華月麟の幻想記   作:華月麟

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ふぉっふぉっふぉっ!
どれかの形態が1番伸びてたらどうしようかと思ったけど、その結論に至ったのならありがたい!


止まらない参拝客

雷獣騒ぎが収まって数週間が経過した。幻想郷の季節は、夏から秋へと移り変わろうとしていた。

 

パチパチ…

・炭が鳴く

 

麟「ふふっ♪」

 

雷獣『チュウ~♪』 ワクワク♪

 

麟の事がすっかりお気に入りとなってしまった雷獣は、麟の提案通りによく博麗神社へ遊びに来ていた。今は雷獣の大好物、焼きとうもろこしを作ってあげている最中である。

 

サッサッサッ

 

霊「ま〜たとうもろこしを焼いているの?」

 

霊夢は珍しく、自分から進んで境内の掃除をしていた。

 

麟「とうもろこしがこいつの主食だからな、こいつの笑顔をみているとついつい焼いてあげたくなっちまうのさ♪な〜?♪」

 

雷獣『チュウ!!』 ガジガジガジガジ!!

 

雷獣は嬉しそうに、麟が焼いてくれたとうもろこしを頬張っている。しかも物凄いペースで。

 

霊「ほんと、あんたはお人好しね。雷獣だから獣好しかな?まぁどっちでもいっか。ふんふふ〜ん♪」

 

華「(スタスタ)あら霊夢、なんだかご機嫌じゃない」

 

霊「あら華扇じゃない、いらっしゃい♪」

 

華「…なんだか本当にご機嫌ね?」

 

霊「まあね♪だってこれから私はお金に困らなくなるから♪」

 

麟・華「「…ん?(汗)」」

 

華(い、今の発言って…)

 

麟(どういう意味だ…?)

 

とっても上機嫌な霊夢にその理由を聞くと『お金に困らなくなる』などと言った訳の分からない事を言われ、麟と華扇は困惑していた。

 

 

ガヤガヤ…

 

 

麟「…ん!?」

 

華「(クルッ)何か…来る…!」

 

鳥居の辺りから少しざわざわと聞こえ始めていた。

 

あ「(シュタッ)り、麟さん!」

 

雷獣『チュウ?』 ガジガジガジガジ

 

麟「おう、どしたあうん?」

 

あ「と、とんでもない数の参拝客が博麗霊夢に!」

 

麟「…は?!」

 

 

ドドドドドドドドドドドドドド!!!!

 

 

華「きゃあっ!?」

 

麟「うおっ!?」

 

あ「アウンッ!?」

 

雷獣『チュウッ!?』

 

あうんの言う通り、とてつもない数の参拝客が博麗神社へ押し寄せた。

 

 

ザワザワ ガヤガヤ

 

 

麟・華「「な、なんで急に参拝客が…!?」」

 

あ「しかも数え切れない量です…!」

 

ザッザッ…

 

霊「ふっふっふ…」

 

霊夢が上機嫌に3人の元へやってきた。

 

麟「お、おい霊夢…これはどういう事か分かるか?いきなりこんな参拝客が来てくれるなんて…まさか異変か!?」

 

霊「失礼ね!?そんなわけないでしょうが!」

 

華「じゃあ…一体これは…?」

 

霊「人里の皆に博麗神社の良さが知れ渡ったからよ♪」

 

麟・あ「「博麗神社の良さ…?」」 キョトン

 

華「チョットナニイッテルカワカンナイ」

 

霊「なんで分かんないのよ!」

 

麟「あ、あぁ…ごめんなさい。でも、いきなりこんな参拝客が来るのは…おかしいと思わないのか…?」

 

華「確かに参拝客が増えるのは、神社にとっては良い事ですが…」

 

あ「それにしても…極端過ぎるというか…」

 

霊「いいのよいいのよ、私はこれから忙しい博麗神社の巫女になるんだから♪」 ルンルン♪

 

