華月麟の幻想記   作:華月麟

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ペット達とドタバタ入浴

麟「そういや、地底には温泉があるんだっけ?この前まで二日酔いで勇儀の家で寝泊まりしていたから温泉に入れていないんだよね」

 

お燐

「ブフゥッ!!?」

 

お空

「うにゅ!?」

 

さ「星熊勇儀の…」

 

こ「家で寝泊まり…!?」

 

なんでかは分からないけど皆からすごく驚かれた。

…お空はお燐に驚いたっぽいけど。

 

麟「まあ、そこはどうでもいいだろ?」

 

こ「どうでも…」

 

さ「よくは無いですが…まあいいです…」

 

麟(そういや、お燐とお空はお風呂に入っているのかな?そもそも妖怪達は人間みたいにお風呂に入るのか?)

 

さ「ええ、妖怪達によって変わると思いますが、基本は皆、ちゃんとお風呂に入りますよ」

 

…また心を読まれた。やはり、常に相手の思考が聞こえてくるんだろうな。

 

まあ…自分にはどうでもいいことだけど。

 

麟「とにかく温泉に行きたいなぁ…良い所知らない?」

 

さ「お燐、お空、いつも貴女達が行っているところに案内してあげたらどう?」

 

お燐「あそこですか?いいですね!分かりました!」

 

お空「お兄さんも一緒に温泉に入ろ~!!」 パタパタ

 

こ「私も!「ダメよこいし」え~!なんでよお姉ちゃんのケチ~!」

 

さ「久しぶりに帰って来たんだからお姉ちゃんとお話しましょう?」 ニコッ

 

こ「…!…うん!」

 

本当に…古明地姉妹もスカーレット姉妹も、お互いよく似ていると感じた。

 

お燐「さあ行くよー!」 トテテ

 

お空「待て―!」 パタパタ

 

麟「行ってきます」

 

さ・こ

「「行ってらっしゃい♪(!!)」」

 

 

~地底の温泉宿~

 

麟「おおお…ここがそうなの?」

 

お燐

「普段はここによく来ていて、忙しすぎる時は地霊殿の浴室を使ってるんだよ」

 

お空

「ね~♪」

 

麟「地霊殿にもあるんだ浴室は」

 

お燐

「あるんだけど…お空やあたいの羽根やら毛が詰まっちゃうから普段はこっちに来るようにしてるんだよ」

 

やっぱりペットのお風呂事情は幻想郷にもあるんだな。

それはそうと…かなり立派な宿だけど…

 

麟「他の妖怪達もここによく来たりするの?」

 

お空

「ここの温泉はすっごく気持ちいいから、温泉だけ入りに来る人もいるよ!」

 

麟「そりゃいい事を聞いた。じゃあ今度、地底に来たらまたここに来ようかな」

 

お燐

「はははっ♪それも悪くないかもね」

 

ガララ…

 

「お!いらっしゃいお燐にお空!それに後ろの奴は…」

 

お燐

「やあ大将!あ、この人は麟。この前…「あああああっ!」うにゃ…?」

 

「あんたが勇儀姐さんの旦那かい!」 

・ものすごいテンションで握手

 

お空

「お兄さんって有名人なの?」

 

麟「あー…大将さん…俺は別に勇儀とは結婚してないってこの前の宴会で話したんですけど…」

 

「あれま、そうだったっけ?まあなんにせよ、あんたみたいな人間が来てくれるなんてすごく光栄だよ!」

 

お燐

「どういう事か説明が欲しいんだけど…」

 

麟「あ、知らないの!?じゃあ説明しないと…」

 

~少年、説明中~

 

 

お燐・お空

「「ええええ~!?」」

 

そら驚くのも無理はない。人間が鬼に勝つなんて非常識な事が起きていたのだから。

 

お燐

「まさか地霊殿に来た目的は…勇儀に飽きたから、新しい獲物を探しに…!?」

 

麟「違うわ!!勇儀に地霊殿に挨拶しといたほうがいいからって挨拶をしに来ただけだわ!」

 

お空

「うにゅ?獲物?」

 

お空は相変わらず理解できていないご様子。

 

お燐

「あははっ!冗談だよ!」

 

麟「全く…」

 

「まあまあ、早くうちの温泉を楽しんでくれよ!」 バシバシ‼

 

思い切り背中を叩かれた…勇儀くらいには痛い。

 

麟「それじゃ、お言葉に甘えて」 スタスタ

 

お燐

「あたい達も行こうかお空」

 

お空

「おー!」

 

「ごゆっくり~!」

 

~脱衣所~

 

麟「(ヌギヌギ)ふう…幻想郷に来て、初めての温泉デビューだな。のんびり味わおう」

 

 

ガララ

 

 

扉を開けて先に進むと

 

 

麟「…え?」

 

 

お燐

「あ!来た来た!おーい!」 ブンブン

 

お空

「お兄さんこっちこっち~!」 ブンブン

 

…何故かお燐とお空が湯船に浸かっていた。

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