華月麟の幻想記   作:華月麟

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地霊殿主の妹

現れたのは深紅の髪を霊烏路空(れいうじうつほ)三つ編みにし、瞳の色は赤。頭には黒いネコ耳が生えているが、人間同様側頭部にも人の耳が付いている人型の姿になっていたお燐と

 

癖毛気味な長い黒髪に緑の大きなリボンをつけていて、烏らしい真っ黒な翼には、上から白いマントをかけている人型の姿になっていたお空が目の前にいた。

 

お燐「え、えーと火焔猫燐(かえんびょうりん)だよ。お兄さんはもう知ってると思うけど皆からはお燐って呼ばれているよ」

 

お空「私は!お空って呼ばれてるよ!」

 

麟「俺は華月麟。よろしくね」

 

お互い、ちゃんと自己紹介しあった。

 

お空「あの人もりんって言うんだぁ!ややこしいね!」

 

お燐「あたいはお燐って呼ばれてるから別にややこしくないだろう!?」

 

さ「麟さん、一つ質問いいでしょうか」

 

麟「いいけど…なんだ?」

 

さ「私のペット達の名前をしている理由を教えてください。貴方は初めてここに来るはずなのに何故か名前を知っていたと2人が騒いでいましたから」

 

麟「あー…実はここに来る途中、ずっと誰かがついてきてる気がしてね。しかも2人の名前を言うもんだから自己紹介前に知る事が出来たんだ…」

 

さ「…女の子の声でした?」

 

麟「そうそう!幼そうな声してたな」

 

お燐「もしかしてだけど…」

 

お空「こいし様かな?でも姿見てないんだよね」

 

麟「…もしかして知っているのか?」

 

さ「古明地こいし…私の妹です。こいしも私と同じ覚妖怪なのですが…」

 

麟「…何か厄介な事でも?」

 

さ「こいしの能力は〖無意識を操る程度の能力〗という能力で、その名の通り私達の無意識を操って認識出来ないようになるんです…しかも本人が意識してなくても能力が発動してしまって…」

 

麟「原因とかは?」

 

さ「私達、覚妖怪は常に相手の心が読めてしまうんです。こいしはそれを嫌って自らサードアイを閉じて、その代わりに今の能力を獲得しました… それだけならよかったのですが、サードアイと一緒に心も閉じてしまって私の能力も使えずに今どこにいるのかも追えないんです…」

 

どうやら、さとりの妹のこいしもかなりの訳アリな妖怪なのかもしれない。

 

麟「なら…俺がやる事は一つだ」

 

さ「…え?」

 

麟「探し出してやるよ、俺がな」

 

お燐「聞いてなかったのかい?無意識を操っているから見つけられないんだよ」

 

お空「そうだよぉ?私達でも見つけられないのに」

 

麟「まあ見てろって…フウ」

 

お燐・お空・さ

『???』

 

麟「…!そこか」

・こいしの場所を特定する

 

さ「見つけたんですか!?どこにいるんですか?!」

 

麟「…俺の後ろにいるよ」 クルッ 

 

 

ナデナデ

 

 

こいし

「あ、見つかった~♪」

 

お燐「こいし様を…!?」 

 

お空「見つけた…!?」

 

さ「こいし!(ダキッ)今までどこにいたの!?ずっと心配してたのよ?!」

 

こ「えへへ、ごめんなさ~い。それにしてもお兄さん凄いね。私が見えてたの?」

 

麟「いや、ここに来た時からずっとなんとなくの気配は感じてたんだ。 あ、自己紹介をしてなかったね。華月麟だ、よろしく」

 

こ「私は古明地こいしだよ~お兄さんすご~い♪」 パチパチ

 

 

こうして俺はさとりの妹であるこいしを見つけることに成功した。

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