~魔法の森~
麟「~♪」 ザッザッザッ
翌日、八雲家の家に1日泊まった麟は魔理沙と交わした約束通り、魔理沙の家へと向かっていた。
もちろんこの服装で。
麟「しかし…魔理沙の家に行くなんてちょっと久しぶりな気がするような…?いつぶりに行くんだろうか…」
多分…麟の記憶に無いだけであって、前回魔理沙の家に赴いたのは結構最近である。だってこの前の相談教室で魔法蜂に占領された魔理沙の家に赴いたのだから。
~魔理沙の家~
麟「とーちゃーくっと…」
魔法の森を歩く事数十分、ようやく魔理沙の家に到着したのだが
モクモク…
・煙突から、煙モクモク
麟「あぁ…お取り込み中なのかな?」
煙突から煙がモクモク吹き出ており、家の中で料理か何かをしているようだ。
麟「…魔理沙には申し訳ないけど、ノックさせてもらいまっす〜」 スタスタ
コンコンッ
魔「お〜?どちら様だぜ?私は今取り込み中なんだ、悪いが後に…」
麟「華月麟で〜す」
魔「り、麟!?ちょ、ちょっと待ってくれ!」
ドタドタ!!
麟「…慌ただしいなぁ(汗)」
バァンッ!!!
魔「はぁ…はぁ…よ、よう麟!」
慌ただしく魔理沙が麟をお出迎え、一体家の中で何をしてたのだろうか?
麟「ご、ごめんな魔理沙…タイミングが悪かったかな?」
魔「気にすんな気にすんな!ちょっと料理してただけだから…って、お前…なんでその服装で来たんだ?」
麟「ここに来たなら、この服装かなって♪」
魔「なんだか妹が出来た気分だぜ。ほら、上がってくれ♪」
麟「お邪魔しま〜す」
魔理沙の家へ上がると…
麟「…おぉ!ちゃんと綺麗に整理整頓されてる!?」
ピカピカァ☆
初めて魔理沙の家に上がった時は足の踏み場も無いほど物が散乱していたが…今はそれがすっかり見違え、全てが綺麗に整理整頓されていた。
魔「お、お前が私の家に泊まるって言うから…そりゃ綺麗にするだろ?///」
麟「でも、この前来た時も比較的に綺麗だったけど…初めて魔理沙の家に来た時に言った事を、今もちゃんと覚えてくれてたのか?」
魔「そりゃ…私を女扱いしてくれたのは麟が初めてだったからな///(ポリポリ)忘れるわけないだろ…///」 テレテレ
麟「なんで照れてんの?」
魔「て、照れてないぜ!///」
麟「嘘つけ、顔赤いぞ?」
魔「き、気にすんな!///」
麟「あ、それで気になってたんだけど…(クンクン)なんかめちゃくちゃいい匂いするんだけど、なんか作ってたのか?」
魔「お?…あ、忘れてた!お前が来るからって、味噌汁作ってたんだぜ!」
麟「…魔理沙の味噌汁か、キノコ汁の予感がする」
魔「失礼だな!?私だってキノコ以外もちゃんと食べるんだぜ!?」
カチャ
トクトク
魔「(スッ)ほら、私特製のなめこ汁だぜ!」
麟「…やっぱりキノコじゃねえかよ(ガシ)ありがたく貰うけどね」
魔「その…初めて誰かの為に作るから、麟に評価して欲しいなって…思ってるんだ…」 モジモジ…
麟「俺、別にそこまで料理上手じゃないぞ?」
魔「いいや、お前の料理は幻想郷一だぜ!」
麟「お褒めに預かり光栄だ(ズズ…)ふぅん…?なるほどな」
魔「ど、どうだ…?なめこ汁の味は…」 ドキドキ…
麟(ニコッ♪)
魔「な、なんだよその笑顔」
麟「初めて作った割には上手に出来てるじゃん?この味噌汁、結構俺好みの味だよ」
魔「そ、そうか!?や、やったぜ!」 グッ!!
麟「この味付けなら、具材を他の物に変えてもイケるな♪"毎日"飲みたいかも♪」
魔「(ドキンッ!)」ま、毎日!?///」
麟「ああ、毎日」
魔「そ、そのぉ…///」
麟「ん?」
魔「私は別に…お前が旦那さんになってくれても…全然構わないんだぜ///」 モジモジ///
麟「何言ってんだお前?」
魔「う、うっせえうっせえ!///お前が勘違いさせるような事言うから私達乙女は毎回お前に振り回されるんだぜ!///」 ポカポカ!!
麟「[ポカポカ]え、えぇ…?なんか俺が悪い事になってる…」
魔「ったく…///」 ギュ
麟「おうおう、なんで急に抱きつくんだよ」
魔「乙女心が分からないお前に罰を与えてるんだぜ///」 ギュー
麟「そういう建前はいい、本音をどうぞ」
魔「1度でいいから、お前の事を思い切り抱きしめてみたかったんだぜ!!///」
麟「まぁ、俺は普段…誰かしらと一緒に居る事が多いからな、分からなくはないな」
魔「1週間もお前といられるのが幸せだぜ♪///」
麟「心置きなく楽しめばいいんじゃない?」
魔「言われなくとも!///あ…早速なんだが、人里で食材の買い出しに行こうぜ?」
麟「今日の晩飯、何にするんだ?」
魔「肉か魚で迷ってんだよなぁ…」
麟「んじゃそこら辺は歩きながら考えるか」
魔「おうよ!」
こうして魔理沙のなめこ汁を味わった麟は、魔理沙と一緒に今日の晩御飯の食材探しの為に人里へ向かうのだが…人里である魔法使いと一悶着あるのは、またこの後で。