謎の腕
~博麗神社・倉庫~
ガサゴソガサゴソ…
霊「ふぅ…たまには溜まったものを全部断捨離するのも悪くないとは思って掃除を始めたのはいいけど…」
ゴチャァ…
・物であふれかえっている
霊「…まさか状態になるまで放置していたなんて」
あうん
「あはは…定期的にお片付けはしないとこうなっちゃいますもんね…」
針妙丸
「それにしても埃っぽいなぁ…(モゾモゾ…)クシュンッ!!」
何故3人が神社に隣接している倉庫を掃除しているかというと…
霊「(ノビーィ…)相変わらず暇ねぇ…参拝客はちらほら来てくれるけど…」
と…霊夢がいつもの不満を吐き出したので、それを見かねた麟が
麟「じゃあたまには倉庫の掃除でもしろよ?最近色んな人が奉納したりしてくれてるからきっと物であふれかえってるぞ?」
と、霊夢に苦言を呈したので、それを聞いた霊夢が渋々あうんと針妙丸に手伝ってもらいながら倉庫の掃除をしていたのだ。
霊「(ガサゴソ)あら…?これ、何かしら…」
一方、霊夢に掃除をしろと提言した張本人はというと
お燐・橙(人型形態)
「「フーッ…!!」」 ゴゴゴゴゴゴゴゴ…
麟「よしよし♪ミケは相変わらずお利口さんだな?♪」 ナデナデ
ミケ(猫形態)
「ニャ~ン♪ゴロゴロ…♪」
・お腹の上でのんびり♪
猫と化け猫に囲まれながらのんびりしていた。
お燐「ちょっとお兄さん!」
麟「うん?」
橙「誰ですかその泥棒猫は!」
麟「…どこでそんな言葉を覚えて来た…?んな事はどうでもいいや…この子は豪徳寺ミケだ。ミケ、2人に挨拶を」
ボフンッ!!
ミ「お初にお目にかかりますにゃ、私は豪徳寺ミケ♪初めましてにゃ♪」
お燐「なんなんだいお前は!?いきなりお兄さんのお腹を占領するとは!」
橙「麟さんのお腹上と膝上は私とお燐さんの場所だよ!」
麟「別に誰の物でもねーよ」
ミ「にゃふふ~♪早い者勝ちですにゃ~♪」 スリスリ
麟「よしよし♪」
お燐・橙「「(ブチッ!!)野郎ぶっ殺してやらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」」
ミ「ふざけやがってぇ!!!」
ドッタンバッタン!!
化け猫達の麟をめぐる争いが始まってしまった。
麟「…楽しそうだな」
麟は蚊帳のお外。
スタスタ
霊「なんだか騒がしいわねぇ…」
麟「お、3人共おかえり」
あ「わぅぅぅ…埃まみれです…」
針「あうんに同じく私も~…」
麟「2人共風呂に入りな」
針「そうする~」 テクテク
あ「私もご一緒に入りま~す!」 トテトテ
あうんと針妙丸は埃まみれの状態が耐えられないという事で、身体を綺麗にするために風呂へ。
麟「で?倉庫の断捨離は終わったのか?」
霊「ええ、あらかたは片付いたんだけど…」
霊夢は少し表情を曇らせた。
麟「…何かあったのか?」
霊「倉庫からこんなのが見つかって…」 スッ…
コト…
霊夢はそう言うと、とある細長い箱を取り出した。そしてその箱には
麟「…〖河童の腕〗?」
と書かれていた。
麟「…え、博麗神社ってこんな物騒過ぎる物まで奉納されるわけ?」
霊「ま、まあ…いつも目を離した隙に変な物を奉納されるのはよくある事だけど…」
麟「…(汗)」
(よくある事なんだ…)
霊「とりあえず中身の確認だけ。…っ!?」
パカ☆
麟「お、おい!?そんな躊躇いなく開け…っ!?」
霊夢は誰かに奉納された河童の腕と書かれた箱を開け、その中身を確認すると…
麟「こいつは…右腕か…!?」
一本の干からびた腕が箱の中に奉納されていた。
霊「…(パタン…)よし、こんな物は焼却処分に限るわね」
霊夢は何も見なかったかのように箱を閉じ、すぐさま廃棄する準備に取り掛かるが
麟「待て待てまて~い!」
麟が急いでそれを阻止。
霊「…何よ?」
麟「なんで神社に奉納された物をそんな躊躇なく捨てようと出来るんだよ…?一応神社に奉納された物なんだから捨てるなよ?それに…何か秘密があるかもだし…」
霊「秘密ねぇ…?・・・!(ピコーン!!)いい事を思いついたわ♪」 ニヤニヤ
霊夢はこの腕の処遇をどうするか思いついたのだが、その顔は明らかに悪だくみを思いついた時の顔であった。