早「霊夢さ~ん!おっはようございま~す!」 ブンブン!!
霊・魔「「会話すんのも息をすんのもめんどい…」」 ドヨ~ン…
早「ファッ!?霊夢さんと魔理沙さんがぐで○ま状態になっている!?(フラフラ)お、お2人から元気を取り上げてしまったら何も残らないじゃないですかぁ…」
あ「あ、早苗さんおはようござい…グデ~…」
早「あ、あうんちゃん!?貴女まで霊夢さん達と…!?」
針「あ~…早苗じゃん、やほ~…」 グデ~ン…
早「し、針妙丸ちゃんまで!?」
4人『あ~…ダリぃ~…』
早「「皆どうしちゃったのぉーーーっ!?」」
一方、麟と華扇ペアはというと?
~台所~
パチパチッ…
華「な、何この音…」
台所では絶対に聞く事がないであろう〖パチパチ〗という音が静かに聞こえてきていた。
麟「う~ん…(ポリポリ)この音が聞こえるって事はどこかに居るんだよなぁ…。お~い、どこに居るんだ~?出ておいで~」
パチパチ…
・かまど近くから聞こえる
麟・華「「ん?今、かまど辺りから聞こえたような」」 スタスタ
かまど辺りへ向かうと
パチパチッ…
・竹ざるの中から
麟「あ、みっけた」
華「この中にいるのですか?」
麟「恐らくこの中が安全だと思って避難したんだろうな」
華「そ、それでは中を確認しても…?」
麟「ああ、頼むよ」
華「ソローリ…」 パカッ
ざるの中には…
『シャーッ!!』 パチパチッ…
電気を纏ったイタチとヤマネのハイブリットアニマルみたいな鼠(?)が、ざるの中で華扇に威嚇をしながら丸まっていた。
華「こ、これは…(ソー…バチィン!!)ヒャンッ!!?や、やっぱり…!」
麟「なんか分かったのか?」
華「この子…私が"飼っている"〖
麟「…は?」
なんとも衝撃的な事実が判明、昨日霊夢が保護した動物は華扇のペットだったのだ。
華「いつの雷雨だったか忘れてしまったけど、この子が神社で暴れている所を私が保護したんですよ。あの時は神社裏の大木が火事になる所でしたが…」
麟「は、はぁ…」
華「冬の間は凄く大人しいから存在を忘れていたわ~」
麟「おい」
華「はっ…!?(ピコーンッ!)私がお前をほったらかしにしたから、へそを曲げて凄まじい雷雨を発生させたのね!?」
雷獣(プイッ)
華「ほら、そんな反応しないで帰るわy[バリバリィッ!!]いったぁ!?何するのよ!?」
雷獣(ベー) パチパチッ…
華「こ、こんのぉ…!」 プルプル…
麟「はは…どうやら相当嫌われたみたいだな?」
華「た、確かに私の監督不行き届きかもしれませんが…普通の人間にはこの雷獣は危険な存在なのですよ!」
麟「そうなのか?」
雷獣(ピョンッ)
麟「お?」
華「あ、こら!?」
雷獣(スリスリ♪)
雷獣は麟の肩に飛び乗り、嬉しそうに頬擦りをしていた。
ピリピリ
麟「ははっ♪お前の頬擦りは痺れるねぇ?」 ナデナデ
雷獣『チュウ♪』スリスリ
華「あ、貴方…その子の雷が効いてないんですか!?」
麟「へ?こいつの雷ってそんなに危険なのか?」
華「廃忘して痴にいたる、と言える物なのですよ…!?」
麟「えっとつまり…?」
華「霊夢達みたいに、何も考えられずに廃人になってしまうのです!」
麟「ほえ~そうなんか。俺にとっては電気マッサージくらいの感覚だから、全然そんな感じじゃなかったわ…な~雷獣?♪」 ナデナデ
雷獣『チュウ~♪』
華「う、嘘でしょ…?(汗)と、とにかく…原因も判明したので霊夢達の元に向かいましょう…!」
麟「お~」
雷獣『チューッ!』
魔「なあ早苗、電気って飼えるのか?」
早「へ?電気って飼えるんですか?」
魔「昨日、霊夢が電気の獣を見つけてな?ふと思ったんだぜ」
早「電気の獣?デンキウナギやデンキナマズとかではなく?」
魔「ああ、電気の獣だ」
早「電気の獣…?」 モンモン…
電気の獣、そのフレーズを聞いて早苗が思い浮かべたものは
早「電気ネズミ…!?」
<ピッピカ〇ウ!!
