華月麟の幻想記   作:華月麟

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SET AVENGE…!!


溢れ出る怨霊達と彷徨える魂達

~翌日~

 

 

霊「出来たわよ!」

 

早「え、もう出来たんですか!?」

 

霊「ええ、昨日の夜には出来ちゃったわ☆」

 

早「いい意味で想定外です…何かあったんですか?」

 

霊「うん?特には何も…オモイナコイツ…!?(ズルズル)ただ、金山彦命にお願いしたら『新しい金属が作れるのか!?すぐにでも取り掛かろう!』って物凄く喜んで作ってくれた…わよ!!」

 

 

ズドン!!!!

・数十mはありそうな金属の柱

 

 

早「わっひゃぁ!?」

 

霊夢は金山彦命が作りだしてくれたパラジウム合金の柱を取り出した。…デカくね?

 

霊「パラジウム合金だっけ?なんか金山彦命は金属の神様だっていうのに初めて作ったらしいわよ」

 

早「こ、これで実験ができ…え?金山彦命様、これが初作品なんですか!?」

 

霊「最近の人はあんまり自分を祀ってくれないからって嘆いてたけど…それが原因なのかしら?」

 

早「さ、さぁ…どうなんでしょうね…?…とにかく、これで実験が出来ます!神奈子様に報告だい!」

 

霊「それは構わないけど、どうやってそんなバカ重いそれをあの間欠泉まで運ぶの?」

 

早「…あ」

 

霊「え、ノープラン?」

 

早「ゆるしてひやしんす♪」 テヘ☆

 

 

「「アホかあんたはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」」 ガオォォォォォォォォォォォォッ!!!

 

 

「あーっ!?ごめんなさいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!!?」

 

 

…前途多難である。

 

 

 

 

 

~間欠泉センター~

 

 

ズシーンッ…!!

 

霊・魔・早・華

『ぜぇ…ぜぇ…ぜぇ…』

 

結局、パラジウム合金の柱をどうやって持っていくのかを言い争い、偶然神社にいた魔理沙と華扇も道連れにして間欠泉センターまで運んだ。

 

神「…随分と楽しそうだな?」

 

魔「どこをどう見たらそんな風に見えんだよこの野郎…」 ズキズキ…

 

霊「もう二度と早苗のお願いは聞きたくないわ…!こいつの考えてる事は所々重要部分が抜け過ぎよ…!」 ズキズキ…

 

早「ご、ごめんなさい~…」 ズキズキ…

 

華「いい運動にはなったけど、代償が大きすぎるわ…」 ズキズキ…

 

4人はなかなかの質量を持つパラジウム合金の柱を運んでいたので、腕に酷い痛みが伴っていた。

 

神「あとは私に任せなさい」 スタスタ

 

ヒョイッ

 

魔「ぶーっ!?あの野郎!?なんであんな軽々しく持ててんだよ!?」

 

神奈子はそんな4人の努力を踏みにじるかのように、軽々しく持ち上げてしまった。

 

霊「さすが、御柱をぶん投げる野蛮な神」

 

神「失礼だなお前は!?」

 

華「いや、御柱を投げる方がどうかと思いますが?」

 

神「えぇっ!?そうなのか早苗!?」

 

早「わ、私に聞かれても困りますよ?ほら、さっさとその合金を運んじゃってくださいよ」

 

まさに触らぬ神に祟りなし。面倒事に巻き込まれたくない早苗は、神奈子の質問を無視した。

 

神「うちの早苗も薄情だねぇ?(スタスタ)まあいいや、さっさとこの柱を儀式のあそこに刺してしまおう」

 

早「へ!?まだダメですよ神奈子様!ちゃんと儀式を終えてからそれを刺さないと…!」

 

しかし…

 

神「あ~よいしょっ!!」

 

 

ドスンッ!!

 

 

もう手遅れだった。

 

早「あわわわわわわ…!」

 

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!!!

 

 

 

グラグラグラ…!!

 

 

突然、間欠泉センター全体が大きな揺れに包まれ始めていた。

 

魔「うわわわわわわっ!?」

 

霊「な、何よこの凄まじい揺れは!?」

 

華「温泉活動…というわけでもなさそうです…!!」

 

神「まだ早かったか…!?」

 

早「だから言ったのに~!!!」

 

 

オォォォッ…

 

 

華「(ピクッ…)下から何か来ます!!」

 

4人『下!?』

 

 

全員が下に視線を向けたその時だった。

 

 

ドガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァンッ!!!!!

 

 

オォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ…!!!!!

