タンタン
早「だからこそ、幻想郷が外の世界を超えて次のステップに進む為には地獄の釜を利用した核融合炉が必要なのです!」
霊・魔「「はぁ」」
早「淡泊過ぎる反応!!(汗)」
霊「だから話が難しすぎるのよ」
あの後も早苗は核融合炉がある事で幻想郷にどんな利益がもたらされるかを2人に語り続けていたのだが、そんな気難しい話や技術とは無縁の世界を生きて来た2人には全くと言っていいほどに理解してもらえずであった。
魔「結局、何が問題なのかを教えてくれよ」
早「分かりましたよ…オッホン…。旧地獄は地中深く過ぎて、地上の炉にたどり着くまで時間がかかりすぎるのです」
霊「それが?」
早「せっかくの熱エネルギーも、冷めてしまえば意味がないという事ですよ」
魔「それに地底の妖怪が居るから面白がって邪魔するだろうしな♪」
早「その通りです魔理沙さん!」 ビシッ!!
霊「…あいつらは本当に性格が悪いからねぇ、麟の前以外では」
早「…改めて考えると、麟さんってなんであんなに好かれるんですかね?」
魔「そりゃあ、あいつには表裏とかが少ないからな♪」
霊「挙句の果てには勇儀に勝っちゃうし…」
霊・魔・早『ひぇぇぇっ…』 ブルブルッ…
3人は何故か、改めて麟という存在は不可思議なものだと再認識していた。
早「あ、話が脱線しました…。でも私達は新しいエネルギーの可能性を見つけたのです!」
魔「ほお、それは?」
早「「常温核融合です!」」 ドドンッ!!
「常温核融合?」
早「はい!そうで…ん?今の声って誰ですか?」
霊「ん」 ツンツン
霊夢は後ろを見てみろと指で促す。
早「後ろ…?」 チラッ
華「どうも♪」 フリフリ
早「うわぁっ!?(ビクゥッ!!? フラッ…)あわわわわわわわわわわっ!?」
バターンッ!!!
華「…(汗)」
いつの間にか華扇が早苗の後ろで核融合の話を聞いていた。それに驚愕をした早苗は驚きすぎてすってんころりと。
霊「華扇、早苗を驚かさせないでよ」
華「…すみません」
魔「大丈夫か早苗」
早「(ムクリ)いたたたた…えっとどちら様で…?」
霊「茨木華扇、修行中の仙人ですって」
早「修行中の仙人…?ああ、貴女でしたか」
魔「んだよ?お前、知り合いだったのか」
早「仙人は山に住んでいるからよく会いますよ?結構大きなお屋敷を持っている仙人ですよ…屋敷というよりかは道場に近いのかな?」
魔「ほえ~…」
華「あ、話の腰を折ってしまいましたね?ほら、私には構わず続きを」
早「は、はい。それで常温核融合ですが…」
「その名の通り室温での核融合を意味して、今までのような高温高圧じゃなくても核融合が出来て…」 ペラペラペラ…
華扇がへし折ってしまった話の腰を元通りにして、話をもう一度聞かせてもらったのだが…あまりにもマニアックすぎる話だったので
霊・魔・華(うっわぁ…何言ってんだかわっかんねぇ…)
また、頭を抱える羽目になってしまった。
早「で、その為にも霊夢さんの力をお借りしたく!」
霊「え、私?」
早「ええ!新しい合金を生み出すには
※金山彦命=金属の神様
霊「私の〖神を降ろす能力〗が必要って事?」
早「はい!是非ともその力を」
霊「私になんのメリットがあるわけ?」
早「…へ?」
魔「バカだなぁ早苗は…霊夢が自分に利益の無い事をやりたがると思うか?」
早「そ、そこを何とか…!」
霊「嫌よ、メリットも無いのに」
早「そ、そんなぁ~…!」
スタスタ…
華「早苗、質問があります」
早「ふえ…?」
華「その実験、成功したらあの間欠泉は止まりますか?」
早「え、えっと…恐らく成功すれば止まるかもしれません…。非効率な地価の核融合炉を廃止出来るので…」
華「なら話は早いわね!霊夢、協力してあげなさい」
霊「は、なんでよ」
華「あら、人間を妖怪から守るのが貴女の使命でしょう?」 ニコニコキラキラ♪
霊「え…えっ…!?」
ポン
魔「霊夢、華扇の言う通りだから諦めろ」
霊「「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?」」
華扇の仙人モードで押し切られた霊夢は、結局早苗の為に金山彦命の力を借りて、間欠泉を止める為の要を作る羽目になってしまった。
まあ、人間を守るのが巫女の役目なのだから、間欠泉を止める為にもやるべきだと思うよ。
一方、麟はというと?
ムギュ~♡
フ「えへへ~♡」
ナデナデ
麟「まったく…」
魔法の勉強に嫌気がさしてしまったフランの甘々モードに襲われていた。
麟「もう少ししたら勉強再開だからな?」 ナデナデ
フ「それまでもっと撫でてお兄様!♡」
麟「…仰せの通りに♪」 ワシャワシャ
でも、麟は麟でなんだかんだ言いつつもちゃんと義兄らしい事をしている…気がする。
Hazard ON…!