ついに念願の会話という夢を叶える事が出来たサグメ。しかし、戦いの傷は全く癒えていなかったので大体1週間ほどの入院生活を送った。
~ついに退院!~
サ「八意様、今回は本当にお世話になりました!」 ペコリ
永「ふふっ♪サグメは元気になって能力も制御できるようになった、そして麟達と和解する事も出来た、まさにハッピーエンドといったところかしら?」
麟「ははっ、確かに言えてるかも」
依「これからどうするおつもりで?師匠」
麟「とりあえずは人里に行こう。なんか食おうぜ?」
サ「…入院食は味気が無かったですから、味の濃い物が食べたいです…」
そう…病人の入院食ってのは本当に味気が無いのだ。患者の為を思って作られているから文句は言えないんですけどねぇ…。
永「味の濃い物ね…。麟、サグメに味の濃い食べ物は食べさせても良いけど、なるべく控えめにしてちょうだい?病み上がりに味の濃い食事は毒だから」
麟「もちろん、そこら辺は分かってますよ。んじゃ、行きますかね?」
依・サ「「はい!!」」
永「楽しむのよ~!」
という事で、俺達は人里で何か旨い物を食べに行く事にした。
…え?摩多羅隠岐奈が見当たらない?
…あいつは、自分の部下に攫われたよ…。
里「まったく…仕事をサボってどこに消えたかと思ったら…」
舞「まさか永遠亭に潜んでいたなんて。お師匠様は麟さんを見つけると仕事をすっぽかしてす~ぐそっちに行っちゃうんだから…」
ズリズリ
自分の部下に足を掴まれて引きずられる秘神…。
隠「…お前達…私の扱いが雑過ぎないかい?」
里・舞「「自業自得って知ってます?」」
隠「…ピェェェェェェェェェェェェェェェェッ!!」
…哀れ過ぎる。
一方、麟達はというと?
麟「…マジかよ?」
サ「依姫様、鈴仙、2人共大丈夫ですか!?」
パラパラ…
依「は、はい…」
鈴「な、なんとかってとこです…」
依姫と鈴仙がてゐお手製の落とし穴に引っかかっていた、しかも同じ穴の中に。
~数分前~
ガララッ
鈴「(サッサッサッ…)ん?あ、麟さん!もうお帰りですか?」
永遠亭の前を掃除中の鈴仙と遭遇。
麟「うん!サグメも無事に回復した事だし、一緒に人里にでも行こうかと思ってね」
鈴「そうですか!良ければ、私が人里まで案内しましょうか?」
依「ほう?この竹林は半端者が案内すると迷子になると聞いているけれど…鈴仙に案内出来るかしら?」
鈴「わ、私だって長年この竹林を行ったり来たりしてきましたもん!今では迷う事は無くなったので大丈夫です!」 ドヤァ
依「ふふ、ではお手並み拝見と行きましょうか?(スタスタ)案内して頂戴」
鈴「は、はい!」 スタスタ
麟「…依姫の奴、なんかめちゃくちゃ上司ぶってるな」
サ「一応、元・上司なんで…」
麟「あ、そうか」
と2人から目を離してサグメと会話をしていた時だった
スボォッ!!!
「「わーっ!?」」
麟・サ「「…ん?」」
何かが落ちる音と叫び声が聞こえた…しかも2人。
麟・サ(チラッ)
音の方向に視線を向けると…
デェェェェェェェェェンッ!!
でっけぇ落とし穴が出来ていて
依「いたたたた…」
鈴「て、てゐの奴…!」
2人がその穴に中にホールインワンしていたというわけだ。
サ「(バッ!!)鈴仙、手を伸ばして!」
鈴「(ガシッ!!)あ、ありがとうございます…!」
グイーッ
鈴仙はサグメに引っ張り出され無事に脱出。
麟「(スッ)依姫、手を伸ばせ」
依「(ガシッ!!)お、お手数をおかけします…師匠」
麟「気にすんな。一気に引っ張り出すからしっかり握ってろよ?」
依「は、はい…!」
麟「ふんっ!!」
グイッ!!
依「うわわ…!?」
ポーンッ!!!
思い切り引き上げられた依姫は宙を舞った。
鈴・サ「「わーっ!?依姫様が飛んだぁっ!!」」
依「うわわわ…!?」 ジタバタ
ピューンッ…
依姫はゆっくりと落下を開始!
依「わぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」
麟「はいはいはいはい」
ドスンッ!!
依「(パチパチ)…あれ?」
依姫は地面に叩きつけられる覚悟をしていたが、誰かが下で受け止めてくれたようだ。
麟「ふぅ…我ながらナイスキャッチだ」
もちろん、犯人は依姫の師匠・華月麟ですけどねぇ!
依「(ボフンッ!!///)し、師匠!?///」
麟「ん?どした」
依「は、早く降ろしてください!///」
麟「あいよ」
スタッ
依「お、お手数をおかけしました!!!///」
麟「気にすんな」
鈴「うちのいたずら兎が本当にすみません依姫様…。あとで私が責任持って始末しておきますので…!」
依「き、気にすることは無いわ…///」
依姫はまだお姫様抱っこの余韻に浸っている。
麟「よし!早く人里に行こう!」
そんな事は知らずに話を進めようとする女たらし。
鈴・サ「「お、おーっ!」」
依「お、おー…///」
恥ずかしすぎて色々と葛藤している依姫の声だけが全く聞こえなかった。