コトコト
麟「~♪」
魔「…」 ジーッ…
人里で晩御飯の材料を購入した麟は、帰宅したと同時に速攻魔理沙の家の台所を借りて晩御飯の調理に入った。
トントントントントントン
・手際よく食材を切る
麟「このくらい細かくすれば炊き込みご飯にもピッタリかな…」
魔「…」 ジーッ…
麟「…あの魔理沙?さっきからお前の鋭い視線が怖いんだけど(汗)」
魔「気にせず続けてくれ♪」 ジーッ♪
麟「いや…気になってしょうがねぇんだわ」
魔「なんだよもう…お前の料理の手際が良すぎるのが悪いんだぜ?」
麟「なんちゅう暴論だ…」
魔「それはそうと、お前の割烹着姿似合ってんな」
麟「お母さんみたいかな?」
魔「…おっかさん!」
麟「…なんで訛った?」
魔「…にしし♪」
麟「ははっ♪」
何このバカップルみたいなやり取り。
コンコンッ
魔「ん?」
麟「誰か他に呼んだのか?」
魔「いや、そんな事はないぜ?」 スタスタ
誰かが魔理沙の家を尋ねてきた。魔理沙は尋ね主が誰なのか確認する為に玄関へ向かうと
ガチャ
魔「うい〜っす、どちら様だぜ〜?」
魅「おっす♪」
…魅魔が玄関前に立っていた。
魔「…勧誘は間に合ってますだぜ」
バタン…
静か〜に魔理沙は玄関を閉めた…。
魔「ふぅ…」
麟「おい魔理沙?誰がお前の家に来…」
ドンドンドンドンドンドン!!!
麟・魔(ビクゥッ!?)
魅「「開けろ!デトロイト市警だ!!」」
魅魔が「今すぐ開けろ!」と容赦なく玄関をノックした。うるさいうるさいうるさい!
ドンドンドンドンドンドン!!!
魔「分かった分かった!今開けてやるから、そんなに扉を叩くんじゃねぇ!!」
魔「…」 ジーッ
麟「…(汗)」
魅「いや〜、急に訪問しちゃって申し訳ないねぇ?」
魔「何しに私の家に来やがったんだ魅魔…」
魅「な〜に、お前の家から美味そうな匂いがしたから」
麟「晩飯をたかりに来たのね…」
魅「突撃!おたくの晩御飯!」
魔「やかましい!」
うーん、なかなかにタチの悪い奴だ。
魅「お腹空いたから私にもご飯を食べさせてくれ!」
魔「はぁ!?」
麟「まぁ…材料は余分に買ってあるから良いけどさぁ…」
魅「やったぜ!」
魔「良いのかよ!?」
麟「このままお引き取り願うと…大暴れする恐れもありますが?」
魔「…くそっ」
下手に帰らせて後々面倒事が引き起こされてはたまったものではない、麟はそういう精神で生きています。
~晩御飯ターイム~
今夜の献立は
・しめじと鮭の炊き込みご飯
・玉ねぎとえのきとササミのボイル蒸し
・なめこ汁
・きゅうりと白菜の浅漬け
こんな具合である。…4分の3がキノコを使って作られている。
麟・魔・魅
『いただきま〜す!』
パクッ モグモグ
魅「う、美味い…!」 モグモグ
魔「あ、相変わらずの美味さだぜ…!」 モグモグ
麟「(ズズ…)なめこ汁、ちょいと煮詰まっちゃったかな?」
魅「そうか?私にはちょうどいい塩加減だけど」
麟「それならよかった。魔理沙は?」
魔「毎日お前の手料理を食いたいぜ!」
麟「それはちょっと難しいなぁ…」
魔「ちぇっ…」
魅「なら私の為に毎日味噌汁を作ってくれよ」
魔「ぶっ…!?」
麟「魔理沙と言ってる事、ほぼ変わらねぇよそれ…」
魅「ダメかぁ♪」
麟「ふふっ♪諦めてください♪」
魅「諦めません♪」
麟「頑張ってください!」
麟・魅「「あははははっ!」」
魔「…」 ムッスー
魔理沙の家で晩御飯を食べているはずなのに、家主の魔理沙が蚊帳の外なのは何故でしょうか…?
~ごちそうさまでした!~
麟・魔・魅
『ごちそうさまでした!』
魅「ふぅ…満腹満腹♪」
麟「お粗末様でした」
魔「ほら、腹は満たされたんだからさっさと帰れ」 シッシッ
魔理沙が分かりやすく魅魔を目の敵にしている、露骨だなぁ。
魅「(ガタッ)そうだな…魔理沙の言う通り満腹になったんで帰りましょうかね」
麟「気をつけて帰りなよ?外はもう暗いから」
魅「ふふっ♪心配してくれてありがとう、でも私は魔法使いだぞ?この程度の暗さなんてどうということないさ」
麟「それもそっか、んじゃ気をつけて〜」
魅「また今度、お前の飯をたかりに行かせてもらうからな♪」 スッ…
chu…♡
・頬にKiss
魔「なっ…!?」
麟「…ししっ♪」
魅「それじゃ♪」
ガチャ
スタスタ
バタンッ…
麟にさよならのキッスをした魅魔は、満足そうに魔理沙の家を後にした…。
麟「最後まで忙しなかったなぁ…」
魔「…」
麟「魔理沙?」
魔「むきーっ!!なんでどいつもこいつも私と麟の時間を邪魔しやがるんだぁぁぁぁっ!!!」 ジタバタ!!
麟「(ギョッ)魔理沙!?」
魔理沙が幼子のように床に寝そべってジタバタと暴れ始めた。
魔「むきーっ!!」 ジタバタ!!
麟「ちょ…ホコリが舞うからやめろ!!」
魔「玄関の外に塩を撒いて来るぜ!」 ズンズンズン!!
麟「…いってら〜」
相当魅魔の事を毛嫌いしてるんだなぁ…。