イメージは幽閉サテライトの『三千世界』です
ジリジリジリジリ…
ビュゥゥゥゥン…!!
魔「ふい~…まだ6月後半だっつーのにクソ暑いなぁ…?こうなったら今日は博麗神社でのんびり冷たい麦茶でもたかりに行くか…」
今日も今日とて暑い幻想郷、白黒魔法使いの霧雨魔理沙は博麗神社に冷たい麦茶をたかりに行こうと考え、現在進行形で博麗神社に向かっていた。
キィィィィィィィィィィィィィィィィィンッ…!!
魔「うん…?何か遠くから聞こえてくるような…?」 チラッ
どこからか異音が聞こえて来たので異音の方向に視線を向けた時
キィィィィィィィンッ…!!
・何かが向かってくる
魔「っ…!?な、なんだあれ!?」
何かが魔理沙目掛けて近づいて来ていた。
キィィィィィィィンッ…!!
魔「ヤ、ヤバい…!?」 アタフタ
まり沙が急いで、迫り来る"ナニか"を避けようとした次の瞬間
ゴッ!!!
魔「おわっ!!!?」
ナニかが魔理沙のスレスレを通過して通り過ぎ去っていった。
ゴォォォォォォォォォォォォォォォォォ…!!!
魔「な、何だったんだ今のは…?」
ゴォォォォォォォォォォォォォォォォォ…!!!
?(ココハドコダ…?俺ノ…俺ノ家族ハドコニイル…!?)
グッ!!
ギュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッ…!!!
過去の過ちを恥じる 朽ちゆく僕に
見守る君が笑う
三千世界
~博麗神社~
に「め~い~ゆ~♪」
ガララッ
麟「はいはい何でしょうか?にとり」
に「またお届け物をしに来たよ!」
麟「てことは、また何か作ってきたのか?」
に「盟友になら使いこなせそうだと思ったからね。あと、月の人達にも技術提供してもらったから盟友にしか渡せない…」
麟「…いつの間にそんな仲良くなったのかあいつらと。まあいいや、早速見せてくれ」
に「あいあいさ~!(ゴソゴソ)てことでこちらになります!」
麟「…ナニコレ?」
に「見ての通りアンカーシールドさ!」
麟「なんでこんなもん作った?」
に「まあまあ、最後まで話は聞くものだよ?盟友」
麟「はいはい分かりましたよ、聞けばいいんだろ?聞けば」
に「よろしい♪確かにこいつは一見するとただのアンカー付きのシールドだけど、その円部分には〖Iフィールド〗が組み込まれているんだ♪もちろん、普通のシールドとしても使えるけどね」
麟「Iフィールド…?弾幕ごっことかで使うバリアみたいなものか?」
に「もっと詳しく言うと、それが不可視状態で発動されるものだね。弾幕がIフィールドに直撃するとやっと可視化されるけど」
麟「ふ~ん、見た目の割には面白い性能してるな。…待てよ?月からそんな高度な科学技術を提供されたのか?」
に「うん『華月麟の為なら惜しみなく』って月の兵器開発班が言ってたよ?まあ…そのシールドは、Iフィールドを試験運用する為に作った急造品だけどね…」
恐るべし、月の科学技術である…!
麟「でも、なんでアンカーも付けた?Iフィールドだけでシールドを創ればいいじゃんかよ」
に「それじゃあロマンがないだろう!?」
麟「物を作るのにロマンを求めるな!?まあ…ありがたく使わせてもらうよ。で、こいつはいくらだ?」
に「試供品だから代金はいらないよ♪」
麟「またか…?大丈夫なのか代金を支払わなくて…」
に「め、盟友の為なら代金なんていらないよ…///(モジモジ)じゃ、じゃあそういう事で!///」 ダッ!!
麟「あ、おい…!?」
羞恥心に負けたにとりがその場から逃げ出した。
に(ダッダッダッ!!)
麟「(ジャキ!!)言いたい事だけ言って逃げんじゃ…ねえ!!」 バッ!!
バシュッ!!!
・アンカー射出
ヒュヒュヒュ…
カチンッ
・アンカーがにとりのリュックにHIT!
麟「ジャックポット(大当たり)!おらぁ!!」 グイッ!!!
に「[グイッ…!!]うわわぁっ!?」
ピュ~ンッ…ダキッ!!
麟「捕まえたぞ…!」
に「あ、あわわ…///」
なんと麟は使い方もよく聞いていないというのに、アンカーシールドの初運用を成功させた。
麟「ちゃんとこいつの代金は払わさせてもらう!いいな!?」
に「…」
麟「にとり?」
に「め、盟友はちょっと強引に責めるのが好みなのかい…?///」 モジモジ
麟「…は?」
に「私は別に盟友になら強引でも…♡///」
麟「な~に言ってんだお前」
どうやら掛かっているようです。
ヒュゥゥゥゥ…スタッ
魔「おいっす麟、冷たい茶を貰いに来た…って…夏なのに何暑苦しいことしてんだ?」
魔理沙が博麗神社に到着した。
麟「よう魔理沙。別にイチャついてたわけじゃないからな?」
魔「…の割にはにとりの目がマジだぞ?」
麟「え?」 チラッ
に「…ン~♡」
・キス待ち顔
麟「…えぇ?」
2人がくだらない茶番をしていると
文「あやややややややぁ~っ!!」
ズザザザァァァァッ!!
