華月麟の幻想記   作:華月麟

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外の世界へ

あれから数日が過ぎ、ついに菫子との約束の日がやって来た。

(霊夢は魔理沙のとこへ遊びに行って不在)

 

麟「…ついにこの日がやって来たか」 スタスタ

 

俺は外の世界へ行く準備をしていた。

 

紫「麟…私からも最後に聞かせてもらうけれど、本当に行くのね?」

 

麟「菫子と約束したからね」

 

紫「そう…私は止めはしないけれど、何かあったらすぐに帰って来るのよ…?」

 

麟「このスペルカードだろ?何かあったらすぐこれ使って帰るよ」

 

霊夢が魔理沙の家へ遊びに行く直前、霊夢から「何かあったらすぐにこのスペルカードを使って」と言われて渡されたのは、どこに居ようと瞬時に博麗神社へ帰還することの出来る〖リターンオブ・ハクレイ〗というスペルカードだった。俺が「どこで作ったの?」と聞いたら「千亦にお願いして作ってもらった」と返ってきた。あの神様は色んな便利スペルカードをよくもまぁ作れるもんだ。

 

紫「じゃあ…開くわね」

 

 

ブ・ン

 

 

紫さんは外の世界へと続くスキマを開いてくれた。

 

麟「1つ質問なんだけど、このスキマの先ってどこに出るわけ?」

 

紫「そうねぇ…一言で言えば、廃れた山奥神社の前ってとこかしら」

 

麟「それってさ、意外とバレたりしないわけ?」

 

紫「外の世界では、〖この規制線を越えた先は命の保証なし〗という注意書きの看板を立てて誰もそこまで行かせないようにしているから大丈夫よ…多分」

 

麟「なんか頼りないなぁ最後…」

 

紫「大丈夫よ、いざとなったら攫って妖怪の餌にしちゃうから♪」

 

はい、幻想郷の闇が垣間見えました。お~怖い怖い…。

 

 

 

 

 

 

麟「それじゃあ…行ってきます」

 

紫「ええ、気を付けて行ってきなさい。…その前に」 スッ…

 

 

chu♡

 

 

紫「これだけはさせてもらうわ♪」

 

麟「…どうも」

 

母親が息子を送り出すみたいなキスをおでこに貰った。…ここはアメリカかよ。

 

麟「…よし、行くか!」

 

スタスタ…

 

意を決して、俺は外の世界へと続くスキマの中へと入っていった。

 

 

ブ・ン…

・スキマが閉じる

 

 

紫「…本当に気を付けてね、麟」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

∼外の世界~

 

 

スタッ

 

麟「ふぅ…だいぶ歩いてようやく到着か」 キョロキョロ

 

スキマの出口から出るとそこは、森の中だった。

 

麟「…マジで森の中なのか」

 

正直、紫さんの発言をそこまで信じていなかったのだが…実際にこの光景を目の当たりにすると信じないわけにはいかないな…。

 

麟「さてと…菫子の学校はと…」

 

とりあえず、まずは街並みを一望出来る開けた場所を探して森の中を移動した。

 

 

 

 

 

ガサガサ…

 

ヒョコッ

 

麟「おお、ここら辺なら街が一望出来るな」

 

街を一望出来る場所を見つけたので、そこから菫子がどこに居るかを探し当てるとしよう。

 

麟「ふぅ…」

・目を瞑り集中

 

 

オォォォォォォォォォォォォッ…

 

 

ピキ~ンッ!!

 

麟「そこか…!」

 

菫子の気配を感知したので瞬間移動しようとしたが…

 

麟「いっけね…ここは幻想郷じゃないんだったな…」

 

ここは外の世界、少しでもこの世界には存在しない力を誰かに見せてしまえば、幻想郷の存在が菫子以外にバレてしまう。

 

麟「面倒だけど…歩いて行きますか…」

 

ここから学校まで相当な距離はあるけどね…。

 

 

 

 

 

 

~学校~

 

 

学校では終業式が行われていた。

 

先生『皆さんいいですか?これからしばらく春休み期間に入りますが、浮かれ過ぎずに過ごすんですよ?あと、宿題は絶対に忘れるな』

 

皆『は~い』

 

菫(早く終わんないかなぁ…)

 

菫子はダルそうに先生の話を聞いていた。

 

 

 

 

 

 

~校門前~

 

 

麟「到着っと。えっと?終業式が終わる時間は11時半過ぎ…か、まだ30分くらいあるけど…すぐに終わるでしょ」 スチャ

・グラサン装着

 

俺は終業式が終わるまで、校門前でのんびりと菫子を待つことにした。

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