麟「…終わったぁぁぁぁぁぁっ!!」
皆『『おっしゃらあぁぁぁぁぁぁっ!!』』
俺達はあちこちから人材をかき集め、ほぼ丸1日を使って蜂達の為の環境作りを終えた。…さすがに身体中が悲鳴を上げてらっしゃいます。
勇「まったく…いきなり魔理沙が地底に来て『ちょっと手伝って欲しいことがある』とか言い出すから何かと思えば、麟の頼みだったとはねぇ…」
麟「2人共、いきなり呼び出して申し訳なかった!」
に「盟友の為ならいつだって駆けつけるよ!」 ドヤッ!
勇「あたしはこの前のお礼がしたかったからね、お安い御用さ」 ニコッ
いきなりにとりと勇儀、そして地底の建築家達を呼び寄せて有無も言わさずに色々と作ってもらった。あとでちゃーんとお礼しなくちゃな…。
麟「地底の皆には、なんか美味い酒でも送るよ」
『麟の選ぶ酒かぁ!』
『いったいどんな酒を選んでくれるのか楽しみだ!』
『『うおぉぉぉぉぉぉぉっ!!!』』
麟「いぃっ…!?」
めちゃくちゃプレッシャーをかけられている…!下手な酒を選んだらぶっ殺されそう…。
実は魔理沙にお願いして、勇儀と勇儀の知り合いの建築家を太陽の畑まで呼んで、蜂達の為の雨風を凌げる頑丈な小屋を急ピッチで建ててもらったのだ。
麟「にとりには、どんなお礼をしたらいいかな?」
に「私は特にお礼なんていらないよ!盟友の頼みなんだから!」
麟「にとりぃ…」
何この盟友、めちゃくちゃ優しいじゃん?
に「で…魔理沙、分離装置の調子はどうだい?」
トクトクトク…
魔「す、すげぇぞにとり!ちゃんと魔素と蜂蜜に分離してるぜ!」
に「ふむふむ…装置はちゃんと動いてるみたいだ!」
にとりには、魔法蜂達が集めてくる蜂蜜に混ざっている魔素と分離させる為の装置を開発してもらった。しかも早速、効果を大発揮!
麟「リグル、女王はなんて言ってる?」
女王(ペコリ ペコリ)
リグ「ふむふむ…我々魔法蜂達の為にここまでしてくれて感謝の言葉もない。だってさ」
麟「にししっ♪これで毎日美味い蜂蜜を集めてくれよ?」
女王(ブーン ピトッ)
麟「…うん?」
女王蜂が俺の鼻に飛んできた。なんだろうか?
女王(chu♡)
麟「くすぐってぇ!?」
リグ「あーっ!!女王蜂が麟さんの鼻にキスしたぁっ!!」
勇「んだと!?」
幽香「なんですって!?」
メディ「兄ちゃが女王蜂からキスされたですって!?」
麟「うそぉ!?今のってキスだったの!?」
キスというよりかは甘噛みされたに近いんですが!?
魔「お前…蜂からも好かれるのかよ…!?」
に「さすがは盟友…予想の斜め上を歩く人間だなぁ」
勇「麟、その女王をこっちに寄越しな…躾をしてやろう」 ゴゴゴゴゴゴゴゴ…
幽香「随分と頭が高い女王ね…?」 ゴゴゴゴゴゴゴゴ…
メディ「蜂のくせにぃ…!」 ゴゴゴゴゴゴゴゴ…
な、なにかとんでもない殺意を感じる…!?
麟「お、お前ら…虫相手に大人気ないぞ!?」
その時だった
ブゥワァァァァァァァァァァァッ!!
麟「いぃっ!?」
リグ「げぇっ!?女王蜂からのキスを貰った麟さんに嫉妬した働き蜂達が飛び出してきたぁっ!!?」
麟「なんだとぉ!?」
ザァァァァァァァァァァァァッ…!!!
魔「麟、マジで逃げろ!!」
に「逃げろ盟友!死ぬぞ!」
麟「女王、そのまま鼻にくっついてろ!ここから逃げる!」 バビュゥンッ!!
3人『『『逃がすかぁっ!!』』』 ダッ!!
ブゥワァァァァァァァァァァァッ!!
鬼の形相をした3人に殺気立った魔法蜂達が麟目掛けて襲来!
麟「ぎゃーっ!!?色んな奴から追っかけられてんだけどぉっ!?」 バビュゥンッ!!
幽香「その女王蜂を寄越しなさい!」 ダッ!!
メディ「私たちが!」 ダッ!!
勇「躾をしてやるからなぁっ!!」 ダッ!!
働き蜂(ブゥワァァァァァァァァァァァッ!!)
麟「疲れてるんだからもう勘弁してくれよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」
その後、太陽の畑で採れた蜂蜜はとても高品質な蜂蜜だと話題になり、びっくりするほど飛ぶように売れた。
魔法蜂達もその事がよほど嬉しかったのか…それからというものの、1日に採れる蜂蜜がいつもの倍に増えたらしい。