幽香「はい麟、アイスミントティーよ♪」 スッ
麟「わーい、ありがとー♪(ゴクッ)ひゃーっ!?結構スースーするぅ!!」
幽香「あら…少しミントを入れすぎてしまったかしら…?」
麟「(ニパッ)そんな事ないよ、全然俺は飲めるもん♪」
幽香「そう?(ホッ…)それなら良かったわ♪」
火照った身体にミントティーの清々しさが染み渡る…。今ならチルノの氷技が使えそうw
早「くうっ…火照った身体に、アイスミントティーが沁みるぅ….!」
麟「ビールかよ」
幽香「依姫さん、貴女もミントティーをどうぞ」
依「あ、ありがとうございます(ゴクッ)お、美味しい…!甘さの中に鋭くもキツ過ぎない清々しさを感じます…!」
幽香「その反応だと…月って紅茶とかも無いのかしら?」
依「えぇ…そもそもお茶という飲料系を知らないのですよ…」
アリス「…月ってどんな生活をしているの?」
幽香「…月ってつまらない場所ね」
依「あはは…我々月の民はその生活が当たり前ですので…。しかし…地上にはこんなにも美味な飲み物や食べ物で溢れている、少しでも月の民達にも味わってもらいたいものです」
ザッザッ…
豊「(チラッ)ふふっ…変わったわね依姫」
豊姫が砂浜を歩いていると、ミントティーを味わっている依姫の姿が見え、そしてミントティーを味わった感想等も聞こえていた。
豊姫は依姫に少し驚愕していた。昔の依姫からでは絶対に言わないであろう発言が飛び出してきたからだ。依姫は麟達との出会いをきっかけに、少しずつでも月と地上が共に歩む未来を望んでいるのだろう。
依「あ、お姉様!」 フリフリ
豊「ふふっ」 フリフリ
依「お姉様もこのミントティーという飲み物を飲んでみてください!びっくりしますから」
ザッザッ
豊「依姫がそこまで言うなら飲んでみようかしら?」
幽香「はいどうぞ♪」 スッ
豊「ありがとうございます♪(カチャッ)あら、随分と変わった色の水ね?透き通った緑色っぽいような…」
ザッザッ
レイ「あれ、豊姫様?…なんですかその透き通った緑色の液体」
豊「あらレイセン。これ、ミントティーっていう飲み物らしいわよ」
レイ「え…それが飲み物なんですか?」
本当に月は紅茶という文化も無いんだな…というか、お茶という文化も存在しないのか…。
幽香「はい、そちらの兎さんもどうぞ♪」
レイ「あ、ありがとうございます…。(クンクン…)うぐ…!?なんか鼻に突き刺さるような匂いがしますけど…これ飲んでも大丈夫なんですよね?!」
幽香「まるで毒みたいな言い方をするわね…」
麟「四の五の言ってねぇで飲めっての…。毒じゃねぇんだからよ」
レイ「…は、はい」 ビクビク
ファーストインパクトがよろしくなかったのだろうか、レイセンが怯えてらァ…。
豊「えいっ…!」 ゴクッ!!
レイ・麟・依(い、いったぁぁぁっ!!)
先陣切って豊姫さんが飲んだ!果たして感想は如何に?
豊(ゴクッゴクッゴクッ…)
アリス「あらあら…まさかの一気飲み?」
妖・幽々・早「「それイッキ、イッキ、それイッキ!」」
麟「だからビールかよって」
豊「ぷはっ…」
まさかの完飲。すげぇな?初めて飲む飲み物を完飲とは!
レイ「と、豊姫様…?」
豊「く〜っ…!この暑いシチュエーションで飲むには最高の飲み物ね!とても清々しくて、身体がひんやりした気がするわ!」
どうやら好印象を持ったっぽい。
レイ「じゃ、じゃあ…私も!」 グイッ!!
