その情報を集めるべく行動を開始する麟と魔理沙。
一体、誰が何の為に起こしたのか…
~アリスの家~
スタッ
俺達2人は異変の情報を集めるべく、まずアリスの家へやって来た。
魔(ソローリ…ソローリ…)
何であんなにこっそり近づこうとしてんだあいつ?
麟「なんでそんなにコソ泥みたいなことしてんだよお前」
魔「しー!アリスにバレちまうだろ…!?」
ア「誰にバレてしまうですって?」 パチン‼
アリスは瞬時に指を鳴らし、人形たちを召喚。
バッ‼ シャキーン‼
魔理沙は、あっさりとアリスお手製の自立式人形に囲まれてしまった。
魔「げげっ!!?」
一瞬で魔理沙は人形たちに囲まれた。…本当に情報収集しに来たのか疑いたくなるくらい理解できない光景だ。
ア「あら麟じゃない。貴方が私の家に来るなんて珍しいわね?お茶でも飲んでいく?」 ニコッ
俺に気付いたアリスは、先ほどまで魔理沙を睨んでいたとは思えないくらい、とても優しい笑顔を見せてくれた。これが噂の美しいバラには棘があるってやつかぁ。
魔「私と麟で態度が違いすぎるだろ~!?」
ア「日頃の行いって事が分からないの?」
麟「あ~…なるほどね」
俺は思わず納得してしまった。
魔「お前は納得するなよ~!」
異変の情報収集をしに来たとは思えないくらいほのぼのとした空気だった。
まあ、今はそんなことしている場合ではないので
麟「アリスのお茶はまた今度にするよ。今は、この訪れない春についての情報収集をしに来たんだ」
ア「それは構わないけど、どうして私の家に来たのよ」
麟「魔理沙に聞いてくれよ」
魔「いや、アリスの奴がなけなしの春ぐらいを持っていそうだなって」
なけなしの春って何ですか?って俺は聞きたくなってしまった。『なけなしの春』ってパワーワード過ぎるだろ。
ア「魔理沙は私の事なんだと思ってるわけ?」 ゴゴゴゴゴゴゴゴ…
魔「七色の魔法使い?それとも、なけなしの春泥棒?」
ア「(ブチッ)失礼ね!!それに私には春を持ち去れるような魔法は知らないわよ!!」 バキィ‼
魔「いっってぇぇぇ!?」
麟「…はぁ(汗)」
とてつもなく鈍い音が周りに響き渡った。
ピュ~ン
魔「(ヒリヒリ…)いてて…アリスは不発に終わっちまったかぁ…」
麟「バカな事やってないで真面目に情報収集をしろよ」
魔「失礼だな!至ってまじめにやってるぜ!」
麟「お前のやり方は子供の犯人捜しレベルだわ!」
魔「んな?!失礼な奴だな!?」
麟「そんな事より、紅魔館についたぞ」
俺達は情報収集をし、今度はあの紅魔館へと足を運んだ。
何もありませんように…
~門前~
美「グウ…グウ…」
門の前まで歩くと、このくそ寒い中グッスリ寝ている美鈴が立っていた。
魔「相変わらず寝てんのか美鈴は」
麟「これでも一応門番だけどね…。おい、美鈴起きてくれ」 ユサユサ
美「んん…んあ?って麟さんに魔理沙さん?おはようございます!しっかし寒いですねぇ…」 ブルブル…
雪まみれで寝ていた人が矛盾した事をほざいている。
麟「パチュリーは図書館に居るか?」
美「当たり前じゃないですか!こんな寒いのにあのパチュリー様が出かけるわけないじゃないですか!」
魔「はははっ!それもそうだな!」
麟「確かにな。まあいいや、居るのであれば好都合だから」
美「何かパチュリー様に用でも?」
魔「この終わらない冬についての情報収集をし来たんだぜ!」
美「分かりました!どうぞお入りください!」
ギィィィッ
そう言うと美鈴は門を開けてくれた。
魔「よーし!調査開始だぜー!!」 タッタッタッタッ
麟「ありがとう美鈴。お礼と言っては何だけどプレゼントだ」 カッ‼
・防寒魔法を美鈴にかける
俺は美鈴にお礼代わりに防寒魔法をかけてあげた。この寒い中、門番をしているのだからそれなりの敬意を払わないとな。
美「わあ…全然寒くない!ありがとうございます麟さん!これでもっと寝やすくなりましたよ!」
麟「…おいおい(汗)」
…やっぱりかけなくてもよかったかも。