隠岐奈の計らい、そして萃香の力によって人里では『祭りを開催するぞ!』的なムードが一気に広まっていた。
もちろん博麗神社も例外ではなく
トントンッ カンカンッ
ミスチー「ここはこんな感じかな?」
響「いいんじゃないかな?」
妹「なぁ慧音、こんなもんでいいと思うか?」
慧「もう少しこうしてはどうだ?」
マミ「おい河童、これはここに置けば良いのかのぉ?」
に「うん!その資材はそこに置いてくれ!」
みんながみんな、祭りの為の屋台設置に勤しんでいた。
霊「うへへ…これでまたお賽銭がっぽがっぽよ♪」 ニヘラニヘラ
華「やれやれ…」
早「霊夢さんって本当に普段はだらしない方なんですよね…」
霊夢は祭りのおかげで多額の賽銭等が懐に入る事を期待していた。そしてその姿を見ていた早苗と華扇は呆れていた。
麟「しっかし…萃香の能力は凄いなぁ、人里が一気にお祭りムード」
萃「伊達に私も異変を起こした側の鬼だ、この程度は造作でもないよ♪」
麟「俺の為にありがとう」
萃「お前は私達鬼のお気に入りなんだ♪お前の喜びは私達の喜びと同義だよ♪」
麟「惚れちゃうぞ?」
萃「惚れろ惚れろ♪そして私に酒を献上してくれたまえ♪」
麟「物乞いならぬ酒乞いかよ、ちゃっかりしてんなぁおい」
萃「てへ♪」
麟「あ、そういや思ったけど…祭りをするって事は、皆浴衣に着替えるのかな?俺、皆がどんな浴衣着るのかちょっと見てみたいかも♪」
皆(ピクッ)
今、麟は周りの皆に聞こえるかのように余計な発言をしてしまった。これが戦争の火種になるとも知らずに。
スタスタ
魅「そういうお前は浴衣を着ないのかい?麟」
麟「え、俺?ああいう足元がスースーする感じは苦手でさ…俺は遠慮しとくかなぁ」
魅「他人の浴衣は見たいとか言っておきながら、自分は着ないなんて酷いねぇ?」
麟「だって嫌なんだもーん!」
萃・魅「「わがままだなぁお前!?」」
麟「うっせぇ!萃香だって脇がスースーするのとか、気にならないのかよ!?」
萃「これが私の正装だ。浴衣はたまにしか着ないよ」 キリッ
麟「あ、そう…」
聞いた相手を大いに間違えている気がする。
魅「はぁ…仕方ないなぁ、私の魔法で、お前の為にとびきり最高の服装を与えてやるよ」
麟「え!?なになに超気になるんですけど!」 キラキラ
麟は魅魔の服装魔法に興味津々である。子供みたいな反応をしているのがなかなかに面白い。
萃「まったく…これだから男の子は…」 ヤレヤレ
魅「それじゃあいくぞ?」 スッ…
麟「wktk!」
魅「そぉい!☆」 カッ!!
ボンッ!!!
萃「うお!?ゴッホゴッホ!!!おい魅魔!?なんだこのむせる煙は!」
服装魔法を麟にかけたら麟が爆発、煙が撒き散らされてしまった。
魅「大丈夫大丈夫、害はないから」
萃「身体的害は泣くともむせるという実害が出てるぞ!」
魅「てへ♪」
麟「「な、なんじゃこりゃあぁぁぁぁっ!?」」
萃「ん?」
モクモク…
煙の中から麟の叫び声と共に
ザッ…!!!
