華月麟の幻想記   作:華月麟

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麟のお悩み相談教室・19

ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ…

 

リグ「…(汗)」

 

魔「…(汗)」

 

麟「いやっはっはっ!一時はどうなるかと思ったけど…案外なんとかなるもんだな?!なぁ2人共!」

 

リグ「う、うん…(汗)」

 

魔「そ、そうだな…?(汗)」

 

麟「…うん?どした2人共、そんな白い目で俺を見つめてきて…」

 

ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ…

 

 

 

リグ・魔「「お前(麟さん)のその姿にドン引きが止まらないんだよっ!!!」」

 

 

 

麟「えぇっ!?(汗)」

 

2人がどうしてここまで叫ぶのか軽く説明しよう。

 

先程、麟は蜃気楼の鳥に変身した際、大量の魔法蜂が麟を包み込んだのだ…。最初は麟を襲う為に包み込んだのかと思いきや、実はそうではなく…麟の身体で暖を取る為に麟の身体中に魔法蜂達が引っ付いているのだ。

 

現在の麟は顔以外は全て蜂達によって包み込まれている状態だ。

 

ヴヴヴヴヴヴヴヴヴ…

 

蜂『~♪』

 

蜂達は麟の温もりで暖を取り、ご満悦のようだ。

 

魔「そ、それにしても…よく蜂達が寒がってるって分かったな?」

 

麟「そうかな?」

 

リグ「そ、そうだよ…。麟さんは虫と会話が出来ないはずなのに…どうして分かったの?」

 

麟「んなもん簡単だよ。蜂達が俺の方に向かってくる時、微妙にだけど動きが鈍かったんだ。もしかして、蜂達にはこの森が寒いんじゃないかと思って変身したんだけど…大正解だったみたいだな!」

 

魔「す、すげー…」

 

リグ「ほんのちょっとの違和感でしょ!?」

 

麟「俺は異変とかの時は常に相手を観察してるからね。ちょっとの違和感が解決に進む時だってあるよ」

 

リグ「…チョトナニイッテルカワカンナイ」

 

麟「…まぁ、無理に理解しようと思わなくていいさね。で、肝心の女王蜂はどこにいるか聞いてくれない?」

 

リグ「あいあいさー!」 ビシッ!!

 

リグルは早速、彼の身体で暖を取っている蜂達と会話を始めた。

 

 

 

 

 

 

 

蜂『~! 〜!』

 

リグ「ふむふむ…そこに女王はいるのね?」

 

蜂(コクコク)

 

麟「女王はどこだって?」

 

リグ「家の中の巣箱で寝てるって」

 

麟「じゃあ…中に入りますか?」 スタスタ

 

リグ「おーっ!!」 スタスタ

 

魔「こ、こえぇ…っ!」 スタスタ

 

女王と話をする為に、俺達は魔理沙の家の中へ。

 

 

 

~お邪魔しやす!~

 

 

ギィィ…

 

麟「お邪魔します〜。…おわぁあ!?」

 

 

 

ブワァァァァァァァァァァッ…!!!

 

 

 

家に入ると同時に、家の中に居た蜂達が一斉に動き出した。多分、襲撃に来たと勘違いされたようだ。

 

魔「こっちに来るぞ!?」

 

ザァァァァァァァァァァァァッ…!!!

 

リグ「り、麟さんどうすんの!?」

 

麟「まあまあ、見とけって」 スタスタ

 

彼が向かってくる蜂達に近づくと…

 

蜂『…!』

 

ブワァァァァァァァァァァッ…!!

 

蜂達は彼の身体に吸い込まれるかのように、身体に引っ付く。

 

リグ「えぇーっ!?」

 

魔「まぁた麟の身体に!?」

 

蜂(ヌクヌク♪)

 

皆と同じように、嬉しそうに暖を取る蜂達。

 

麟「うんうん♪こいつらとってもお利口さんじゃねぇか♪さてさて、女王様はどこかな?」

 

リグ「え、えっとぉ…」

 

魔「…え、このまま捜索続行?」

 

 

 

ヴヴヴヴヴヴヴヴヴ…

 

 

 

リグ「あ!わざわざ女王様から来てくれたよ!」

 

麟「わざわざ女王から!?」

 

リグルの言う通り、異変を感じ取った女王がわざわざ俺達の前に出てきてくれた。

 

女王(スタッ ペコリ)

 

しかもわざわざお辞儀もしてくれた。

 

麟「賢いなこの女王…。と、とりあえず俺も」 ペコリ…

 

リグ「わ、私も…!」 ペコリ

 

魔「わ、私もしなきゃか…」 ペコリ

 

わざわざ女王がしてくれたので、こちらもお辞儀を返した。

 

 

~蜂と話し合い~

 

 

女王『~! 〜!』

 

麟「な、なんか訴えてるな…」

 

女王は、俺達に向かって何かを訴えてくるのは動きで分かる。怒りを身体中で表現してくれている。

 

リグ「うんうん…な、なるほどね…?」

 

麟「女王はなんて?」

 

リグ「最初は魔理沙の為指示通り蜂蜜を集め続けてたんだけど、魔力を身体に蓄えて知力を身に付けてから、なんで自分達はこんな寒い所で蜂蜜を集め続けてるのか疑問に思い始めたんだって」

 

麟「…それで?」

 

リグ「挙句の果てに、自分達がせっせと集めた蜂蜜を魔理沙が美味しく食べてくれるかと思いきや、変な魔法の材料に使い始めたから決起に移したらしいよ」

 

蜂達は最初は住居を提供してくれた魔理沙に感謝をしながら蜂蜜を集めていた。この日差しがあまり差さない、肌寒い魔法の森の中で。

 

最初こそせっせと集めていたが、だんだん知力を手に入れ始めてから…魔理沙へ対する怒りが込み上げた。

 

当の本人はそんな事は知らずに、せっかく集めた蜂蜜を何かの魔法に利用する始末…。遂に彼らは決起を起こした!

 

…らしい。

 

麟「…はぁ、可哀想に。魔理沙の為に蜂蜜を集めてたのに、当の本人は蜂蜜を魔法の材料に使うばかり…だそうですよ貴様…?」 ギロリ…

 

魔法蜂達が可哀想に思い…事の発端を起こした霧雨馬鹿野郎に鋭い眼光を向けた。

 

魔「えっと…その…あの…」 アタフタ

 

 

 

ブチッ…!!!

 

麟「「蜂達はお前の傍若無人にはもう限界だとよぉぉぉぉっ!!!」」 ガオォォォォォォォォォォォッ!!!

 

 

 

魔「ごめんなさいぃぃぃぃぃぃぃっ!!!」

 

 

 

~問題解決!~

 

 

麟「リグル、女王にこう聞いてみてくれるか?〖新しい住居を提供するから、ここからは退去してくるか〗って」

 

リグ「う、うん…」

 

リグルは女王に交渉を始めた。

 

女王(…コクリ)

 

リグ「うんうん…そっかそっか!」

 

麟「女王はなんて?」

 

リグ「ここより日が差して、暖かい場所に引越してくれるならOKだって!」

 

麟・魔「「マジで!?」」

 

意外に融通が通る女王蜂だな!?なんて話のしやすい種族なのだろうか…魔理沙より賢いんじゃないだろうか?

 

麟「よし…それなら話は早い!お前ら魔法蜂達に最高の場所へ案内してあげるよ!!」

 

 

この蜂達が生き生きと蜜集めに勤しむ事が出来る場所といえば…あそこ以外考えられない!

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