~翌日~
菫「え~っ!?今日帰っちゃうの!?」
麟「色々とこっちもやる事があるんでな、申し訳ないけど今日の夜には帰るよ」
菫「せっかく楽しい春休みを過ごせると思ってたのに…」
麟「それが俺とお前の差だな」
菫「む~…!じゃ、じゃあ夜になるまで目一杯遊ばないと!」
麟「最後まで付き合わせてもらうよ♪」
菫「覚悟しなさいよ?♪」
菫子に、今日幻想郷に帰る事を説明すると、菫子は最後の思い出作りに目一杯遊ぶから付き合えと命令してきた。俺は最後まで菫子の彼氏(役)として、菫子のわがままを最後まで聞くと宣言し、一緒に最後の思い出作りへと向かった。
ある時は…
デェェェェェェェェェェンッ!!!
麟「パンケーキの枚数多くね!?1人で食えんの!?」
菫「あったり前でしょう!」
~数分後~
菫「ウップ…も、もう食べれない…」
麟「同じ過ちを繰り返すな!」
ルナティックバーガーに続きルナティックパンケーキでも同じ過ちを繰り返したり
麟「この帽子、お前に似合うんじゃないか?」
菫「こっちも良くない!?」
麟「どっちも良いな…」
菫子に似合う帽子探しをしたり
菫「色は~匂えど~♪いつか~散りぬるを~♪」
麟「月には叢雲~♪華には風と 朧深に隠れた焦燥~♪」
人生初のカラオケを2人で楽しんだり
麟「おらぁ!」
菫「ぎゃーっ!?そこでそのアイテムを引くか!?」
ゲーセンでレースゲームに熱中したりと、幻想郷では体験することの出来ない遊びの数々を菫子と遊び尽くし、予定の時間になるまで思い出作りをしながら遊びまわった。
そして…
麟「…もう、こんな時間か」
菫「え…嘘!?」
ついにお別れの時がやって来てしまった。
麟「楽しい時間の時ほど、時の流れってのはあっという間なんだよな…」
菫「そんな…まだやりたい事、沢山あるのに…」
麟「申し訳ないな、約束は約束なんでね」
菫「…」
麟「やっぱり、さよならするなら桜が沢山ある場所でにしよう。菫子も…それでいいか?」
菫「…」 コク…
麟「ごめんな…」
菫子には申し訳ない事をしてしまった、もっと長い期間外の世界に居られれば良かったのでが…あまり長くここに居すぎるとあっちもあっちで騒がしくなってしまうからここらが潮時なんだ…と言いたかったか、これ以上菫子を悲しませたくないので…胸の中にそっとしまいこんで、言うのをやめた。
~人気のない桜通り~
ザッ…!
麟「ここら辺がいいかな?」
麟は別れの場所に、桜が満開に咲き乱れた通りを選んだ。
菫「…」
菫子はあれ以降、すっかりだんまり状態であった。
麟(これ以上話しかけるのもあれか…)
「…じゃあ菫子、またあっちで会おうな」
と、麟が別れの言葉を吐いた時だった…
菫(バッ…!!ギュ…)
麟「菫子…!?」
菫「嫌だ…!」 ギュウ…!
菫子は、麟を幻想郷に帰しまいと強く抱き着いた。
麟「ど、どうしたんだよ菫子…!?」
菫「帰ってほしくない…!私と一緒にこっちで住んでほしいの…!」
麟「はぁ!?何言ってんだよお前は!?」
菫「うっ…うっ…」 プルプル
麟「…菫子?」
菫「うわあぁぁあああぁぁ…!」 ポロポロ
麟「いいっ…!?」
まさかの菫子は大泣き状態であった。
麟「な、何をそんな本気で泣いてやがんだ!?」
菫「だって…ひぐっ…私…麟の事を本気で好きになっちゃったんだもん…!」 ポロポロ
麟「はい!?」
菫「最初こそ…ただの彼氏役を演じてくれる友達という判定をしてた…でも…!だんだん麟と一緒にいるうちに、なんだか胸がずっとドキドキしてて…それで分かったの、私は麟の事が好きだって…!だからここにずっといてほしいの…!!」
麟「お前…」
菫「麟…お願い…!」
「「私の…本当の彼氏になって…!」」