麟「てことでやってきました!」
「「太陽の畑!!」」
幽香・メディ「「てことでじゃなぁいっ!!」」
麟「えぇっ!?」
彼が思いついた魔法蜂達が生き生きと蜜集めに勤しめる場所…それは太陽の畑だった。ここなら日差しを遮る木はほとんど無く、花もたくさん咲いており、魔法蜂達が生き生きと蜜を集めるにはもってこいの場所であった。
しかし、なんの説明も無くいきなり蜂達と一緒に来られた側の幽香とメディにとってはなんのこっちゃ状態であり…
幽香「なにそんな危なっかしい虫と一緒に来てるわけ!?」
メディ「怖い怖い!」
蜂達に襲われるのではないかと怯えている。
麟「ちゃ、ちゃんと説明するから安心して…」
~青年、説明中~
幽香「…な、なるほど。どっかの白黒魔法使いが蜂達に対して傍若無人な事ばっかして、蜂達が魔理沙の家を占拠しかけたから、魔理沙の家を占拠しない代わりに蜂達の要望に答える為にここまで来た…と?」
麟「ここなら蜂達が元気よく蜜集めが出来ると思って来たんだけど…ダメだったかな…?」
幽香「ダメじゃないけど…あんなに巣箱があるのよ?どれだけ蜂蜜が採れるか知らないけど…食べきれないわよ…」
メディ「毎日蜂蜜も飽きちゃう〜…」
実は、魔理沙の家から巣箱を太陽の畑まで持ってきたのだが…実は巣箱の量が10個ほど出来上がっていたのだ。巣箱が多い分、大量の蜂蜜が採れるのも明白であり…その取れすぎた蜂蜜はどうするの?状態であった。
リグ「う、うーん…魔法蜂達の要望としては、自分達が作った蜂蜜を美味しく食べてくれるなら万々歳!らしいんだよね」
麟「というかそもそも論だけどさ、なんで魔理沙は蜂を飼い始めたんだよ」
幽香「そうよそこよ!そもそもなんで蜂を飼ってんのよあんたは!」
魔「えっと…最初は自分の手で魔素を集めてたんだけど、どうしても自分だけじゃそんなに量が集められなくて…。適当に本を読み漁ってたら、幻想郷の蜂達は蜂蜜を集めると同時に蜜に混じっている魔素も集めてくれるからってことで飼い始めたんだ…」
メディ「でもさ、それがどうしてこうなるのよ?」
魔「いやぁ…魔素が手に入るまでは全然よかったんだが、結局のところ蜂蜜に混ざっている魔素を上手く分離出来なくて…仕方なく魔法の材料にそのまま使い始めてたんだが…」
麟「で、お前は蜂達の生態は詳しく調べないわ、せっせと集めた蜂蜜は食わずに魔法の材料にするわでこの始末…てか?」
魔「おっしゃる通りです…」
幽香「はぁ…何してるのよあんたは…」
呆れてものも言えないとはまさにこの事を言う…。
麟「しかし参ったな…蜂達が集めた蜂蜜をどうやって消化するかだろ…?」
リグ「すんごい量の蜂蜜…どうやって消化するの?」
一番の問題は、蜂達が集めてくれる凄まじい量の蜂蜜である。キャパオーバーして腐らせてしまうのはもったいなさすぎるため、どうにかして解決案を思いつかなくてはならない。
麟「うーむ…今思いつくアイデアとしては、人里で売り出すとか?」
幽香「まぁ…それが一番の手よね」
麟「でも、人里に持ってくまでが手間だけど…そこら辺は大丈夫?」
幽香「そこらは何とかするから心配しないで♪」
頼りがいのある方だなぁ…。
麟「しかーし、話はまだ終わらんぞ?」
メディ「なんでー?」
リグ「まだ何か問題でも?」
麟「ああ、さっきあの蜂蜜を調べてみたんだけど…魔素があまりにも多く混じっているから、人様に食べさせられる代物じゃないんだよ」
魔「えぇっ!?下手にあのまま食うと、身体に異常が発生するってことか?」
麟「ああ、だからなんとかして蜂蜜と魔素を分離させる方法を考えないと…」
安心安全の物を売らないと、魔法蜂達と印象にも関わる話だからな。
幽香「それは…河童に頼んで、分離装置でも作ってもらえば?」
麟「あ…そっか、じゃあ蜂蜜と魔素の分離はそれでいっか。あとは…全部の巣箱が雨風を凌げる用の小屋を作らないとな」
魔「そっちは勇儀の方に聞いてみるぜ!」
麟「あ、そう?それじゃあ…作業開始!」
皆『『おーっ!!』』
皆で手分けして魔法蜂達の為の環境作り、人が食べても安全な蜂蜜を作る為の準備を開始した。