はてさて、玉兎達の地上へ移住した真相等も一通り聞けた事だしそろそろ本題に戻りましょうか。
麟「で、俺が注文した団子はまだ?」
鈴瑚「…あ、話に夢中で忘れてた」
麟「…そうだったな」
清蘭「た、ただいまお包みしますので…!…えっとぉ、何本ほどご購入予定で?」
麟「う~ん…とりあえず2人の玉兎がそれぞれの団子を作っているから、それぞれの団子は違う味が楽しめる訳だろ…?しかも種類も少しはある…どれにしたものか…」
鈴瑚「ちなみに私達はまだここで団子を売り始めてから日が浅い。この人里の人達がどんな団子を好んで食べてくれるのかがだんだん分かってきたら、味のレパートリーも増やしていく予定さ」
麟「それはまた困ったなぁ…ただでさえどれがいいか迷ってるのに…。2人はどの団子が良い?」
依「どれどれ…?うわぁ…結構迷いますね…」
サ「…お前達、本当に団子を売り出して日が浅いのか?その割にはレパートリーが少し豊富だぞ?」
清蘭「地上にある様々な種類のお団子達をが食べ歩きしながら2人で模索した結果ですかね…」
麟「それもそれで凄いな?」
と、彼らが2人の玉兎によって作られた美味しそうな団子に視線を奪われていた時だった
ザッ…ザッ…
純「さて…今日はお仕事も無い事ですし、何か食べにでも行きますか?」
そのすぐ近くを、月に仇なす仙霊・純狐と
ヘ「いいわね!でも、何にしようかしらぁ?♪」
ピ「私は甘い物が食べたいですご主人様、ご友人様!」
地獄の女神ヘカーティア・ラピスラズリ、地獄の妖精クラウンピースが歩いていた。
ヘ「あら、ピースは甘い物が食べたいの?だそうよ純狐」
純「甘味…何か手ごろな物はあるかしら…(キョロキョロ)…!(ジーッ…)んん…?」
何かすぐに食べられる甘味はないかと周りを見渡していた純狐が何かを発見した。それは…
麟「あ~!?(グシャグシャ!!)迷うぅぅぅっ…!!」
・どれも美味しそうで選べない
依「本当にどれがいいかしら…」
サ「まさか2人が作った団子でこんなに迷う事になるとは…」
玉兎の団子屋で楽しそうに群がっている3人だった。
純「あれは我が息子…。そしてその隣に居るのは…月の…民…!?」
ダッ!!
ヘ「純狐!?」
ピ「ご友人様!?」
純狐は突然猛ダッシュした。純狐が向かっている方向は、3人が居る団子屋だった。しかも…
純(ゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!)
鬼の形相で向かっていた。
清蘭「そろそろ決まりそうですか?」
麟「とりあえず、俺はみたらし団子ときな粉団子を2本ずつ」
鈴瑚「毎度!」
依「私は笹団子と醬油団子を1本ずつ」
清蘭「かしこまりました!」
サ「6種類全部を1本ずつ」
鈴瑚「食いしん坊ですね?サグメ様」
サ「何か問題が?」
鈴瑚「いえいえ、毎度あり~♪」
そんな事はつゆ知らず、3人はのんびり団子を購入していた時だった
<ドドドドドドドドドドド…!!!
麟「うん…?なんか凄い轟音がするような…」
「「息子よぉぉぉぉぉぉっ!!」」 ガバッ!!
麟「いいっ…!?」
純(ダキッ!!)
清蘭「…えっ?!」
鈴瑚「んな…!?」
純「こんな所で会えるなんて!今日は良い日になりそうね!!」
麟「あはは…相変わらずだね?」
純狐は、麟を発見するやいなや思い切り抱きしめた。…まるで生き別れた息子と再会するかのように。
依「し、師匠!?…はっ!?お、お前は…」
サ「何故…お前が地上に居る…!?」
「「純狐!!」」
純「(ギロリ…)お前達は、綿月依姫に稀神サグメか…久しいな」 オォォォォォォォォォォォォォォッ…
依「っ…!」 ゾクッ…
サ「うっ…!」 ガクガク
清蘭「ひいぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!?なんであの仙霊がここに居るのぉ!?(泣)」
鈴瑚「んな事、私が知るか!?」
タッタッタッタッ…
へ「ちょっと純狐!いきなり走り出すなんてどうし……!?稀神サグメに綿月依姫!何故お前達が地上に!?」
ピ「あ、兄ちゃんやほ~♪」
麟「や、やほ~」
更にヘカーティアとクラウンピースが後からやって来た。
サ「ヘカーティア・ラピスラズリにクラウンピース…!?」
依「よりにもよってこんな場所で…!」
清蘭「ひぃっ!もうおしまいだぁ!」
鈴瑚「気が早いわ!」
バチバチバチィッ!!!
麟「あ~…なんかヤバい予感?」
現場は一触即発、いつ爆発してもおかしくない危険な状態に発展してしまった。
ご友人というワードである変態を思い浮かべてしまうのは何故だろうか?