華月麟の幻想記   作:華月麟

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1週間後

~1週間後~

 

麟「よし、1週間たったし帰りますか」

 

魔「(ガーンッ!!)も、もう1週間たったのか…!?」

 

麟「タチマシタ」

 

魔「しょ、しょうがない…博麗神社に行くとするか…」 ズーン…

 

麟「露骨にガッカリすんなよ」

 

魔「せっかくお前との熱い時間を過ごせてたってのに…!」

 

麟「1週間って約束したんだから、ちゃんと約束は守ってくれ」

 

魔「ちぇ…じゃあ約束通り博麗神社に行きますか…」 スタスタ

 

麟「ああ」 スタスタ

 

華扇と約束で1週間留守にしてから、魔理沙の家でのんびりと1週間過ごしていた。魔理沙の家での生活もなかなか悪くない生活で、それなりに楽しめた気がする。

 

 

 

~博麗神社~

 

 

ザッザッザッ…

 

魔「ぜぇ…ぜぇ…あ、相変わらず博麗神社の階段といい、守矢といい…神社の階段はキツすぎるぜ…!」 チーン

 

麟「確か守矢の方はロープウェイを建設して、階段を上り下りする手間を無くそうと考えてるらしいけどな」

 

魔「ろーぷうぇい…?なんだそれ?」

 

麟「分かりやすく言うなら…外の世界にある、目的地まで大勢の人を運ぶ乗り物の技術だな」

 

魔「さ、流石は守矢…如何にして参拝客を集めるかってのを、よく考えてるんだな…」

 

麟「もし守矢にロープウェイが出来ても、俺は階段を使うけどな」

 

魔「なんでだぜ?」

 

麟「ロープウェイばっか乗ってると、体力が落ちる」

 

魔「流石は麟、着眼点が違い過ぎるぜ」

 

なんて、世間話を魔理沙と交わしながら博麗神社に到着すると…

 

 

ドドドドドドドドドドドド!!!!

 

 

麟・魔「「!?」」

 

けたたましい轟音が聞こえて来た。しかもだんだんとその轟音はこちらへと近づいており…

 

麟「ああ…」

 

魔「いや~な予感…」

 

 

ドドドドドドドドドドドド!!!!

 

ドウッ!!!

 

霊「「りんーーーーーーーーーーっ!!!(泣)」」

 

ピュ~ン…!!

 

 

麟「ぎゃぁぁぁぁぁぁっ!?なんつー勢いでこっちに飛びついて来やがるんだ!!?」

 

魔「デスヨネー」

 

半泣き状態の霊夢がこちら目掛けて飛びついて来たのだ。

 

霊「うわぁぁぁぁぁん!!」 ピュ~ン…

 

麟「…!」 バッ!!

 

麟は霊夢の泣き声から何かを感じ取り、咄嗟に腕を大きく広げた。

 

 

ダキッ!!

 

 

霊「さびしがっだぁあぁああぁぁあぁっ…!!!」 オーイオイオイオイオイオイ

 

麟「…どんだけ辛い1週間を過ごしてたんだよ(汗)」

 

世にも珍しい、メンタルボロボロの博麗の巫女が出来上がっていた。この1週間で…何があった?

 

 

ザッザッザッ…

 

 

華「こら霊夢!まだお説教と修行、そしてお掃除が終わっていませんよ!」

 

逃げた霊夢を捕まえる為に、華扇が急いで鳥居下まで追跡してきた。

 

麟・魔「「あ、華扇」」

 

霊「ひぃっ!?"鬼"!!」

 

華「んなっ…!?だ、誰が鬼ですか誰が!!!」

 

霊「あんた…あんな厳しい修行とかを1週間もやらせてたのよ!?鬼以外の何者でもないわ!」

 

華「全ては博麗の巫女としての自覚を持たせる為です!」

 

霊「もうやだ!」

 

華「嫌じゃありません!貴女は今までだらけすぎたのですよ!」

 

麟「まあまあ…約束の1週間が過ぎたんだからそこまでにしてあげて…」

 

華「最初はそうしようと思いましたが…霊夢のだらけっぷりを見て考え直しました!その結果、追加であと1週間はみっちり修行をさせます!」

 

魔・霊「「追加で1週間!?」」

 

麟「あ、あらぁ…?(汗)」

 

華扇のとんでもカミングアウトに

 

 

霊「…」 チーン…

 

 

絶望のどん底に叩き落されてしまった博麗の巫女と

 

 

魔「追加であと1週間、麟と同棲出来る…♡ウヘヘ…♡」

 

 

そんな事はつゆ知らず、能天気に麟と追加で1週間過ごせると思っている白黒魔法使いが居た。

 

麟「はぁ…なら俺もその修行に参加させてもらおうかな」

 

霊「麟!?♡」

 

魔「麟!?」 ガーンッ!!

 

華「あら、貴方も参加するのですか?」

 

麟「そうすれば霊夢は真面目に修行を取り組む、俺はもっと強くなれる、win winってやつだよ」

 

魔「そんな…!?あと1週間、私と一緒に…」

 

 

麟「当然魔理沙も道連れだ」

 

 

魔「…はぁ!?」

 

華「あら♪魔理沙も強くなりたいのですね?」

 

魔「いやいやいやいや、お断りだぜ!?」

 

華「(ガシィッ!!)さあ行きますよ貴女達!」

 

魔「[ズリズリ]HA☆NA☆SE!」

 

麟「行こう、霊夢」

 

霊「ええ♡」 ルンルン♪

 

魔「ちょ…ふざけんなよ麟!なんで私まで!?」

 

麟「旅は道連れ世は情けってね」

 

魔「はぁ!?」

 

霊・華「「クスクス♪」」

 

魔「ふ…」 プルプル…

 

 

「「ふざけんなぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!?」」

 

 

こうして魔理沙も道連れにして、3人で華扇の修行を1週間受ける事になった。

 

修行内容は至ってシンプル

 

・滝に打たれる

・座禅2時間ぶっ通し

・華扇と手合わせ

・境内の掃除

・両腕におもりをぶら下げて30分我慢

・約500㎏の岩を持ち上げるor数メートル押して動かす

 

 

といった内容だ。

 

 

霊「ぜぇ…ぜぇ…」

 

魔「ぜぇ…ぜぇ…麟の奴、覚えてろよ…!」

 

 

霊夢と魔理沙は息を切らしていたが…

 

 

麟「…」

・集中

 

 

華「素晴らしい…!あれだけの厳しい修行でも呼吸1つ乱さないなんて…!」

 

あれだけの厳しいをものともせずに攻略し、呼吸も全く乱さない麟に思わず華扇も脱帽していた。

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