麟「おいこら魅魔!なんだこの格好!?」
可愛い巫女が現れた。
魅「どうだ!?浴衣の代わりになると思うんだが!」
麟「これはお着替えじゃなくてコスプレじゃねえか!」
霊「(スタスタ)ちょっと騒がしいわよ…って誰よあんた!?」
霊夢が現場に駆け付けると、巫女姿の麟に驚愕。なんなら麟だと気付いていない。
麟「華月麟ですが?」
霊「そ、その声…本当に麟なの!?」
早「なんですかなんですか?…へ!?どちら様ですか!?」
麟「だから麟だって」
華「騒がしいですね…え、どちら様で?」
麟「だから華月麟だって!?」
何この繰り返されるやり取り。
早「と、とってもお似合いです…!」
華「じょ、女装しているとは思えないわ…!?」
霊「無駄に似合ってるのが腹立つわね」
麟「嬉しくねぇなぁ…」
魅「お気に召さなかったか?お前の要望に合わせて、下はスカートじゃなくてズボン系にしたんだけど…」
麟「いや…悪くは無いんだけど、流石に巫女姿はマズいんじゃないかな?なんか大事になりそうだし『また新しい巫女様だーっ!』って感じには」
魅「あー…確かに言えているかもしれないな。じゃあこんなのはどうだ?」 スッ…
ボンッ!!!
霊・早・華
『きゃあっ!?』 ビクゥッ!!?
魅「あ、ごめん」
華「あんたねぇ!?せめて『やるよ』とか言ってからにしなさいよ!」
魅「やったよー」
霊「事後報告は要らないわよ!」
モクモク…
早「こ、今度は煙の中なら何が…!」 ゴクリ…
ザッ…!!
麟「こ、これはこれでどうなんだ…!?」
今度は魔法使いの衣装で登場。あれ?コスプレ大会が始まってたりします?
霊「…なんか、魔理沙にそっくりね」
魅「なんなら魔理沙風にしてみたよ。あ、ちなみにスカートの中はドロワ風のズボンにしたよ」
麟「ほう?どれどれ…」 ペラッ☆
麟は恥じらいもなくスカートを捲る。
霊「だーっ!?///なに躊躇いなくスカート捲りしとんだお前はァっ!!?///」
早「ちょちょちょ、麟さん!?///その格好でその行為はアウトですって!///」
麟「え、何か問題でも?」
華「傍から見たらスカートを捲ってドロワを見せてる魔法使いななんですよ!?///」
麟「あ、そっかそっか」 パサッ
霊・早・華
『はあ…///』
魅「麟、その格好はどうだ?」
麟「うーん…こっちの方が好みかも」
おい、魅魔のせいで麟に新たな道を切り開かれた可能性大だぞ?
魅「じゃあ今日1日はそれで生活するか?」
麟「そうしてみよっかな?あ、なんなら後で巫女服とこの服に変身出来る魔法とか教えてよ!」
魅「ふっ…容易いことよ♪」
いや、なんならハマってしまったかもしれん。
早「ち、ちなみに麟さん…」
麟「ん?」
早「どういう場面でその服装に変身するつもりですか?」
麟「え、その日の気分。たまには別の服装に着替えるのも悪くないし?ただ髪の毛まで変わるのはびっくりだけど」
霊「あぁ…麟が変な事に目覚めちゃった気がする…」
紫「(ヌッ)あら、別にいいじゃない?今は多様性の時代よ?」
霊「わっひゃぁっ!?いつの間に居たのよ紫!?」
紫「変身の一部始終は見てたわよ♪」
華「あ、貴女は今の彼をどう思うんですか…?男が女装ですよ?」
紫「別に似合ってるからいいじゃない♪」
華「そういうものなのでしょうか…」
麟「にっしし〜♪魔理沙の奴、絶対に驚くだろうなぁ♪」
魅「ふふふ♪思い切り驚かしてやれ!」
萃「あんまり驚かしすぎるなよ?魔理沙が気絶するから」
麟「別に小傘みたいなことするわけじゃないから大丈夫大丈夫!」
もう麟は今の服装で魔理沙を驚かしてやろうとウキウキのノリノリである。
麟が皆みたいにおでことかへキスするのは
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あり
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なし