コトコト…
麟「もうすぐで出来るから待っててな」
リグ「は、は~い…」
リグルを綺麗にし、風呂から上がった俺達。しかし…早速困った事に直面してしまった…。
それが何かって?そう…リグルに穿かせる下着が無かったのである。上に着るものは俺が昔に買ったパジャマでもいいのですぐに解決したが、下の話はまた別だ。リグルは見た目こそ男の子のように見えるが、彼女は立派な女の子である。したがって、リグルに穿かせられる下着が一枚も無いのだ…。霊夢達が穿いている下着をリグルに一枚あげてもいいのだろうけど…そもそも論、男が女性の下着入れを漁るなんてことは犯罪のそれにあたる。なので、リグルには申し訳ないが、バスタオルを腰に巻いてもらっている。…風邪をひかなきゃいいけど。
麟「いやぁ…お前に穿かせられる下着が一枚も無くて悪かったな?本当だったら霊夢達のから一枚あげてもいいんだろうけど、流石に男が女性の下着を触るのも…あれじゃん?」
リグ「あはは…別に大丈夫だよ。麟さんが洗ってくれた下着が乾いたら、すぐにそれを穿くからさ」
麟「そ、そうかな?」
リグ「うん♪」
リ麟「そっか。リグルがそれでいいなら俺もそれでいいや。(コトッ)はい、今日の晩飯は生姜焼きだよ!」
リグ「わぁ!すごくいい匂い!」
麟「遠慮なく食いな」
リグ「いただきま~す!(モグモグ)美味しい!」 ガツガツ!!
麟「お、おい…もう少し落ち着いて食えよ…」
リグ「んぐっ!?ゴホッゴホッ!!」
麟「あ~あ~…喉に詰まらせたな?ほれお茶だ、呑め」
リグ「(ゴクゴクゴク…)ケホッケホッ…あ、ありがとう…」
麟「誰も取ったりしないからゆっくり食え。この博麗神社には、俺とリグルしかいないんだから」
リグ「は、はい」 モグモグ…
~ごちそうさまでした~
リグ「はふぅ…満腹満腹…ケフッ」
麟「ふぅ…ごちそうさまでしたと。リグル、俺の膝上においで」
リグ「膝上…?なんでまた…「いいからおいで」は、は~い」 ストンッ
麟「(ナデナデ)はてさて…人里の皆はリグルに対してありもしない噂を作り、更には泥を投げつけて傷物にしてくれた…。この仕返しはどうやってしてくれようか?」 ゴゴゴゴゴゴゴゴ…
リグ「…え、まさか仕返しをするつもり…!?」
麟「ああ、仕返しをするつもりだ」
リグ「り、麟さんは関係ないでしょ!?」
麟「いや?俺にも関係あるよ」
リグ「へ!?」
麟「お前は自分自身の悩みを俺に打ち明けてくれた。だから俺も関係者だろ?」
リグ「な、なんて横暴な…」
麟「ふふふ…どうやって仕返ししてやろうか?」
リグ「で、でも…人里に迷惑をかけたら後で大変だし…」
麟「はっはっは!そこら辺は安心しろ!」
リグ「ほ、本当…?」
麟「ああ!」
とは言ったものの…リグルにも飛び火がかからなくて、人里だけにちょっとした被害を与えるには…どうするべきか。
麟「…最終的にはリグルに手柄を立てさせて、人里でのリグルに対する印象を変えてしまえば…リグルはもうひどい目にはあわない…。だが、どうやってそこまで話を持っていく…?」 ボソボソ…
リグ「…」
(どうして私の為にそこまで…?)