妖「おっ!いきましたよ!」
レイ「ぷはっ…スースーするっ!!!」
幽々「あらら…?」
妖「この反応は…?」
レイ「ごめんなさい!私、これは苦手です!」
幽香(ガーンッ!!)
妖・幽々「「ですよね〜」」
幽香さんがショックを受けてるぅっ!?
麟「ゆ、幽香さん…?」
幽香「こ、子供には早かったようね…グフッ」
ダメだ、大ダメージを精神的に貰ってやがる!
豊「レイセンにはこの味の良さが分からないのね…」
依「まだまだ未熟だな」
レイ「うぐっ…!?」
麟「そうやって批判すんな、人には人の好みがあるんだから」
「そうよ、人にはそれぞれの好みがあるのよ」 ザッザッ
幽香「あら…」
麟「おやおや、何しに来たの?」
「咲夜」
咲「ふふっちょっとね♪」
レミリア達と遊んでいたはずの咲夜が、何故か俺達の所に来ていた。どうしたのだろうか?
麟「咲夜も幽香さんのミントティーを飲みに来たんか?」
咲「いいえ、貴方に私の淹れた紅茶を飲んで欲しくて来たのよ」
麟「咲夜の淹れてくれた紅茶を?」
幽香「あら…それは私へ対する宣戦布告かしら?」 ゴゴゴゴゴ…
咲「ふふっ、この前の敗北があまりにも悔しかったものだから…」 ゴゴゴゴゴ…
幽香・咲「「ふふふふふふふふ…」」 ゴゴゴゴゴ…
麟(ブルルッ…!!)
な、なんだろう…急に寒気がしてきたぞ…?
アリス「…なんか空気が張り詰めてるような」
妖「なんならアイスミントティーが氷の如く冷たいのですが?」
幽々「スイカがより冷たくなった気がするわ♪美味しい〜♪」
幽々子さんだけは呑気だねぇ…?
麟「で、結局の所…今回咲夜が飲ませてくれる紅茶は何ティーなの?」
咲「この前、幽香が飲ませてくれたアップルティーよ」
麟「…相当根に持ってるな?」
咲「当たり前でしょ?物凄く悔しかったんだから…」
麟「まぁ期待してるね」
咲「(トクトクトク…)ふふっ、お気に召してくれるか不安だけどね」
麟「あ、ついでに月のレイセンの分もくれる?」
咲「かしこまりました♪」 パチッ♪
・ウィンク
急にメイド感出すじゃんこの人。あ、そもそもメイドでしたわこの人。
~紅茶standby~
レイ「(クンクン)さっきの飲み物は鋭い香りがしたのに、こっちの飲み物は甘い香りがする…?」
麟「ほへー?常温のアップルティーか」
咲「冷たい物を飲みすぎるとお腹を壊すわよ?」
麟「それもそっか。んじゃいただきまーす!」
レイ(ゴクッ…)
麟(ゴクッ…)
咲(ドキドキ…)
レイ「…美味しい!」
麟「いいね!」
咲「や、やったぁ…!」
レイ「ほのかに香るこの匂いが凄く良い…。しかもさっきの飲み物と違って甘めで飲みやすいです!」
麟「あの時の幽香さんが出したアップルティーに近いけど、どこか咲夜オリジナルの味も感じるな。これはこれで好きよ♪」
幽香「あら…私も頂こうかしら?」
咲「はいどうぞ♪」
幽香「(ゴクッ…)あら…凄く良いじゃない?今回は私の負けかしらね」
咲「ふふっ♪リベンジは成功ね!」
幽香「次は負けないわ♪」
咲「次も勝ってみせるわ!」
バチバチバチッ…!!
え、またいつか第3回紅茶評論会でも開くんすか?
豊「私もアップルティーとやらをくださる?」
依「私も飲んでみたいです!」
咲「ええ、どんどん飲んでちょうだい!」
ワイワイ♪
麟「あらら、ちょっとしたティータイムが始まっちゃったよ」