華抜きの旅行
紫「外の世界へ旅行に行きましょう!」
麟・霊「「はぁ?」」
依姫との修行が終わり、いつもの日常へと戻って数日…いきなり博麗神社に訪れた紫さんが「外に世界へ旅行!」と突然に訳の分からない事を言い出した。
霊「は…?外の世界へ?何を言ってのよ」
紫「外の世界の視察もかねて旅行に行きましょうよ♪」
麟「建前はいい、本音を吐け」
紫「たまには刺激や変化が欲しくない!?」
麟「いいえ(即答)」
紫「(ガーンッ!!)そ、そんなぁ…」
霊「え…正直私は少し楽しみなんだけど?」 ソワソワ
なんでこいつはそんなにも楽しみみたいな反応してんだ?仮にも博麗神社の巫女だというのに…。
麟「外の世界に行くなら針妙丸とあうんも連れてけ。でも、俺はパス」
紫「え~!どうしてダメなのよ?」
麟「(ギロ)…あんたが一番俺の事を知っているはずだろ」 プルプル…
紫「…!」
麟の身体は何かに怯えているのだろうか…?微かに震えていた。
霊「麟…?貴方、身体が震えてるわよ…?」
麟「…気のせいだ」
紫「そっか…そうよね…ごめんなさい麟」
霊「…全然理解が出来てないんだけど?」
麟「これは八雲家と俺しか知らない話だ。誰にも聞かせたくない」
霊「…私でも?」
麟「どれだけお前の事を信用しているとしても、これだけは話したくない…思い出したくもない…」 プルプル…
霊「…?」
紫「霊夢、誰にでも思い出したくもない過去というものがあるの…分かってあげて頂戴」
霊「…! あ~…そういう事ね?なんとなく理解したわ」
なんとなく察してくれて助かる…。
麟「それで?旅行の期間はどのくらい?」
紫「…さあ?☆」
麟「今すぐ始末してあげようか?」 ゴゴゴゴゴゴゴゴ…
紫「や~ん、麟が怖いわぁ」
博麗の巫女が幻想郷からいなくなるってだけで大問題なのに、それが長期間も続いたら幻想郷の機能がめちゃくちゃになりかねないのですが?
霊「ていうか、藍には言ったの?」
紫「いいえ☆」
麟「はぁ…」 ガクッ…
死刑確定ですね素晴らしい。
~旅行準備完了!(麟抜き)~
紫「準備は出来たかしら!?」
霊・針・あ「「「おーっ!!」」」
麟「おー!じゃないんだよなぁ…」
な~んでこいつらは呑気に外の世界へ行こうと思えるのかなぁ…幻想郷のバランスがどうなるかも分からないというのに…。
紫「それじゃあ麟、私達が居ない間はよろしくお願いね?」
麟「へいへい」
霊「出かける時は私がさっき渡したお札で結界を張ってから出かける事!良いわね?」
麟「…へいへい」
なんで上から目線で頼まれなくちゃならんのよ?
針「お土産買って帰るからね~!」
麟「別に…針妙丸達が無事に帰ってきてくれればそれでいいよ」
針「えへへ♪」
あ「麟さん!旅行に行く前に撫でてください!」
麟「あいよ」 ナデナデ
あ「わふ~♪」
針「私も~!」 グイグイ
麟「へいへい♪」 ナデナデ
針「えへへ~♪」
霊・紫(ウラヤマシイナァ…)
麟「(ナデナデ)そろそろ、満足した?」
あ「はい!」 ツヤツヤ
針「うん!」 ツヤツヤ
麟(ツヤッツヤだな?)
紫「2人共、そろそろ行くわよ」
針・あ「「は~い!」」
ブ・ン
・スキマ展開
紫「それじゃあ行ってくるわ~♪」
霊「い、行ってくるわね!」
針・あ「「行ってきます!」」
麟「いってら~」
ブ・ン…
こうして4人は外の世界へと続くスキマの中へと消えていった。
麟「…」
本当は俺だって行きたいよ…!でも…でも…外の世界へ行くと、あのトラウマが今でもよみがえってくるんだ…!
麟「…くそっ」 ポロポロ
俺は自分でも無意識のうちに泣いていた…。
麟のトラウマの過去はプロフィールか第1話に書かれています!