華月麟の幻想記   作:華月麟

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銃声

~ネムノの縄張り~

 

 

麟「いやぁ…ま~たこんなに山菜貰っちゃっていいの?」

 

ネ「良いんだべ!お前さんにならいくらでもくれてやるべや♪」

 

だんだんと幻想郷は秋めいてきており、麟は秋の味覚を収穫すべく、秋の味覚等を一番知っているであろう有識者・坂田ネムノの縄張りまで遊びに来ていた。

 

麟「こんだけ栗が採れたから、神社に戻って栗ご飯にしてもいいな♪」

 

ネ「そのままふかしても良いと思うべ!…っと、話を少しだけ変えて、真面目な相談に乗ってもいいべか?」

 

麟「どしたん急に真面目な顔しちゃって?それに相談事?俺が聞ける範囲だけど聞くよ」

 

ネ「ここ最近、野生動物達の様子がおかしくてな…」

 

麟「…野生動物達の様子がおかしい?」

 

ネ「んだ、まるで何かから逃げているみたいでな…(チラッ)あ、噂をすれば見つけたべ」

 

麟「うん?」 チラッ

 

麟もネムノと同じ方へと視線を向けると

 

 

ドドドドドドドドド!!!

 

ダダダダダダダダダ!!!

 

 

麟・ネ「「お、おお…?」」

 

ネムノの言う通り、何かから逃げるように猛スピードで走っていく野生動物達を目撃した。そして野生動物達が居なくなった直後…

 

 

ズキューーーーーーン…!!

 

 

麟「…銃声!?」

 

幻想郷では珍しい、銃声の音がこだました…。

 

ネ「…なんだか物々しい雰囲気を感じるべ」

 

麟「すぐに戻って報告しないとな…でもその前に色々と調査してから帰還するべきか…。あ、今日はありがとうねネムノさん!俺、そろそろ戻らないと」

 

ネ「もう行っちまうだべか?(ダキッ!! ムニュリ♡)まだここでゆっくりしていけべや!♡」

 

麟「むぐぐ~!?」

 

まだ麟と一緒に居たいネムノが、麟を強く抱きしめてその顔面を自身の胸へと押し付けた。

 

ネ「ほれほれ♡(ムニュムニュ♡)もっとゆっくりしていけべや!♡」

 

麟「むぐもが~!?」 ジタバタ!!

訳:苦しいんですけどネムノさ~ん!?

 

…モテるって大変だなぁ。

 

 

 

~博麗神社~

 

 

博麗神社に帰還すると、麟はすぐさま山で見た光景、聞いた話と銃声の話を霊夢達に報告した。

 

霊・魔・華

『野生動物たちの動物達の様子がおかしい?』

 

麟「ああ、まるで何かに怯えてるかのように逃げまわっていたんだ。あ、これ(スッ)ネムノさんとこで採ってきた秋の味覚達」

 

魔「おお!美味そうだぜ!」

 

霊「今夜は栗ご飯ね~」

 

華「貴女達は呑気ねぇ…それで?銃声も聞こえたんでしたっけ?」

 

麟「ああ、1発だけ」

 

霊「それじゃ、猟師達から逃げていたんじゃないの?」

 

麟「俺も最初はそれを疑って周りを捜索したんだが、どうやらそうっぽくはないみたいなんだ」

 

華「と言うと?」

 

麟「最近"山童"(ヤマワロ)が増え始めてたらしいんだ。野生動物達はそれに逃げていたっぽくて…」

 

魔「ヤマワロ…?」

 

華「簡単に言うと、川で生活するのをやめて山に住むようになった河童の事ですよ」

 

魔「ほ~ん…」

 

霊「あれ…?山童って基本的には山の動物達に対して無害でしょ?」

 

魔「そうなのか?もし霊夢の言う事が本当なら…なんで動物達は山童から逃げる?山童は動物を捕獲して食ったりはしないんだろ?」

 

麟「それがなぁ…詳しく調査してみたんだけど、山童の奴等…サバイバルゲームを山の中でおっ始めてやがんだよ…」

 

華「サバイバルゲームですか…やれやれ、そりゃ動物達も驚きますよね…」

 

霊「サバイバルゲームって?」

 

華「分かりやすく言うと…」

 

麟・華「「戦争ごっこだよ(ですよ)」」

 

魔「…なんでそんな事してんだ?」

 

麟「水が足りなくなったから、戦争をして誰が水を手に入れられるか決めよう!ってことらしい」

 

霊・魔「「アホくさ…」」

 

麟「そう言うなよ…何かあってからじゃ遅いんだぞ?」

 

華「彼の言う通りです。もしサバイバルゲームで銃を使っているとなると、人里の人達に流れ弾が当たってもおかしくはない…警戒するべきです」

 

霊「そうは言ってもねぇ…人間に被害が出ない限り動くに動けないわよ」

 

華「やれやれ…なら、私が勝手に調査するとしましょう」 スッ…

 

 

ピュ~イ

 

 

麟「お?」

 

華扇はいきなり口笛を吹いて、何かをこちらに呼び寄せた。

 

 

クアァァァァァァァァァァッ!!

 

 

バサッ…バサッ…バサッ… 

 

麟「ふあっ!?」

 

魔「いいっ!?」

 

霊「きゃあ!?」 ステーン!!

 

華「この子に色々と調査してもらいましょう」

 

鷹『クア♪』

 

華扇が呼び寄せたのは、デッカイ鷹だった。まるでレイズナーに変身した時の麟を見ているようなくらいには大きい。

 

華「少し、山童達の様子を探って来て頂戴?」

 

鷹『クアッ!』 バサッ…バサッ…

 

ギューーーーーン…!!

 

華扇に調査の命を受けた大鷹は、すぐさま山の方へと飛び立った。

 

霊・魔「「( ゚д゚)…ポカーン」」

 

華「さて…後は明日あの子から報告を聞くだけね…」

 

麟「何もなきゃいいんだけどなぁ…」

 

 

 

 

 

しかし、麟の願いとは裏腹に…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ズキューーーーーーン…!!!

 

 

『ぐあっ!?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

話は厄介な方向へと傾いて行ってしまった…。

ネムノさんはどちらかというと

  • お母さんタイプ
  • 姉御肌タイプ
  • 長女タイプ
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