華月麟の幻想記   作:華月麟

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強すぎた闇

「「さぁかかってこい…フランドール・スカーレット!!!」」

 

 

フ「…(ドウッ!!)やあぁぁぁぁぁぁぁっ!!」 グアッ…!!

 

フランは真っ直ぐ突貫し、レーヴァテインを振りかざす。

 

麟「素直に真っ直ぐ突っ込むか、嫌いではない…だが…!」

 

フ「やぁっ!」 ブォン!!

 

麟(ニィッ…!!)

 

 

ガシィッ…!!

 

 

フ「(ギリギリ…!!)嘘…っ!?」

 

麟「お前の力はこの程度か?」 グググッ…

 

振りかざされたレーヴァテインは、なんと片手で止められてしまった。

 

フ「(グッ!! グッ!!)ぜ、全然動かない…!?」

 

フランは両手にめいっぱいの力を込めてレーヴァテインを振り下ろそうとするが、全く動く気配はなかった…。

 

麟「もっと俺を楽しませてみろ!!」 ブォン!!

 

フ「わぁっ!?」 ヒュゥゥゥン…!!

 

麟はレーヴァテインごと、フランを下へと投げ飛ばした。

 

麟「ふはははははっ!!!」

 

フ「くぅぅっ…!(ドンッ!!)このぉ…!」

 

麟「俺の愛おしい妹のパワーはこの程度か!?もう少しこの兄を楽しませてみろ!」

 

フ「後悔しないでよね!!」 ギャンッ!!!

 

ギュゥゥゥゥゥゥゥンッ!!

 

麟「まぁた素直に突っ込んでくるか…(ギンッ!!)ならば…攻撃はしないが、鍔迫り合いくらいはしてやるか!」

 

麟は、攻撃を受け流す為の刃を形成。

 

フ「(グアッ…!!)こんのぉ!!!」 ブォン!!

 

麟「ふはははははっ!!」 グアッ!!

 

ガキィィィィィィンッ!!

 

フ「くぅぅぅぅっ…!!」

 

麟「ははははははっ!!」

 

バチバチバチィッ!!

 

ガキィンッ!! ガキィンッ!! ガキィンッ!!

 

 

 

その言葉では表せないほどの激しい戦いを見ている外野達は

 

依「(ポカーン…)あ、あのフランと互角に戦っている…!?」

 

美「それも凄いですが…あれだけ激しい攻めをされながら、フラン様からは一切の攻撃を貰っていない…!」

 

咲「妹様に戦闘の主導権を握らせているはずなのに…まるで麟が主導権を持っているようにしか見えない…!?」

 

レミィ「フ、フラン!貴女なら勝てるわよ!!」

 

パチェ「いや…それはどうかしら?」

 

こあ「妹様の勝ち筋が見えない…」

 

その異次元の戦いにあんぐり状態であった。

 

 

 

 

ドガガガガガガガガガガッ!!

 

フ「これだけの攻撃を与えてるはずなのに1発も当たんない!なんで!?」

 

麟「少しは相手の動きを読む事だな!」 ガシィッ!!

 

麟はフランの右腕を掴み

 

フ「あっ!?」

 

麟「おらぁ!!」 ブォン!!

 

フ「わーっ!?」

 

そのまま背負い投げ〜!

 

麟「やれやれ…これでは張り合いがない…」

 

フ「(ブチッ…!!)じゃあこれでお兄様も壊れちゃえばいい!!!禁忌〖スターボウブレイク〗!!禁忌〖クランベリートラップ〗!!禁忌〖カゴメカゴメ〗!!」 ギャウゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!!

 

フランは麟の発言に堪忍の尾が遂に切れ、ありったけのスペルを発動!!

 

麟「下手な豆鉄砲も数打ちゃ当たるってか?…安直なんだよ!!」ギャウゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!!

・力を解放

 

フ「っ…!?」

 

キィィィィィィィンッ…!! カッ!!

 

麟の反撃エネルギーが充填完了!

 

 

麟「ダークネスブラスターメテオ!!!」 グォォォォォォォォッ!!!