今度は鴉天狗のブン屋までやって来た。
魔「おうおう、文まで来やがったぞ?」
文「麟さん、にとり!昼間から何やってんですか!?これはスクープだ!」 パシャパシャ!!
麟・に「「撮るなぁ!!」」
文は相変わらずの平常運転で逆に安心する。
魔「文、お前は何しに来たんだ?」
文「はっ…!?特ダネスクープを前に忘れかけていた…!麟さん、霊夢さんは中に居ますか!?」
麟「霊夢?あいつなら中で早苗と華扇さんで冷たい茶を飲んでるよ、文も魔理沙もにとりも上がっていきなよ」
魔「お邪魔するぜ~!:」
文「お邪魔しま~す!」
に「放置プレイってやつかい?盟友♡」
麟「お前はいい加減にしろ」 ベシンッ!!
・デコピン
に「あいたぁっ!?」
~居間~
カランッ…
魔「はひょ~…冷たくて美味いぜ…」
に「(パキッ カリカリ)塩漬けキュウリも美味♪」
霊「こっちは暑苦しいわよ」
華「まあまあ、そう言わずに…」
麟・早「「あはは…」」
珍しく博麗神社には人がなかなか集まっている、明日は台風だな。
霊「で?魔理沙とにとりはいいとして…文は何しにここへ来たのかしら?」
文「そうそう!(クワッ!!)聞いてくださいよ霊夢さん!麟さん!」
霊・麟「「お、おう…?」」
文は血相を変えたような顔で2人に話しかけてきた。どうやら相当な出来事でもあったのだろうか?
文「この…幻想郷最速の私、射命丸文ですら被写体を捉えられない妖怪が幻想入りしたんですよ!!」
華「鴉天狗ですら追いつけない妖怪…?」
に「へえ?じゃあ幻想郷最速の名前は返上かい?」
文「してたまるかぁ!」
麟「無駄話は良いから話を続けろ!?」
文「はっ…し、失礼いたしました…。それで相手が何者なのか写真を撮り続けていたのですが…何の成果も得られませんでした!」
霊「じゃあだめじゃない」
魔(文ですら捉えられない妖怪…か)
「…ん?なあ文、そいつってどんな見た目をしていたとか分かるか?」
文「え…?確か…遠くから見ると鳥のような見た目を…」
魔「やっぱりか…」
早「何か心当たりがあるんですか?魔理沙さん」
魔「ああ、博麗神社に来る途中に見かけたんだ。ありゃ確かに文ですら追いつけないくらいのスピードだったな」
文「やっぱりそうですか!?うわぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
文は魔理沙からの証言に深く絶望し始めていた。
麟「うっせぇな!?とりあえず収めた写真を見せんか!」
文「はい…」 シュン…
バララァァァッ…!!
霊「あ~…テーブルの上を散らかすなぁ…」
華「す、凄まじい量の写真ね…!?」
文はテーブルの上に大量の写真をばら撒いた。かなりの量を今まで撮影していたようだが…
に「どれもこれもまともにすら収まっていないじゃないか…」
魔「どれもこれも残像だな…」
華「こちらも何かの影らしきものは写っていますが…特定は出来そうにないですね…」
霊「これじゃあ何が幻想入りしたのか確認のしようがないわね…」
文「すびばぜん…」 シクシク
早「あ、相手がそれほど速い相手なのなら上手く収められないのも当然ですよ…!」
文「ブン屋としての名が廃るぅ~!」
文は一応ブン屋としての誇り、幻想郷最速の誇りを胸に生きているので、どうしても現実を受け入れられないのだろう。
麟「はぁ…やれやれ…」
(にしても…どれもこれも残像ばかりで何が何だか分からないな…。一応、見たことあるような形をしているようにも見えるんだが…)
ペラッ…
麟「…ん?」
大量の写真を確認していた時、ある1枚の写真が麟の目に留まった。
麟「これは…」
ブレブレな写真には、濃い緑色のナニかと赤くて大きな丸が描かれたナニかが写し出されていた。
麟「これって…(ツンツン)なあ早苗…」
早「はい?なんですか?」
麟「外の世界から来たお前なら、これが何か分かるんじゃないか?」 ペラ
そう言って早苗に例の写真を見せた。
早「(ジーッ…)こ、これって…!?」
早苗は、写真に写し出された物が何か分かったようだ。
麟「だよな、お前も気付いただろう?」
早「は、はい…!でもこれって今は現存していないんじゃ…?」
麟「ああ…強いて言えば博物館に展示されているくらいだ…」
魔「なんだなんだ?麟と早苗は分かったのか?」
早「え、ええ…」
麟「一応な…」
に「流石は盟友だ!で、何が写っていたんだい?」
麟「こいつは…」
早「これは…」
麟・早「「妖怪じゃない(ありません)…」」
霊「妖怪じゃない…?」
文「嘘ですよ!こんな物が妖怪じゃないだなんて…」
華「その根拠は?」
麟「俺と早苗は外からやって来た者同士、外の世界の物なら基本的には分かる」
早「恐らくこの写真に写っている物は"戦闘機"!」
霊・魔・華・文・に
『センントウキ?』
麟「ああ…こいつは1940年代からやって来た…過去の亡霊…!!その名は…」
早「その名は…」
5人(ゴクリ…!)
麟・早「「零!!」」
Break Down…!