おいバカやめろ。
魔「あいつを飼えば早苗の言っていたエネルギー問題が解決するかなって思ってよ」
霊「(ガバァッ!!)あわよくば余剰エネルギーを売れるじゃない!」 キラーンッ
魔・早「「…(汗)」」
霊「と思ったけど…(パタリ)私達みたいにそんな詳しい知識を持っていない奴は、触れてはいけないものだ思って、華扇に押し付けようと思ったのよねぇ…」
早「なるほど?しかし、電気は持ったり触ったりする事は出来ませんよ?魔理沙さんの言う獣が何なのかさえ分かれば話は別だと思いますけど…それでも無理じゃありませんか?」
華「(スタスタ)いいえ、そうとも言い切れませんよ?」
早「あ、華扇様!貴女もいらしていたんですね?」
華「ええ、博麗神社に来てみればこの始末…流石に驚きましたよ」
針「あれぇ~…麟はぁ…?」
麟「(スタスタ)すまんすまん、待たせたな」
雷獣『チューッ!!』
魔「あ、昨日の獣じゃんか。そいつだよそいつ」
早「へ、へぇ~…?」
(思ってたのと違う…)
いや早苗、お前の考えていた方は色々と引っかかるからダメなのよ。
麟「なんで霊夢達が廃人みたいになったのか、華扇が教えてくれたよ」
あ「なんでやる気が沸かないのでしょうか~…」
麟「それはな?こいつが持っている毒らしいよ」
霊・魔「「毒ぅ~…?」
麟「詳しい事は華扇に聞いて」
華「オッホン…雷獣とは雷を呼ぶとても珍しい生き物です。その生態を知っている者は非常に少ないでしょう。それ故、雷獣が毒素を持っている事も知らずに貴方達は雷獣に触れてしまった」
魔「レアな生き物なんだろ…?そりゃそんな知識を持ってるわけがないのぜ…」
早「そ、それで…その雷獣の毒が、皆さんをこんなぐで〇ま状態に!?」
麟「廃忘して痴にいたる、何も考えられずに廃人になる。4人は知らぬ間に、こいつの毒素に侵されていたってわけだ」 ワシャワシャ
雷獣『チュウ~♪』 スリスリ♪
早「な、なんで麟さんはそんな平気そうにその雷獣と戯れてられるんですか…!?」
麟「俺にはこいつの毒は全く効かないからねぇ」
霊「あ、相変わらず化け物ねぇ…」
早「き、規格外すぎる…!」
華「しかし…その子は滅多に姿を現さないから、対処法が知れ渡らないのも問題ね…」
麟「レアすぎが故にってやつだな。お仕置きにほっぺモチモチしてやる!♪」
モチモチ
ミョ~ン♪
雷獣『チュウ~!!♪』
早「…(汗)み、皆さんを治す方法はあるのですか…?」
華「え、ええ…とうもろこしを細かく砕いて飲ませると良いですよ…?」
早「すぐに持ってきます!」 バビュゥンッ!!
そして華扇の言われた通りに、とうもろこしを細かく砕いたものを4人に飲ませると
魔「けふっ…ひっでぇ目に遭ったぜ…」
霊「な~んで心配だから保護しただけなのに、こんな目に遭わなきゃならないんだか…」
あ「私達は完全に…」
針「ただのとばっちりだよ…」
たちまち元気に完全回復した。
麟「でもこれでよく分かったな」
霊「何が?」
麟「ノーリスクで恩恵を賜ろうなんて事は、この世に無いって事がな」
魔「そ、そうだな…」
華「これで貴女達もよく分かったでしょう?何かを得るには何かリスクを背負わなければならない。常にリスクと隣り合わせなのですよ」
魔「…さーせん」
麟「まあ、終わり良ければ総て良し!せっかく早苗がとうもろこしを沢山買ってくれたんだ、こいつを焼いて焼きとうもろこしにしようぜ♪」
雷獣『チューッ!!!♪』
魔「おうおうおう!?その雷獣は随分と上機嫌だな!?」
華「雷獣はとうもろこしが主食なのですよ」
霊「ふ~ん?てか、昨日の季節外れ豪雨はこの雷獣のせいなのよね?」
魔「だな?」
華(ギクゥッ!?)
霊「普段はどこに住んでいるのかしら?なんで昨日は大暴れしてくれたのかしら?」 華扇ジーッ…
華「と、とにかく無事でよかったじゃない…!あの子は私が保護するから(チラッ)…っ!?」
華扇がそう言い、雷獣の方へ振り向くと
雷獣『チュウ…?』 ジトー…
皆『めっちゃ嫌そうな顔をしている…』
『またお前に飼われるの…?嫌なんですけど』と言わんばかりの不満顔を披露していた。
雷獣『チュウ~…!チュウ~ッ…!』 ヨジヨジ
麟「おいおいなんだよ?!」
雷獣は華扇から逃げるように麟へとよじ登り、避難を開始した。
霊「ねえ華扇…あんた、あの子に随分と嫌われているみたいだけど、まさかあの子に心当たりがあるわけではないわよねぇ?」 ゴゴゴゴゴゴゴゴ…
華「へっ…!?ナ、ナンノコトデショウカー…」
霊「「あの雷獣の飼い主はあんたなんでしょう!!しらばっくれても無駄よ!!!」」 ガオォォォォォォォォォォォォォォッ!!!
華「あぁあああぁぁあぁぁぁあぁぁっ!!!?監督不行き届きで申し訳ございませんでしたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
霊夢に説教する側の華扇が、今回は霊夢に説教される始末となってしまった。
ちなみに、あのあと雷獣は偉く麟に懐いてしまったが
麟「俺も毎日面倒を見てやれるわけじゃないからなぁ…」
雷獣(ガーンッ!!)
結局、雷獣は華扇に引き取られる事となった。しかし、それでも雷獣には一定の成果があり
麟「でも、気分転換に遊びにおいで♪そん時はいつでもとうもろこしを焼いてやるからさ」
雷獣『…!チュウ~!!!♪』
雷獣に新しい居場所が出来た。
それからというもの、雷獣はどこかの仙人様よりも遥かに面倒見が良い人間の元までちょくちょく遊びに来るようになり、どこかの仙人様はその度に、その面倒見が良い人間にペコペコ頭を下げているとかなんとか…。
麟はどちらの力を纏っている方が強い?
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ファータモガーナ・フォーゲル(焔)
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ミラージュ・ワゾー(神)
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ネメシス(闇)