~永遠亭~
麟「という事で鈴仙、お前のルナティックガンを貸してくれ!」
鈴仙「いやぁ…お貸ししたいのはやまやまですけど、これは私専用に作ってある武器なので…麟さんじゃ扱えないんですよ…」
麟「がーんっ!!」
椛の千里眼で相手の場所を特定し、そこを俺が狙撃するという計画を立てたので、その為には狙撃銃が必要なので鈴仙にルナティックガンを貸してくれと頼んだらさあ大変、鈴仙以外では扱えないという悲しい現実を叩きつけられた。
椛「となれば…弓しかないですね?」
影「ええ…?今から麟に弓の練習なんかさせてたら時間を費やしちゃってマズいんじゃないの?」
※影狼にも事情は説明済み
麟「弓は嫌だ…頼むぅ…!そこをなんとか無いかな?!
鈴仙「そんな事言われてもなぁ…(ピキ~ンッ!)あ、そういやルナティックガンを支給される前に私が使っていた狙撃銃があったかも。すぐに持ってきますね!」 タッタッタッ…
麟「すまんなぁ」
突然永遠亭にお邪魔して『お前の狙撃銃を貸せ!』なんて無理難題を突き付けたというのに、鈴仙はなんて優しいんだ。
~数分後~
鈴仙「(スタスタ)持ってきましたよ~?…ちょっとほこりっぽいけど」
麟「そ、それは…!?」
鈴仙が、倉庫からとあ"ライフル"を持ってきてくれた。
影「何あの細長い筒」
椛「さぁ…?私も初めて見ましたけど」
鈴仙「整備さえすればちゃんと使えるはずです」 スッ
麟「(ジャキッ!!)こ、これは…モシン・ナガン!?」
鈴仙「え、知ってるんですか?」
麟「重火器の本を香霖堂で読んでいたからな」
鈴仙「す、凄いなぁ相変わらず香霖堂は…」
椛「麟さん、何なんですかその筒」
麟「これか?こいつの名前はモシン・ナガン…。1891年にロシア帝国が製造した傑作スナイパーライフル、モシン・ナガンのライフリングは右回りの4条で、ツイストレートは1:9.5インチまたは1:10インチ。そして7.62mm×54R弾薬を使用する。これほどの名銃と出会えるなんて光栄だ…」 ウットリ
椛・影「「チョットナニイッテルカワカンナイ」」
鈴仙「あはは…無理もないですよ…」
麟のモシン・ナガン解説について行けていない2人は麟の言っている解説がさっぱり分からない。
麟「これで狙撃銃は入手したな。あとは…」
スタスタ
永「なんだか騒がしいと思ったら、貴方達だったのね?」
麟「あ、永琳さん」
椛・影「「お邪魔してま~す」」
永「いらっしゃい上がってゆっくりしていけば?…と言いたいところだけど、その様子だとそれどころではなさそうね?」
麟「ああ、人里で被害が出たんだ…これ以上やらせるわけにはいかない!」
永「それで?貴方の計画はどんな感じなのか私にも聞かせてもらえる?」
麟「えっとね…」
永琳さんにも、俺が構想した計画を細かく伝えた。
永「なるほど…その犯人が、もしかしたら他の仲間とも結託しているかもしれないから、人里で悪さをする犯人に匂いに弾を放って仲間の元まで案内してもらうと…」
麟「そう、だから狙撃銃が欲しかったんだ。あとは…匂いの弾、つまりペイント弾だな。でも、幻想郷に弾丸を作るって技術なんかあるのかな?」
永「私なら、多少は作れるけど…やりましょうか?」
麟「いいの!?」
永「貴方が異変解決すると言うなら、協力は惜しまないわ」
麟「それはありがたい!是非お願いするよ!」
永「何発必要かしら?」
麟「ペイント弾…1発だけだ」
永「1発だけでいいの!?」
鈴「し、試射もしないで!?」
麟「狙撃は、最初の1発で全てが決まる。2発目は存在しない!」
永「…(ゴクリ)ほ、本当に良いのね?」
麟「ああ、頼む」
永「分かったわ、早急に取り掛かるわ!」 タッタッタッ!!
そう言うと永琳さんはモシン・ナガン用のペイント弾製作に取り掛かってくれた。
麟「よし、永琳さんが弾丸を作っている間に俺達は作戦をもう一度確認しよう」
椛「了解です!」
影「さっさと始めましょう!」
鈴仙「麟さん、モシン・ナガンの整備は私がやっておきますから、3人で作戦会議をしててください」
麟「すまない、頼んだぞ鈴仙」
鈴仙「はい!」
こうして俺達3人はペイント弾出来上がるまでの間、作戦会議をじっくりと吟味しながら話し合った。