ポロンッ…♪
ポロンッ…♪
麟「…まだ鳴いているのか」
彼がピアノの部屋へ到着してもなお、ピアノは鳴き続けていた。
ソ~…
ルナサ「り、麟さん…大丈夫…?」
麟「ルナサ?どうしたんだよ」
ルナサ「(スタスタ)し、心配になっちゃって…」
麟「ご心配どうも」
ルナサは、麟が何かしらの被害を受けていないか心配になって様子を見に来てくれたようだ。
麟「皆は?」
ルナサ「あはは…皆、すっかり怯え切っちゃってエントランスから動けていないわ…」
麟「そうか…。まあ、そっちの方が万が一の事があっても安全だからいいけどさ」
ポロンッ…♪
ルナサ「ヒィッ!?ま、まだ鳴いてるの…!?」
麟「まるで…何かを訴えているような…」
『ピアノを弾いて…』
麟「…うん?今、何か俺に言ったか?ルナサ」
ルナサ「へっ…!?な、何も言ってないわよ!?」
麟「…気のせいか?」
ルナサ「やめてよね急に…」
『ピアノを…弾いて…』
麟「いや…気のせいじゃないな」
ルナサ「えっ…!?」
麟(ドスンッ)
先程と同じ言葉が聞こえてきていた麟は、その声に従ってピアノを弾く体勢へ。
ルナサ「ま、まさか…このピアノを弾くつもり…!?」
麟「それが、このピアノの望みだからな。…けどピアノなんて弾いた事無いからなぁ」
『教えてあげる…』
スッ…ポロンッ…♪ ポロンッ…♪
麟「!?」
麟の手はまるで誰かに握られているかのように、勝手に麟の意志とは無関係に動き始めていた。
~♪
・美しい音色を奏でる
ルナサ「え、本当に弾いた事無いの?の割には上手よ?」
麟「い、意外な才能が…?」
(も、もしかして、このピアノに取り憑いている霊が俺にピアノの弾き方を…?)
『あとは…貴方自身の音色を聞かせて…』
麟「お、俺自身の音色…」
(でも、俺なんかにそんな物が奏でられるのか…?)
そう、悲観的な思考に陥っていた時
『貴方なら…出来るよ…』
麟「…!」 キッ…!
霊からそう励まされ、麟は意を決した。
ポロンッ…♪
・音を間違える
麟「っ…!でも…!」
~♫
・ネクロファンタジアを奏でる
最初こそ音程を間違えたものの、麟は怯むことなく演奏を始めた。
ルナサ「す、凄い…!」
ルナサは麟の奏でる音色に聞き入っていた。
~エントランス~
~♫
・ネクロファンタジアが聞こえてくる
リリカ「あれ…?なんか綺麗な音楽が聞こえてくるよ!」 ダッ!!
メルラン「ちょっとリリカ!?」 ダッ!!
雷「ちょっと2人共?!」 ダッ!!
華「ちょっと…!?私を置いて行かないで!」 ダッ!!
美しいピアノの音色がエントランスまで響き渡り、その音色の正体が何なのかを確認するためにリリカが走り出し、他3人はそれを追うような形でピアノの部屋まで。
※霊夢は映姫を呼び出し中
~♫
麟「…!」
・集中して弾く
そして麟の演奏はクライマックスへ!
ズザザザァァァァッ…!!
リリカ「あれ!?麟がピアノ弾いてる!」
メルラン「あ、あのピアノを…!?」
雷「よ、よくもまあ躊躇いなく…」
華(一体、何故そんな事を…?)
…♫
・演奏が終わる
麟「ふぅ…」
ルナサ「…お~」 パチパチパチ
4人『…』 パチパチパチ
麟の演奏を聴いていた5人は自然と拍手し始めていた。
麟「初めてピアノなんて弾いたよ…」
華「(スタスタ)の割にはとてもお上手でしたよ?」
麟「ご清聴ありがとうございました」
華「でも…どうしてこのピアノを弾いていたんですか…?」
麟「いや…誰かがこのピアノを『弾いてくれ』ってお願いしてきたんだ。なんなら弾き方も教えてくれたよ」
華「何を言って…?というか誰が貴方にピアノを教えたんですか…?」
麟「そ、それは俺にも分からないよ…」
誰がそんな事を言い出し、麟にピアノを教えてくれたのか見当もつかかず、困惑していた時…
カッ…!! パァァァァァァァァァァァァァァァァァァ…!!
麟「うお…!?」
華「な、何…!?」
ルナサ「ピ、ピアノが急に…!?」
リリカ「光り出したよ!?」
メルラン「な、なんなのさ急に…!?」
雷「ま、眩しいわ…!!?」
突如、ピアノが光り出した。
オォォォォォォォォォォォォッ…
スタッ…
麟「うっ…?(チラッ)だ、誰だ…!?」
発光現象も落ち着き、麟がピアノの方へ恐る恐る視線を向けると
?『うふふ…♪とても美しい演奏だったわ…?♪』
1人の少女が目の前に立っていた。
読者の皆様は、もし麟が誰かと結婚するなら誰がいいとかありますかね?