華月麟の幻想記   作:華月麟

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麟のお悩み相談教室・13

小傘のお悩みを無事(?)に解決した俺は次の相談者を待っていたのだが、今日はそういう日なのだろうか…?小傘の相談を終えて以降、めっきり来なくなった。

 

麟「う~ん…こうも退屈だと困ったものだな?暇だから散歩に行こうかと思えば、入れ替わりで相談者が来るかもしれない…動きたくても動けないな…」

 

あまりにも暇なので散歩にでも行きたいのだが…散歩に行って自分が不在のタイミングで相談者が来られても困るのでどうしたらいいか四苦八苦状態である。

 

麟「神社の掃除だって朝のうちに終わらせてしまったし…参ったな?」

 

もうお手上げです!と思っていたのも束の間

 

 

 

「だから!我ら狐が最も気高く…そして最上位の妖怪なのよ!」

 

「お主もしつこいのう!狐ではなく、儂ら狸が妖怪の中で最も気高く最上位の存在じゃ!」

 

 

 

…と、階段下から喧嘩腰の怒号が飛び交っていた。

普通なら誰だろう?とか少し考える時間が欲しくなるとは思うのだが、今回はそんな時間がなくともすぐに誰だか把握する事が出来た。

 

何故なら、この幻想郷で有名な狸と狐といえばあの2人しかいないからだ。

 

 

ザッ!!

 

 

藍・マミ「「麟!貴方(お主)に相談したい事があるのだけど(んじゃが)!!」」

 

橙「(ヒョコッ)こんにちはです麟さん!」<チェェェェェェェェェンッ!!!

 

九尾・八雲藍さんと化け狸・二ツ岩マミゾウさんのご登場である。そしてトッピングに橙も。

 

麟「よう橙。…それと藍さんとマミゾウさんも」

 

ズンズンズン!!!

 

バンッ!!

 

麟「(ビクゥッ!)いいっ…!?」

 

鬼の形相で藍さんとマミゾウさんが近づいて来たと思ったら、いきなり縁側を叩かれた…。神社が壊れちゃうよ…。

 

藍・マミ「「麟!!」」

 

麟「は、はい!?」

 

藍「貴方は…」

 

マミ「狐と狸…」

 

藍・マミ「「どっちが一番優れてると思う(のじゃ)!?」」

 

麟「…はぁ?」

 

藍「だから、貴方はどっちが優れていると思う!?狐と狸!」

 

マミ「もちろん、儂ら狸じゃろ!?」

 

藍「いいえ!私達、狐よね!?」

 

マミ「まだ言うかお主!」

 

藍「それはこっちの台詞よ!!」

 

 

藍・マミ「「グルルルルルルルルルルルルルッ…!!!」」

 

 

麟「ええ…?(汗)」

 

何この…き〇この山とた〇のこの里、どっちが一番美味いか論争並みに優劣を決めづらい言い争いは…。どちらか片方を選んでも俺の死が確定してないか…?というかしょうもなさすぎる争いだな…。

 

麟「…その優劣は、俺が決めなきゃならんの?」

 

藍「だってここはお悩み相談教室でしょ!?」

 

マミ「これが儂らの悩みなんじゃから、聞いてくれても罰は当たらないじゃろうて!」

 

麟「めんどくさ…」 ボソッ

 

初めて、お悩み相談教室を開かなければよかったと後悔している自分がいる…。マジでどうしたものか?どうにか穏便に済ませられる方法は…無いな…。

 

藍・マミ「「さあ、貴方(お主)はどっち(じゃ)!?」」

 

麟「とりあえず、2人でお互いに論争し合っててよ?その間に橙と考えてるから」

 

橙「へ!?私もですか!?」

 

この場をなんとか切り抜ける為に、橙も巻き込んでしまった。…許せ

 

藍「し、仕方ないか…。いきなり神社に押しかけてこんな事を聞いても、麟はすぐに答えられないものね…。聞いたかマミゾウ、少し居間に上がって話し合おうじゃないか!(論争)」

 

マミ「上等じゃ!絶対にお主を言い負かせてやるから覚悟しておくのじゃな!」

 

藍「上等よ!」

 

 

こうして神社の居間に上がった妖怪2人は、どちらが一番に優れた妖怪なのかという非常にはた迷惑な論争を繰り広げるのであった。

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