 

 

華「こ、これは…!?」

 

 

なんと下から、温泉と共に大量の怨霊達が一緒に吹き出してしまったのだ。

 

 

~紅魔館~

 

 

ドガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァンッ…!!

 

 

麟「なんだ…!?」

 

フ「なんか凄い音がしたよ!?」

 

その轟音は紅魔館にまで届き…

 

麟「(ピキ~ンッ…!!)ん…!?」

 

 

オォォォォォォォォォォォォッ…

 

 

麟「この感じ…怨霊か!?」

 

麟はすぐさま異変に感づいた。

 

フ「お、お兄様…?」

 

麟「フラン…悪いが急用が出来ちまった…!あとはパチュリーやら咲夜やらに頼んでくれ!」 ダッ!!

 

フ「お、お兄様!?どうしたの!?」

 

 

バンッ!!

 

 

麟は急いで部屋の窓を開け

 

 

麟「華月麟、出るぞ!!」 ドウッ!!

 

フ「お、お兄様ぁぁぁぁっ!?」

 

 

ギュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッ!!!

 

 

間欠泉センターへと急行した。

 

 

 

 

 

 

 

 

バォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!

 

 

霊「こ、これは怨霊!?それはいいけど、なんて量なの!?」

 

魔「今まで詰まっていた物が、今ので全部吐き出されちまったんだ!」

 

華「は、早く穴を塞がないと!」

 

 

 

 

「「俺に任せろ!!!」」

 

 

 

 

3人『!?』

 

早「い、今の声って…!?」

 

神「まさか…麟!?」

 

 

 

 

 

SET IGNITION

 

 

 

麟「はぁっ!!」

 

 

 

カッ!!

 

キィィィィィィィィィィィィンッ…!!

 

 

 

 

 

 

 

華「…!?」

(この、神にも等しい力は…!?)

 

 

 

 

 

 

 

麟「ミラージュ・ワゾー!!!」

 

 

 

 

 

 

ブワァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ…!!

 

 

 

 

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 

 

 

 

DYNAMITE BOOST

 

 

 

 

MARK Ⅸ

 

 

 

 

READY――FIGHT!!!

 

 

 

バオォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!

 

 

 

 

 

早「り、麟さん…!」

 

麟「早苗!どうすればいいか指示をくれ!」

 

早「え…私が…!?」

 

麟「時間が無いんだ、早くしろ!!」 クワッ!

 

早「は、はい!まずはこの注連縄をあの柱につけてください!」 ブォン!!

 

麟「(ガシッ!!)任せろ!」 ギュアァーンッ…!!

 

 

ブアッ…!!

 

 

マキマキ…キュッ!!

 

 

麟「巻いたぞ!!」

 

早「あとは貴方の神力をその柱に注いでください!!」

 

麟「分かった!!」 バッ!!!

 

 

 

 

「間欠泉よ…静まりたまえ…!」

 

 

 

 

パァァァァァァァァァァァァァァァァァァ…

 

 

 

 

バオォォォォォォォォォォォォォォォォッ…!!

 

 

オォォォォォォォォォォォォッ…!!

 

 

オォォッ…

 

 

シーン…ッ

 

 

パラジウム合金の柱に麟の神力が注がれたことにより、パラジウム合金が効果を発揮し始め、間欠泉が静まり返った。

(止まった原理は不明)

 

 

霊「と、止まった…?」

 

魔「止まったぞ~…!!」

 

神「さ、さすがは麟だ!!

 

 

3人『やったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!』

 

 

麟「ふ、ふぅ…」 ドサッ

 

早「お疲れ様です麟さん」

 

麟「無事ではないけどな…今ので大量の怨霊が放たれたぞ…?」

 

早「神奈子様がご迷惑を…」

 

麟「また守矢か…」 ジトー…

 

早「やめて!そんな目で私を見ないで!!」

 

 

<ギャーギャー!!

 

 

麟達は間欠泉を止めた事に大騒ぎしていたが

 

 

 

 

 

華「…神にも勝る神力を纏う人間。…彼は一体何者なの…?」

 

 

 

 

ただ一人、華扇だけは麟の凄まじい神力に疑問を抱いていた。

 

 

 

 

何故、ただの人間がそこまでの力を身に付けているのか…と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに、あの後騒ぎを引き起こした張本人でもある神奈子は、四季映姫様にこっぴどく叱られた。それはもう、ゲッソリして老けるくらいには。

 

 

そしてここから、幻想郷のあちこちに分散していってしまった怨霊達を全員捕獲する為に動き出す。




No chance of surviving this Hatred.

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