スタスタ
菫「…あー恥ずかしかった!!!///」
麟「そうか?俺は結構楽しかったけど」
菫「あんたの予測不能行動の数々でこっちはハラハラものよ!!///」
麟「でも、恋人っぽくないか?」
菫「今まで彼氏いたこと無いから分からんわ!///」
麟「なんだそりゃ」
菫「はぁ…///…で?この後の予定はどうするつもり?私の予定はもう終わったんだけど」
麟「うーん…せっかく桜が咲いてるんだから、一緒に花見でもしようぜ」
菫「花見か…それもいいわね♪」
麟「んじゃ決まりだ、行くぞ」
菫「はーい♪」
菫子の新しい服装を手に入れ、特にやる事も無くなったので美しく咲いた桜を見に行く事にした。
スタスタ
ガヤガヤ
菫「相変わらず花見シーズンは、どこもかしくも人混みが出来てるわね…」
麟「それはどの世界も同じ事、当たり前だろ」
菫「皆、綺麗な桜を見たいものね」
麟「桜も綺麗だけど、お前のその新しい服装も綺麗だがな」
菫「ブーッ!!!///だからそういう事を恥じらいもなく言うなぁっ!!///」
麟「何か問題が…?」
菫「問題しかないわ!!!///」
麟「えぇ…?」
天然たらしが漏れに漏れ出ている。こういう天然な所も、麟が皆から好かれる理由の一つなのだろう。
ザッザッ
『ねぇねぇそこのお嬢さ〜ん♪』
『いひひっ♪いい女はっけーん♪』
数人の男達が菫子に話しかけてきた。
菫・麟「「ん?」」
『そんな奴はほっといて、俺達と遊ばない?』
菫「…はぁ?」
麟「これが…俗に言うナンパというやつか…。その躊躇いの無さは目を見張るものがあるな…」
麟はナンパ共のメンタル力に脱帽し、淡々と分析をしていた。
菫「なに真面目な分析してんのよ…」
麟「いや…実際にナンパを見るのは初めてで…」
菫「凄いわね…」
『ほらほら、そんな男より俺達と遊ぼうぜ?』 ガシッ
菫「ちょ…触らないで…!?」
麟(ピクッ)
1人が菫子の肩を触った時だった
ガシッ!! グイィィィッ!!
『いだだだだだだだっ!?』
菫「り、麟…!?」
麟「…」 ギリギリギリ…!!
ザワザワ…
麟が瞬時に男の腕を掴み、曲がってはいけない方向へと腕を曲げた。もちろん骨折させてはいけないので折れるか折れないかの瀬戸際辺りを攻めているが。
突然の騒ぎ事に周りがザワザワと騒ぎ始めていた。
ギリギリギリ…!!
『いだだだだだだだっ!?お、折れる折れる…っ!!?』
麟「…」
『て、てめぇ!』 ダッ!!
菫「あ、危ない!」
仲間の1人が麟に襲いかかろうと向かったが
麟(ギロリ…!!)
『ひっ…!?』
麟は凄まじい剣幕で男を睨みつけた。睨みつけられた男はあまりの鋭い眼光に固まってしまっていた。
蛇に睨まれた蛙とは、まさにこの光景である。
『あ…あ…?』 ガクガク…
睨みつけられた仲間は足が震え上がり、その場に立ち尽くすだけだった。
麟「貴様はその場を動くな」
『は、はい…っ!』
麟「…よし、では貴様…」 ギリッ!!
『ぎゃぁぁっ!?』
麟「いいかよく聞け!もしまた"俺"の菫子に手を出してみろ!!次はその命が無いものだと思え!!いいな!!!」 ギリギリギリ…!!
『ぎゃぁぁぁっ!!折れる折れる!!』
菫「お、俺の…!?///」 キュンッ…
麟「聞いていたのか!二度と俺の菫子に手を出すなっ!!!」
『わ、分かりました!二度と手は出しませんからどうかお許しを…!』
麟「ふん!」 バッ!!
『あが…っ!ひ、ひぃぃぃぃぃっ…!!』 ダッ!!
『ま、待てよ!!』 ダッ!!
麟の凄まじい剣幕に恐れをなした男達は、その場からすぐさま逃げ出した。
周り
『『おーっ!』』
パチパチパチパチパチパチパチパチ!!
その勇敢ある行動に、周りからは自然と拍手が起きていた。
麟「菫子」
菫(ポーッ…)
麟「菫子!」
菫「は、はいっ!?」
麟「(スッ…)この手を握れ」
菫「は、はい…///」 ギュ…
麟「(ギュ…)花見を続けるぞ?この手を絶対に離すな、家に帰るまで傍を離れるな。いいね?」 ジッ…
・優しくみつめる
菫「ひゃ、ひゃいっ…!!!///」 ドキンッ!!
スタスタ
麟は菫子の手を優しく握り、何事も無かったように花見を再開し始めた。