天界に訪れて5日間、少女達は無事に地上へ帰還した麟の祝砲に明け暮れた。ビーチで遊んだり、温泉を堪能したり、美味しい食事を皆で味わったり、10名ほどの変態は四季映姫・ヤマザナドゥ様にボコボコにされたり、たくさん楽しい事があった。
~6日目~
そして天界に訪れて6日目、ついに地上へ帰る時がやって来たのだが…
紫「魔理沙と勇儀が居ないんですけど!?」
そろそろ帰る時間だというのに、2名だけが姿を現さなかったのだ。
大体の察しはつく…
霊・パル「「昨日、飲みすぎたから起きれてないんでしょ」」
依「はぁ…だからあれほど飲みすぎだと忠告したのに…」
寝坊です☆
こ☆れ☆は☆ひ☆ど☆い☆
アリス「でも魔理沙って寝起きが一番機嫌の悪いタイミングだから起こしに行きたくないのよね…」
ヤマメ「勇儀姐さんも、お酒が抜けてる素面の時が一番危ないんだよね…」
魔理沙と勇儀をよく知る者達は、その寝起きの酷さをもよく知っている為、起こしに行くのをオブラートに包みながら拒否しているのが発言からにじみ出ている。
麟「う~ん…じゃあ、俺が起こしに行こうか?」
皆『どうぞどうぞ』
麟「…満場一致すか」
この始末☆
はてさてどうなる事やら…
霊「(ピコーンッ!)麟、ちょっと提案があるんだけど」
麟「提案?」
霊「魔理沙を起こす時に耳元で…」 ゴニョゴニョ…
麟「うん、うん…はぁ!?俺にそんな事を魔理沙を起こす時に言えと!?」
霊「あいつなら飛び起きるだろうし、今の姿なら尚更ウェルカムでしょ」
麟「た、確かに今の姿だからそのセリフが言えるんだけどさぁ…」
霊「てことで任したわ!」 グッ!!
麟「グッ!! じゃねぇよ!」
霊夢はとある悪魔的目覚ましの方法を思いつき、麟にそれを提案させた。どうやら今のショタ麟だからこそ出来る起こし方らしい。
~魔法の森メンバーの部屋~
ギィィ…
麟「お邪魔しま~す…」
麟はまず最初に魔理沙の元へ
魔「くかー…すぴー…」
麟「…寝相は良いけど、寝息は乙女のかけらもねぇな」
スタスタ
スクッ
麟「(ユサユサ)魔理沙、もう帰る時間だから起きて」
魔「う~ん…あと5世紀くらい寝かせて…」
麟「お前は永眠したいのか?(ユサユサ)ほら起きろって…」
魔「う~ん…Zzz…」
起きる気配が1ミリも感じられない。
麟「はぁ…霊夢から提案されたやり方だけは使いたくなかったのに…。も~!」 スッ…
このまま身体を揺らして起こそうとしても起きないのは分かり切っているので、麟は霊夢から提案された最終手段を使う為に魔理沙の耳元へ。
麟「…こんなセリフを吐いたら色々と失いそうだなぁ…(スー…ハー…)よし、覚悟を決めるぞ俺!」
さぁ、麟は耳元でなんと言うのか!?
「起きて、魔理沙お姉ちゃん…」
魔(カッ!!)
麟「おっ?」
麟が魔理沙の耳元で囁いた瞬間、魔理沙の目が勢いよく開いた。お目覚めか?
魔「…あ」
麟「…あ?」
「「あぁぁぁあぁぁぁあああぁぁぁぁぁぁああぁっ!!!!?♡」」
言葉にならない感情が沸いたのだろうか?魔理沙が突然叫び声を上げた。
<ああぁぁぁぁぁぁああぁ…
霊「あ、魔理沙が起きたわ」
その叫び声は旅館の外にまで響き渡った。
~魔理沙起床!~
魔「はぁ…はぁ…はぁ…♡」
麟「だ、大丈夫…?」
魔「(キリッ☆)大丈夫だ、問題ない」 ポタポタ
麟「鼻血鼻血!!」
起きたのは良いのだが、どうやら重症みたいだ。
さぁ、もう1人のお寝坊様を起こしに行こう!
~地底メンバーの部屋~
ギィィ…
麟「(チラッ)勇儀~…?」
勇「ぐが~っ…」
麟「ひっどいな…」
勇儀の寝相は魔理沙の比ではなかった…。浴衣ははだけ、見えてはいけない果実達がノープライバシーで晒されている。普通の男なら寝ている間に襲ってしまおうというシチュエーションだが…
麟「とりあえずは浴衣を直しましょうかね?」 マキマキ
そう、この男にはそんな欲望は一切ないのである!勇儀が風邪をひかないようにと気を利かせて、勇儀の浴衣を直す始末である。
麟「浴衣はヨシ!さて、起こしましょうか。(ユサユサ)勇儀、もう帰る時間だから起きて?皆待ってるよ~」
勇「う~ん…酒を持ってこぉい…ウヘヘヘ…」
麟「…夢の中でも宴会ですか?そりゃ楽しそうだこって。(ユサユサ)起きろ~」
勇「宴会の邪魔をするなら容赦しないよぉ…」 パキッポキッ
勇儀は寝ぼけながら手の骨を鳴らしている…凄いな?
麟「なんだか、命の危険を感じる…だからパルスィは勇儀を起こしたくないのね?」
下手に勇儀の身体を揺さぶれば、次に勇儀から何が飛んで来るか分からない…さあどうしましょ?