 

 

スバァァァァァァァァァァァァッ!!!

・大量の弾幕を撒き散らす

 

フ「だ、弾幕の雨!?」

 

ギュゥゥゥゥゥゥゥンッ!! ドガンッ!! ドガンッ!! ドガァァァァァァンッ!!!

 

麟の弾幕とフランの弾幕がお互いにぶつかり、全ての弾幕がお互いに相殺された。

 

フ「う、嘘…私の全力が…」

 

麟「終わりだ」

 

ビッ!!

 

フ「!?」

 

麟はフランの視界から一瞬で姿を消し

 

麟「どこを見ている」

 

いつの間にか、フランの背後を取っていた。

 

フ「う、後…[ドガガガガガッ!!]あぁぁあぁあああぁっ!!!?」

 

そして…いつの間にか攻撃すらも与えられていた。

 

麟「はぁ…所詮はこの程度か」

 

フ「(ギギギ…)か、身体が動かない…。ち、力も…」 ヒュゥゥゥ…

 

全身の力が入らなくなってしまったフランは、真っ逆さまに湖へも急降下を始めてしまった。

 

 

 

レミィ「あっ!?フラン!」 ドウッ!!

 

咲「お嬢様!?」

 

フランの異変に気付いたレミリアがフランを受け止める為に急発進。

 

 

 

 

ヒュゥゥゥゥゥゥゥ…

 

フ(身体が動かない…このまま私…湖に落ちちゃうのかな…)

 

吸血鬼は水も弱点。湖にそのまま落ちてしまう覚悟を、フランは決めていた…。

 

 

 

ドスンッ!!

 

 

 

フ「…あれ…?」

 

フランは予想外の音を耳にしていた。湖に落ちる音を耳にして沈むかと思いきや、誰かに受け止められた音を聞いていたからだ。

 

麟「大丈夫か?フラン」

 

フ「お兄様…?」

 

レミィ「(キキィーッ!!)あ、相変わらず行動が速いわね…」

 

レミリアはとっておきの活躍の場を失ってしまったよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スタッ

 

麟「ただいま」 スタスタ

 

フ「…」 ムスーッ

 

麟は身動きが取れないフランを姫様抱っこしながら皆の元へ帰ってきた。

 

咲「お、おかえりなさい…」

 

パチェ「(パチパチ)おめでとう麟♪」

 

嫌味の籠った拍手と言葉やなぁ…今その言葉と拍手は貰いたくないですねぇ…。

 

フ「…うぅぅうぅっ…また負けたぁぁぁぁっ!!」 ジタバタ!!

 

麟「どわぁぁあぁあぁっ!?暴れんなよ!?」

 

活きのいいマグロが大暴れ。おかしいな…10分くらいは動けなくなるようにツボを突いたはずなのに。

 

レミィ「ちょっと危ないわよフラン!?」

 

フ「だってお兄様に煽られるだけ煽られて負けたんだもんー!もーやだぁぁぁぁぁっ!!」 ジタバタ!!

 

依「あー…そういう事ね…気持ちは分かるわよ」

 

こあ「あはは…麟さんって戦いになるとよく人を煽りますからね…」

 

麟「うっ…」

 

悪い癖がフランとの戦いででも出てしまったか…。ネメシスを使うと性格というより人格そのものが変わるからどうしてもなぁ…。

 

依「それにしても…師匠のあの姿は凄まじかったですね…」

 

麟「あれが俺の闇、ネメシスだ」

 

美「いつからあんな力まで手に入れたんですか?」

 

麟「…これだけは誰にも教えたくは無いな」

 

美「…そ、そうですか?なら…これ以上質問はやめておきます」

 

話の分かる門番でありがたいわ。

 

フ「お兄様嫌いぃぃぃぃっ!!」 ジタバタ!!

 

麟「まだ暴れられるのかい!」

 

随分と元気だなちくしょう!

 

フ「お兄様大嫌いぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!」 ジタバタ!!

 

麟「…あっそ」

 

付き合いきれねぇや…。

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