華月麟の幻想記   作:華月麟

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麟のお悩み相談教室・7

サッサッサッ…

 

命蓮寺メンバーのお悩み相談を終えた俺は、特にやる事も無かったので博麗神社の掃除をしていた。

 

麟「霊夢も、俺が幻想郷に来る前はいつもこんな生活を送っていたのかな?だとしたら霊夢の言う通り、退屈な毎日だな…」

 

と、俺は軽い愚痴を吐きながら掃除をしていた。

 

 

 

「ひい…ひい…お、お待ちを太子様ぁ~…」

 

「頑張ってください布都。博麗神社はもう目の前ですよ!」

 

「この程度で値を上げるなんてだらしねぇなぁ…」

 

「命蓮寺を放火するほどの体力は持ち合わせているくせに…」

 

「たかが階段ごときでは雑魚なんだな~」

 

 

 

麟「…なんつー会話だ」

 

階段の途中から聞き覚えのある声が5人ほど聞こえて来た。1人は階段のせいで悲鳴を上げてるけど…。

 

 

ザッ…!

 

耳「到着しましたよ!博麗神社です!

 

蘇「やっと着いたな」

 

青「ここには初めて来ますね」

 

芳「なんだか寂しい神社だなー」

 

布「ぜぇ…ぜぇ…どうしてお主らは平気なんじゃ~…」

 

 

命蓮寺の次は神霊廟と来たか。悩みが無さそうな宗教団体も意外に悩みを抱えていたりするものなのか?

 

麟「いらっしゃい。ようこそ博麗神社へ」

 

耳「おや麟さん?…麟さん以外の気配を感じないという事は、あの鴉天狗が配布していた号外の内容は本当だったんですね?」

 

麟「ああ。あいにく、霊夢は不在だよ」

 

蘇「…博麗の巫女が不在ってのも、どうなんだ?」

 

麟「し~らね…俺には知ったこっちゃない」

 

蘇「あ…そう?」

 

麟「で?ここに来たという事は、何かしらの相談があるという事だろ?」

 

蘇「…あ!忘れてたわ…。そうなんだよ、相談したい事が私にはあるんだよ麟!」

 

屠自古さん以外は特に相談したい事は無いのだろうか?後で聞いてみよう。

 

麟「まあ話は聞くから上がりな?皆も」

 

皆『おじゃましま~す』

 

 

~相談開始!~

 

 

麟「で?まず質問だけど、屠自古さん以外で相談したい事がある人は?」

 

耳「私は特には」

 

布「我も無いのじゃ」

 

青「私も無いですね~」

 

芳「私も無いぞ~」

 

あらま?本当に屠自古さんだけが悩みを持っているのか。はてさて、どんなお悩みなんでしょうかね。

 

麟「じゃあ屠自古さん、貴女の相談したい事は何かな?」

 

蘇「それは…太子のナンパ癖をどうにかしたいんだ!」

 

耳「ブーッ!?」

 

麟「・・・はい?」

 

今…なんつった?太子のナンパ癖…?

 

蘇「もう一度言うぞ?太子のナンパ癖をどうにか出来ないか!?」

 

聞き間違いや空耳じゃねぇ!?本当に屠自古さんは、神子さんのナンパ癖について相談しにきてぅぅぅっ!?

 

麟「…え?神子さんってナンパ癖があるの…?」

 

青「言われてみれば…太子様はよく人里で若い女性をナンパしていますね」

 

麟「…マジか?」

 

つまり神子さんはそっちもイケるタイプか!?

 

蘇「まったく…ちょっと目を離すと、すぐに女を口説こうとするんだ…」

 

麟「…ですってよ?神子さん。てか、屠自古さんの言ってる事は本当なの?」

 

耳「アハハ・・・お恥ずかしながら、事実です…」

 

麟「ええ…?」

 

教祖たる豊聡耳神子が女好き…!?

 

麟「それって…神霊廟の評判に関わらない…?」

 

蘇「麟もそう思うだろ!?なのにこいつはそんな事お構いなしだ!気にも留めずに女をナンパしやがる!」

 

耳「いやぁ、若い女性を見るとつい…身体が動いてしまって」

 

麟「つい、で納得出来るわけないよね?あんた、一教祖の身として恥ずかしくないの?」

 

蘇「恥ずかしくないから繰り返すんだろ」

 

耳「ウグ…」

 

麟「やれやれ…」

 

蘇「なんとかこいつを反省させられないかな!?それか二度とナンパをしなくなるようなお仕置きでもいい!」

 

麟「ええ…?」

 

屠自古さんのトーンから察するに割と本気で懇願されているな?何か方法は無いものか…

 

麟「う~ん…。…ん?そういや神子さんってなんで耳当てしてるんだっけ」

 

神子さんの頭に視線を向けると、彼女がいつも身に付けている耳当てに目が行った。

 

耳「え…この耳当てを着けている理由ですか?」

 

布「太子様に代わって我が説明しよう。太子様が耳当てをしている理由は、太子様の能力が理由なのじゃ」

 

麟「神子さんの能力?」

 

布「太子様の能力は簡単に説明してしまえば、数人の会話を同時に聞ける能力。同時に複数人の会話を聞ける故に耳が非常に敏感でな…あの耳当てを着けていないと敏感に音が聞こえすぎてしまうのじゃ」

 

麟「なるほど…?耳が敏感過ぎるのか…。…あ?てことは…ああ!」

 

蘇「な、何か思いついたか!?」

 

 

俺は、あるとっておきの方法を思いついた!

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