれてたんだった」

 

麟「あ、そうなんか?んじゃついでに永遠亭メンバーにも伝えとくか」

 

 

 

~伝達完了!~

 

 

 

麟「よし、伝えといたぞ」

 

正「んじゃ、うちらは宴会場に行きますかね?」

 

麟「だな」

 

正「じゃあ…ほれ」 スッ…

・手を差し出す

 

麟「…え、何この手」

 

正「場所、どこだか分かんねぇだろ?だから…」

 

麟「手を繋げと?」

 

正「…嫌ならいいんだぞ?お前が宴会場の場所を分からずに彷徨う姿も滑稽だから見てみたいしな」

 

麟「分かった分かった…お言葉に甘えさせてもらいますよ…」 ギュッ…

・優しく握る

 

正「うし、んじゃ行くぞ」

 

麟「お~!」

 

 

~少年少女、移動中~

 

麟(トテトテ)

 

正「(ジーッ)…♡」

(可愛いな…チビ姿のこいつ…♡)

 

 

 

 

正邪に手を引かれるがまま、俺と正邪は宴会場まで移動した。

 

 

 

~会場到着、宴会開始だ!~

 

 

 

隠「さて…今回、君達に天界へ来てもらったのは他でもない、麟君が無事に月から帰還した事の祝砲。そして、麟君のおかげで長年犬猿の仲であった月の民達との和解を祝う為である!何故天界でその宴会をするのかというと、麟君が『久しぶりに天界で遊びたい』という要望があった為だ」

 

 

隠岐奈が宴会の幹事を率先してやってくれるのは嬉しいのだが…

 

紫「隠岐奈、前振りはそこまでにして早く始めましょうよ?」

 

隠「ええ…?まだ色々と話は終わってないんだぞ?」

 

霊「長いのよ、あんたの話は…」

 

前振りが長すぎて皆がしびれを切らしてきていた。早く呑みたいもんね?

 

隠「仕方ない…ここれで切り上げるとするか。さあさあ皆の者、飲み物を持ってくれたまえ」

 

 

全員(スッ)

 

 

隠岐奈の一言で、全員がジョッキやらグラスやらを持ち上げた。

 

隠「それでは…」

 

 

 

 

「「乾杯!!!」」

 

 

 

 

全員『『乾杯!!』』

 

 

 

 

 

 

そしてその掛け声と共に、宴会が始まったのだ。

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