麟「…あ!(ピコーンッ!!)その手があったか…!」
リグ「な、何か思いついたの…?」
麟「リグル、お前にはしばらく天狗の里で過ごしてもらう」
リグ「て、天狗の里…!?な、なんでよ!?」
麟「ふっふっふ…人里に被害を与えるにはこのやり方が一番いい!」
リグ「ど、どういうこと…?」
麟「お前はいつも、自分の能力を使って人里で湧き出る虫を人里から逃がしているよな?」
リグ「う、うん…」
麟「じゃあ…その役目を担う妖怪がいなくなったら、人里はどうなると思う…?」
リグ「…虫が無尽蔵に繁殖し始めて、手に負えなくなる…?」
麟「正解!虫の被害が、リグルが居なくなることによって倍増するってのが俺の算段だ。で、ある程度の期間が開いたらリグルには人里に戻ってもらって、虫達を逃がす!そうすれば、人里の人達もリグルを邪険にしない!」
リグ「う、上手くいくと思う…?」
麟「いくさ」
リグ「ど、どこからそんな自信が…」
麟「論より証拠、百聞は一見に如かず、やってしまえばおのずと結果は分かるさ。さあ、明日は早いからもう寝るぞ?」
リグ「は、はい…」
(どうして、そこまでして私なんかを…)
~さあ、寝よう~
麟「クカー…スピー…」
ズシィ…
麟「うっ…」
(は、腹の辺りか腰の辺りが重い…。誰か座ってんのか…?)
明日に備えて早めに寝ていた俺。なのに、誰かがそれを邪魔するかの如く俺の睡眠を妨害する。
麟「だ、誰だ…?(チラッ)…うん!?」
正体を確認するために目を開くと…
リグ「えへへ…♡」
隣で寝ていたはずのリグルが座っていた。…しかも何も着ていない状態で。
麟「リ、リグル!?何してんだお前!あと、俺が渡した服はどうした!?」
リグ「暑いから脱いじゃった…♡」
麟「暑い!?なわけあるか!今の気温はまだ少し肌寒いくらいなんだぞ!?」
リグ「えへへ、麟さん…♡」 スリスリ
リグルの様子がおかしい…。まるで慣れない酒を飲んで、酔っぱらっているみたいだ…。いや…それとも発情期か?でも虫には明確な発情期があるのではなく、生きてる限り子を作ろうとするというのが普通らしい。もちろん例外もあるが…
リグ「麟さん…好き♡」 チュ♡
麟「うお…!?」
リグルが不意打ちのキスを頬にしてきた。確かこの前も、太陽の畑の主に似たような事された気が…ん?まさか…
麟「リグル…まさかとは思うけど、この前の幽香さんとのやり取りを見てたな?」
リグ「うん♡見てた♡」
麟「やっぱりなぁ…」
どおりで似たような攻め方をしてくるわけだ…。
リグ「ほらほらぁ♡(ガシッ ムニュッ)私の事を好きにしてくれていいんだよ?♡」
麟「ちょ…おい!?」
いきなり手を引っ張られ、その手はリグルの胸へと着地してしまった。
リグ「私の胸、意外とあるでしょ~♡」 ムニュッムニュッ
麟「意外とあるでしょうじゃなくてな…?いきなりお前は何をしてんだ」
リグ「だって、私…麟さんの事が好きになっちゃったんだもん♡」
麟「はぁ…?」
リグ「私の悩みを真剣に聞いてくれて、それだけじゃなく私が今後人里で過ごしやすくなるようにまで考えてくれたんだよ?好きにならないわけないじゃん!♡」
麟「う~ん…気持ちはすご~く嬉しいんだけど…如何せん気が早すぎでは…?」
リグ「生きているうちに子供を作る!♡それが私達、虫の性だよ♡」
麟「分からなくもないけど、やめといたほうが良いぞ?幻想郷の皆、全てを敵に回すようなもんだし」
リグ「え~?じゃあどうしたらいいの?」
麟「そうだなぁ…もし俺が誰かと結婚するなら、まずはお互いの事をよく知ってから一夜を共にしたいね。色んな工程をすっ飛ばして子作りは嫌だね」
リグ「…じゃあ、私も麟さんの事をちゃんと知れば良いの?」
麟「ああ、ゆっくりと時間をかけてな」
リグ「…じゃあ、それまで子供は我慢する」 ギュウ…
ムニュッ♡
麟「うんうん、ちゃんと言う事が聞けて偉いえら…ってぇ!まずは服を着てから抱き着けぇ!!」
リグ「スウ…♡スウ…♡」
麟「「全裸のままで俺と寝るんじゃねぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!」」
リグルのせいで俺があまり寝れなくなってしまったのは、言うまでもない…。