霊「はぁ…びっくりした…」
依「まったく…久しぶりに来たというのに酷い扱いだな…」
霊「月の連中がまさか地上にまた来るなんて思ってもみなかったのよ!」
依「そ、そんなに珍しい事かしら…?」
霊「ええ!紫がこの事を知ったら、真っ先にあんたを送り返そうとするでしょうね!」
依「失礼な!?私はただ、師匠に会いに来ただけよ!」
霊「はぁ…師匠?あんたの師匠って誰の事だっけ…?」
2ヶ月も経っているからなのか、それともただ単に霊夢の記憶力が悪いだけなのか、依姫の師匠が誰なのかさっぱりの霊夢である。
あうん「まあまあ、ここまで来るのに疲れでしょうから、お茶でも飲んでください!」 スッ
あうんは気を利かせて、依姫にお茶を差し出した。
依「あら、ありがとう」 ゴクッ
あ「霊夢さんもどうぞ」
霊「ありがとう、あうん」
スーッ…
・襖が開く
針「(シパシパ…)んん~…おはよう霊夢、あうん…」
霊「あら、おはよう針妙丸」
あ「針妙丸さん、おはようございます!」
依「おはよう、針妙丸」
針「おはよぉ~…(シパシパ)…ん!?(パチクリ)なんでお月様の姫様がここに居るの!?」 ギョッ!
本来いないはずの人物が神社に居る事があまりにも衝撃的で、流石の針妙丸も眠気がぶっ飛んで目が覚めたようだ。
依「ふふっ♪ちょっと地上に用事があって来たのよ。今日、師匠はここにはいらっしゃらないのかしら…?」
針「師匠…?師匠って誰の事?」
依「あ…貴方には話していなかったかしら?私の師匠の名前は〖華月麟〗、普段は博麗神社に居ると聞いたからここへ来たのだけど…」
あ「へ~、依姫さんの師匠って麟さんだったんですね?」
依「ええ♪」
針「ほへ~…麟が月の姫様の師匠かぁ…。そういえば霊夢、依姫さんに言われるまで気が付かなかったけど…麟って神社に居ないの?」
霊「麟?そういえば、置手紙で〖守矢神社に行ってる〗って書いてあったわよ」
針「守矢神社?な~んでまたそんなとこにまで…?」
依「守矢神社…?幻想郷って2つも神社があるのね」
霊「守矢神社の方が後に幻想入りしたんだけどね」
依「なるほど。で、その守矢神社という神社は地上のどこにあるのかしら?」
霊「守矢神社は、妖怪の山のてっぺんにあるわよ」
依「妖怪の山とは…どこだ…?」
霊「あ、そっか…あんたが地上に来るのってまだこれが2回目だから分かるはずも無いわよね…。私が妖怪の山まで案内してあげるわよ」
依「本当か!?それはとても助かる!」
霊「決まりね。針妙丸、あうん、私が居ない間は神社の事をよろしく頼むわよ?」
針「は~い!」
あ「お任せください!」
霊「それじゃあ依姫、行くわよ」
依「ええ、よろしく頼むわ」
依姫は、自身の師匠に会う為に妖怪の山まで霊夢と一緒に向かった。
そして…
?(依姫様は、あの巫女と一緒にどこかへ行くようね…。私も後を着けなくては…!) サササッ…
招かれざる客も、2人の後を追うように妖怪の山へ。
~妖怪の山~
霊「到着、ここが妖怪の山よ」
依「…とてもこの山の頂上に、守矢神社とやらがあるようには思えないのだが…?」
霊「私は少しも噓はついていないわよ?ほら、後はそこの犬っころに案内してもらいなさい」
椛「し、失礼でね貴女という人は…!!私は犬じゃなくて白狼です!」
霊「椛、お手!」
椛「わん!(PON☆)…はっ!?」
霊「やっぱり犬じゃない」
椛「ち、違うんですってばぁぁぁぁぁぁっ…!!///」
依「…(汗)」
椛「はっ…!?た、大変失礼いたしました…///私の名前は犬走椛、妖怪の山見守る白狼天狗です。もちろん、守矢神社にまで参拝する方達の案内役も務めています。本日は綿月依姫様が守矢神社に用があるという事を霊夢さんから伺っているのですが…」
依「はい、守矢神社に用があってここまで案内してもらいました」
椛「そうですか♪では、守矢神社前の階段までご案内しますので私について来てください♪」 スタスタ
依「はい!」 スタスタ
霊「気を付けるのよ~」
依「ええ!霊夢もここまで案内してくれてありがとう!」
霊夢と依姫は、互いに挨拶を交わして別れた。
そして、もう1人は椛と依姫にバレないよう
?(サササッ…)
2人の後を追った、