勇「(ポリポリ)う~ん…Zzz…」
麟「…おっさんか」
腹を掻きながら寝る姿は中年のおっさんそのもの。
麟「…勇儀もこの作戦でいきますか…」 スッ…
早く起こさないと皆がブチギレるので、麟は足早に作戦実行体制へ。
麟「(スー…ハー…)…よし!」
「起きて勇儀姐、朝だよ…」
耳元でそう囁いた瞬間だった
勇(カッ!!)
「「エンダァァァァァァァァァァァァイヤァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!♡」」
勇儀は目覚めると同時に摩訶不思議な叫び声を上げた。
~全員集合!~
魔「…」 ポタポタ
勇「…」 ボタボタ
皆『…ええ?』
やっと起床した2人が鼻血を出しながら現れたもんだから、全員驚きと困惑が隠せない。
麟「(スタスタ)はいはい、2人を起こしてきたよ~」
隠「えっと麟君…君はあの2人をどうやって起こしたんだい…?」
麟「2人に聞けば分かるよ」
隠「そ、そうかい…?」
藍「お、お前達…麟にナニをされたんだ…?」
魔・勇「「(クワッ!!)耳が幸せ!耳が孕む!!!」」
映「…なんて?」
支離滅裂な発言、どうやら大いに掛かっているようです。
~さて、帰りましょう~
ブ・ン
紫「さあ皆、地上へ帰るわよ。でも地上はまだ冬だから防寒着を忘れずにね?」
皆『はーいっ』
麟「ガルムさん、今回はまあまあお世話になりました!」
ガ『うむ!完全復活をしたら、また天界に遊びに来るといい!』
麟「はい!」
依「師匠、私達も地上へ戻りましょう」
麟「あいよ~。天子、また地上においでよ?どっかの貧乏神も連れてさ」
天「うむ!また博麗神社にお邪魔させてもらうわ!」
紫苑「わ、私も今度天人様と一緒に…」
麟「楽しみに待ってるね~!」
衣「お気を付けて~!」
天子達と別れの挨拶を交わし、俺達は地上へと帰った。
~幻想郷~
ヒュゥゥゥゥ…
早「(ブルブルブル…)さ、寒いぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ…!」
妖「天界と地上でこんなに季節の差があるなんて…」
天界では夏の季節だったが、やはり地上では冬の季節がまだ漂っている。
隠「それでは皆の者、今回はこれにて解散!自分達の家に戻るといい!」
ガチャ
そう言うと隠岐奈は皆の家に繋がっている扉たちを開いた。
皆は口々に宴会の思い出話を語りながら扉の向こうへと歩みを進めていった。
豊「私達も月に帰りましょうか」
依「そうですねお姉様」
レイ「楽しかったなぁ♪」 ルンルン
月のメンバーも月へ帰るようだ。
麟「依姫、今度会う時は元の姿に戻っているはずだから…期待しといてくれよ?」
依「はい!その時は是非とも修行を私につけてください!」
麟「もちろん!ただ…月の事はないがしろにするなよ?月はお前の帰る場所なんだからな」
依「はい!」
豊「あ、麟」
麟「はいはい?」
豊「貴方に渡しそびれていた物があったのよ」
麟「俺に?なんだろ」
豊「(スッ)はい、約束してた月への転送装置♪」
豊姫さんは、俺に小さなボタン?のような道具をくれた。どうやらこれが月への転送装置らしい。
麟「わぁ…ありがとう!」
豊「ふふっ♪貴方に作ってあげるって約束したから、特別に作ってあげたわよ♪」
麟「わ~い♪」
霊「あれ…私達には?」
豊「貴女達とはそんな口約束はしていないわ!」
魔「私達には無いのかよ~!?」
麟(当たり前だろ…)
そう言葉に出そうになったが、可哀想なので言葉に出すのを控えた。
依「それでは師匠、また1か月後に!」
麟「おうよ!それまではお互いにのんびりとしようぜ」
依「あはは…そうしたいのは山々ですが、前回の件で色々とやらなくてはならない事が私達にはたくさんありますので…」
麟「前回の件?」
豊「依姫が貴方の弟子になるって話、あんまり受け入れられていないのよ」
麟「あー…ね」
豊「まあ、その辺の話は徐々に認めさせていくから問題ないわ♪」
麟「頑張ってくださいな!」
豊「ええ♪あと…貴方にもう1つだけプレゼント…」
麟「もう1個プレゼント?」
豊「ふふ…」 スッ
豊姫は麟の顔の高さまでしゃがみ
chu♡
麟「…ん!?」
豊「うふふ♪」
麟のおでこにプレゼントを与えた。
依「ちょっとお姉様!?///」
レイ「はわわわわっ…///」
霊「ちょっと豊姫、麟に何してんのよ!?」
豊「私達に新しい景色を見せてくれたお礼よ♪」
麟「あ、ありがとう…?」
素直に受け取った方が良いのか分からん…!
豊「それじゃ、バイバ~イ♪」
依「ま、また1か月後にきましゅ!///」
レイ「こ、今回はありがとうございました!///」
ブゥン…
お別れの挨拶を雑に終えた豊姫さんは、逃げるように博麗神社を2人と後にした。せわしなかったなぁ…。
魔「あの野郎…とんでもない事だけして帰りやがった…」
霊「綿月豊姫…危険な女ね…」
麟「…(汗)」
いや、お前達も十分危険人物なんだけど?と、麟はその言葉を2人に言おうとしたが…これも胸の内に引っ込めておいた。
だって、その発言をした後…何されるか分かんないしね?
ちなみに、この起こし方の元ネタはゆっくり茶番王様ゲームからの引用です。