華月麟の幻想記   作:華月麟

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鯢呑亭

銃声事件が解決した翌日の夜

 

麟「そろそろ来るかな」 スタッ

 

麟はマミゾウとの約束の時間が近づいていたので、出かける準備をしていた。

 

霊「あら、こんな時間にどこ行くの?」

 

麟「マミゾウさんに飲みのお誘いを貰ってね」

 

霊「…マミゾウがねぇ」

 

スタスタ…

 

麟「お、噂をすれば来たな?」

 

マミ(人間擬態)

「ふぉっふぉっふぉっ、迎えに来たぞ麟!」

 

麟・霊「「…どちら様?」」

 

マミ「わしじゃ!マミゾウじゃよ!」

 

麟「あ、ああ…その姿を久しぶりに見るから誰だか分かんなかったよ」

 

霊「あんた、人里で飲みに行く時はその恰好なの?」

 

マミ「だって、いつもの姿で人里を歩いたらお前さんが困るじゃろ?」

 

霊「まあ…それもそうね」

 

マミ「さあ、わしと一緒に飲みに行くぞ麟!」

 

麟「は~い!じゃあ行ってきます霊夢」 スタスタ

 

霊「いってらっしゃい麟。…マミゾウ、麟に手を出したら幻想郷から消し去るから覚悟しなさいよね?」 ゴゴゴゴゴゴゴゴ…

 

マミ「ふぉっふぉっ!肝に銘じておこうかの!」 スタスタ

 

麟は人間姿のマミゾウと一緒に人里へと向かった。

 

 

~人里~

 

 

ザッザッ…

 

麟「それにしても、人里を歩く時のマミゾウさんってそんな格好してたんだったね。久しく見てなかったなぁ」

 

マミ「わし的には普段の姿が良いのじゃが…霊夢が怒るからのぉ」

 

麟「でもよくよく考えてみれば、藍さんが買い物してる時って尻尾とか隠してないような…?」

 

マミ「…なんでわしはダメであやつは良いんじゃろうか?」

 

麟「頭が上がらないから?」

 

マミ「わしも藍と同じ大妖怪の1人なんじゃがな…?それはそうと、わしのこの姿はどうじゃ?麟」

 

麟「ん?凄く似合ってるよ」

 

マミ「じゃあいつものわしと今のわし、どっちが好みじゃ?」

 

麟「いつもの」

・即答

 

マミ「一切の躊躇いもなく即答か…しかしなんでじゃ?」

 

麟「いつもの姿のマミゾウさんが好きだからね、俺的にはあっちの方が好みかな」

 

マミ「(キュン♡)お主は本当に優しいのぉ…♡///」

 

麟「で?マミゾウさんの行きつけはどこ?」

 

マミ「ハッ…お主との会話に夢中で通り過ぎるところじゃった。ここじゃよ」

 

麟「ここ?」

 

到着して目的地の看板には

 

 

〖居酒屋 鯢呑亭〗

 

 

と書かれていた。

 

麟「…なんて読むんだかさっぱり分からん」

 

マミ「〖鯢呑亭(げいどんてい)〗じゃ、わしの行きつけじゃよ」

 

麟「〖げいどんてい〗ね、了解。それにしてもマミゾウさんの行きつけかぁ…めっちゃワクワクする!」 ウキウキ♪

 

マミ「ふぉっふぉっふぉっ!そんなにハードルを上げんでくれないか?後でお主の期待に応えられなかった時が怖いからのぉ」

 

麟「大丈夫だよ」

 

マミ「それじゃ、入るとするかの」

 

 

ガララ

 

 

?「いらっしゃいませ~!」

 

店主『いらっしゃい!』

 

マミ「ちょうどやってるかの?」

 

店主『ああ、今開店したばっかだよ。お?後ろに居る奴は…』

 

麟「あ、ども」

 

?「えっと…こちらの方は、マミゾウさんのお連れで?」

 

マミ「いや、わしの番じゃ♡」

 

麟「(ギョッ!?)ちょちょちょ!?」

 

?「え!?マミゾウさんの旦那さん!?」

 

店主『何ぃっ!?そりゃめでたい!早速何か特別料理を作ったやらないとな!』

 

麟「違います違います!俺はマミゾウさんの番じゃないですからぁ!!?」

 

店に入店して早々、マミゾウの余計な一言で店の中は良い騒ぎ状態になってしまった。

 

 

ドスンッ

 

 

麟「はぁ…早速マミゾウさんからの洗礼を受けた気がする…」

 

マミ「悪かったって…気を直してはくれんか?」

 

初めての店でありもしない噂を立てられてしまい、てんしょんはだだ下がり。

 

?「び、びっくりしましたよ、遂にマミゾウさんも身を固めたのかと…」

 

マミ「ふぉっふぉっふぉっ!こやつはガードが堅いからのぉ?そう簡単には手に入れられないわい。麟、こちらは鯢呑亭の看板娘〖奥野田美宵(おくのだみよい)〗じゃ。美宵ちゃん、こちらが例の華月麟じゃ」

 

美宵「あ、貴方が噂の華月麟さんですね!?お会い出来て光栄です。私は奥野田美宵、どうぞよろしくお願いします」 ペコリ

 

麟「麟、華月麟だ、よろしく美宵」

 

美宵「さてさて!今日は何を注文しますか?」

 

麟「俺はここ初めてだから、お任せで」

 

マミ「わしも美宵ちゃんのお任せでいこうかのぉ♪」

 

美宵「分っかりましたぁ!♪」

(※今後のクイズです) 大切な物(霊夢達)を守る為なら、麟は

  • 退治して、その者を反省させる(光)
  • その生命を奪う事も躊躇わない(闇)
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