ザッザッザッ…
魔法の森に到着した俺達は、しばらく森を歩き続けていたのだが…
麟「え、まだ到着しないのか?」
影「(クンクン)それが、匂いはまだまだこの先まで続いているのよ…」
椛「まさか…気付かれたとか…?」
麟「もし、そうだとしたらはめられたか…?」
影「とりあえず、匂いが続く限り追跡するのみよ!」
麟「おう!」
椛「はいっ!!」
とりあえず影狼の言う通り、匂いが途切れるまで追跡する事にした。
~10分後~
パァァァァァァァ…
影「匂いは…(チラッ)この光が指している先まで続いているわね…」
麟「ここから先は…」
ガサッ
茂みをどかしてその先に何があるか見ると…
デェェェェェェェェェェンッ!!
大きな大木がそびえたっていた。
麟・椛・影「「「Wow…」」」
麟「まさか魔法の森に、あんな大木があるなんてな…」
あれ?そういえば博麗神社の後ろにも似たような大木があったような…ま、どうでもいいか。
ガサガサ
麟・椛・影(ビクゥッ!?)
突然、自分達より後ろの茂みから音がした。
麟(やべっ隠れろ!) バッ!!
影(あわわわわ…!!) バッ!!
椛(えっと…え~と…そこだっ!) バッ!!
急いで俺達はバレないように姿を隠した。
ザッザッザッ
?「サニー、ちゃんと食べ物持ってきたのかな?」
?「サニーは透明になれるんだから大丈夫よルナ♪」
茂みから現れたのは妖怪ではなく、妖精だった…。2人の妖精はこちらに気づく事は無く、森の先にそびえたつ大木へと向かっていった。
ヒョコッ
影「行ったわね…」
椛「ふぅ…危なかったぁ…」
麟「バレなくてよかったのもそうだが…まさか今回の件に絡んでいるのが妖精だったとはな…。俺よりかなり長生きしてる狼2人からすると、あの妖精達って子供か?それとも大人か?」
影「え、何よその質問」
麟「いいから答えてくれよ」
影「ええ…?貴女はどう思う?椛」
椛「う~ん…私からすると、あの妖精はまだ子供と言ったところですか…ね?」
麟「そこは確証を持ってくれ…」
椛「私達より子供です!」
影「そうね、まだ子供って感じね」
麟「そうか…まだ子供か…」
2人がそう言うということは…あの妖精達はこの幻想郷ルールを全く知らない、無知な若き妖精と言ったところか…。だが…
麟「たとえそうだとしても…」
椛「人里に手を出した以上、見過ごせませんね…」
影「私はまだ付き合った方が良いかしら?」
麟「帰りたいなら帰ってもいいよ?」
影「う~ん…たまには変わった光景を見るのもいいし…最後まで付き合うわ♪」
麟「そいつはありがたい♪…じゃ、行くぞ」
椛「ええ、行きましょう…」
影「ふふふ…♪楽しみ♪」
ザッ…!!
この事件を解決する為には、あの妖精達を退治するしかない…という事で俺達は大木へと歩き始めた。
?「ルナ、今日の収穫は?」
?「今日は魚を持ってきたわ!」
?「わぁっ!おっきな魚だ~!」
?「じゃあ今日はこの魚をどんな調理法で食べようかしらね?」
ワイワイ♪
妖精3人は人里から盗んだ魚を見て盛り上がっていた。
ザッ…!!
麟「ようやく尻尾を掴んだぞ…妖精共!!!」
?『げっ…!?人間!?』
ザッ…!!
椛「まったく…人里に随分と厄介ないたずらをしたものですね…」
?「げっ、白い狼!?」
ザッ…!!
影「この世界のルールを知らないのは仕方ないけど…実害を人里に与えてしまったのは愚かな行為だったわね…」
?「うわっ!狼女もいる!?」
ついに今回の事件を引き起こした主犯と対面!