今後は今まで以上にやらかしていきたいと思います。
by・作者より
クアァァァァァァァァァァッ…!!!
華「(ビクッ!?)な、なんですか今の声は…!?」
早「れ、霊夢さん…今の声はもしかして…?」
霊「ええ、どうやら戻って来たようね」
ギュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッ!!!
麟(巡航形態)
『クアァァァァァァァァァァッ!!!』
壮吉『う、うわぁぁぁぁ!?ば、化け物だぁっ!!』
華「な、なんですかあの怪鳥は!?」 バッ!!
麟の巡航形態を知らない華扇は身構えるも
霊「大丈夫よ、あれは敵じゃないから」 ガシ
霊夢が華扇を落ち着かせた。
華「な、何故言い切れるのですか…!?」
早「まあ、見ていれば分かりますよ♪」
華「…?」
バサッ…バサッ…バサッ…
ズズーンッ…
麟『さあさ、どうぞ降りてください。到着しましたよ』
小町「(スタッ)さあ恵さん、あたいが手を貸すのでゆっくりと降りてください」 スッ
恵『あ、ありがとうございます…』 ギュ
スタッ
映「(スタッ)ふう…初めて乗りましたが、なかなかに良い乗り心地でしたよ」
麟(人間形態)
「(カッ…!)そいつはよかったよかった♪」
華「り、麟…!?あの怪鳥は、麟だったのですか!?」
早「はい♪麟さんの巡航形態、レイズナーと呼ばれる姿です♪」
華「か、彼は一体何者なのですか…?」
霊「ちょっと変わった人間よ」
華「ちょっとどころの騒ぎでは収まらないです!」
霊・早「「そうかしら(かなぁ)?」」
華(…貴女達があの光景に慣れ過ぎなのですよ)
そう華扇はツッコもうとしたが…言うだけ意味がないと心の中で判断し、のどから出かかっていた言葉を奥底へしまい込んだ。
麟「では恵さん、行きましょうか…」
恵『はい…よろしくお願いいたします…』
ザッザッザッ…
ついに二等兵曹とその妻が数十年ぶりの再会を果たす時がやって来た。
ザッ…!!
麟「佐久間二等兵曹!」
壮吉『はっ!お待ちしておりました大尉!』 ビシッ!!
麟「少し待たせ過ぎてしまったかな?」
壮吉『い、いいえとんでもない…!私なんかの為にむしろお気遣いいただきありがとうございます…!』 ペコリ
麟「さあ恵さん…行ってください…」 スッ…
麟はその場から退き、恵を壮吉二等兵曹の元へと歩ませた。
恵『(ザッザッザッ…)…』 ジーッ
壮吉『…』 ジーッ
沈黙が続く…
麟(頼む…!彼女がそうであってくれ…!)
麟はただただ祈る事しか出来なかった。
恵『(ツー…)そ、壮吉さん…?』
・頬に涙が伝う
壮吉『…!そ、その声は…恵か…!?』
恵『何十年も…こうやって貴方と再会できる時を待ちわびていました…!』
壮吉『や、約束を守れなくてすまなかった…。お前にはずっと辛い思いをさせてしまったな…』
恵『いいえ…壮吉さんはお国の為に戦い、戦死されたのでしょう…?使命を全うし、その命を散らしていったのは軍人としての本質…。私は貴方を誇りに思いますよ…』
壮吉『し、しかし…私は〖ずっとお前の傍にいる〗と約束したのに…〖必ず生きて帰る〗と約束したのに…その約束を守れなかった…!』 ポタッ…ポタッ…
恵『いいのです…再びこうして会う事が出来たのですから…!』 ギュ…
壮吉『…!恵…!!』 ギュ…
カッ…!!!
麟「うお…っ!?」
小町「な、なんだいこの光は…!?」
再会を果たすことが出来た夫婦は、今まで出来なかった再会の抱擁を交わした瞬間、突如として光り出した。
パァァァァァァァァァァァ…
壮吉『これからはずっと…お前の傍に私は居る…!』
恵『私もです…壮吉さん…!』
華「ふ、2人の容姿が若返った…!?」
2人は突然、生前の姿へと若返った。
壮吉二等兵曹は若々しく、凛々しいパイロット姿へ
恵は美しい美貌を兼ね備えた若奥様姿へ
映「…どうやら、お互いの願いが今ここで叶った事により、生前の姿を取り戻したようですね」
霊「つまり、怨霊から普通の善良な霊に戻ったって事?」
映「そんなところですかね?私も原理はよく分かりませんが」
早「グスッ…何はともあれ、もう一度お互いに会うことが出来て本当に良かったですね…」
麟「…」
(よかったな…壮吉…恵さん…)
壮吉『恵…!』 ギュ…!
恵『壮吉さん…!』 ギュウ…!
気高き空 高らかに 弱さを叫び
身に纏った誇りを 捨ててしまおう
欲を認め 業と知り
裸になれば
みんな同じ眺めさ
三千世界