霊夢は上機嫌に参拝客達を捌きに行ったが…

 

麟「…なあ華扇」

 

華「…何でしょう」

 

麟「この件、何か裏がありそうじゃないか…?」

 

華「そうですね…私もそう思っていたところです」

 

2人は、この異様な光景に違和感を覚えていた。徐々に参拝客が増えるならまだしも、いきなりどっと参拝客がやって来るのはおかしい事だと分かっていたからだ。

 

麟「よし…あうん」

 

あ「はいっ!」

 

麟「これからしばらく、参拝客達を探るぞ…きっと何か裏があるはずだからな」

 

あ「分かりました!私にお任せ下さい!」 ドドンッ!

 

麟「華扇も力を貸してくれ」

 

華「もちろん」

 

こうして、3人は博麗神社の異変調査へ乗り出た。

 

 

 

~数日後~

 

 

ガヤガヤ…

 

参拝客の人数は衰えるどころか、更に増え始めていた。

 

霊(テキパキセッセッ)

 

 

魔「うお〜…なんだか霊夢の奴忙しそうだな?」

 

麟「(スタスタ)よう魔理沙」

 

魔「よっ♪しっかし、この参拝客達はなんなんだ?」

 

麟「さぁな…俺も知りたいくらいだ」

 

シュタッ

 

あ「アウンッ!」

 

麟「あうん、聞き込みの結果はどうだ?」

 

あ「ダメです…参拝客の皆さんに聞いてみても『何となく神社に来なければならないという使命感が』と、要領を得ない感じで…」

 

麟「なんだそりゃ…?」

 

魔「博麗神社に来なければ行けない使命感?(ゾクゾクッ…)気持ち悪いな…」

 

スタスタ

 

華「はぁ…」

 

魔「あ、華扇」

麟「…その様子だと、あんたもか?」

 

華「ダメですね…いくら聞いてみても要領を得ません…」

 

麟「ちっ…なんなんだよこの参拝客は…」

 

と、麟が参拝客増員の原因が掴めずにイラついていた時だった

 

 

ピキーンッ…!!

 

 

麟「…ん!?」

 

華「…ん?」

 

あ「(スンスン)わうっ…!」

 

 

魔「お?」

 

麟と華扇は何かを感じ取り、あうんはある匂いを嗅ぎとった。

 

麟・華・あ(バッ!!)

 

魔「うおっ!?ど、どしたどした!?」

 

そしてその方向へ目を向けると

 

?(ビクッ!?)

 

麟「…あ、あれは!?」

 

?(スゥ…フッ…)

 

華「き、消えた…!?」

 

あ「に、匂いも消えてしまいました…!?」

 

ある参拝客の首元に、謎の獣が巻き付いていたのだ。しかし麟達がその獣に視線を向けると、獣は自身の危険を察知して煙のように消えてしまった。

 

麟「い、今の見た目は…」

 

華「き、狐のようだったわ…」

 

あ「八雲藍様と似たような匂いをしていました…!」

 

麟「藍さんと…?でも、どう見ても藍さんなんかより遥かに下賎なオーラを感じたぞ…!」

 

華「あれが今回の元凶に間違いありませんね…」

 

魔「わ、私にも分かるように説明してくれよ」

 

麟「まぁ…この参拝客、何かしらの獣が関与してるってとこだ」

 

魔「まぁた獣かよ!?こいつ(雷獣)みたいに迷惑かけられるのは御免だぜ!?」

 

雷獣『チューッ!!(怒)』 バリバリィッ!

 

魔「ぎゃーっ!!?」 プスプス

 

あ「…(汗)」

 

 

華「今回は逃がしてしまいましたが…」

 

麟「次は確実に捕まえる…!」




霊夢のアンケート…大半がそちらを選んでくれたということは、楽しくなってきそうだ
※ただし、そこの話を書くのは来年になるかも

麟は今後、どちらの力を纏ってなるべく戦ってほしい?

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