華月麟の幻想記   作:華月麟

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The Dark is Descent

ザァァァァァァァァァァァァッ…

 

ヒューン…

 

華「もう少し急いでちょうだい!」

 

龍『グルゥ!』

 

この大雨の中、華扇はペットの龍に乗りながら球電の元まで向かっていた。

 

 

ゴロゴロゴロ…ピシャッ!!

 

 

目的地周辺では激しい雷雨が発生していた。

 

華「はぁ…それなりの力を持っているけれど、その力をこんな事に利用してしまうようでは…全くもって残念ね…」

 

 

ギュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッ…

 

 

華「…うん?」

 

 

ギュンッ!!

 

ビュウゥゥゥゥゥゥゥゥッ…!!!!

 

 

華「きゃあっ!?」 フラッ

 

龍『グルッ!?』

 

突然、凄まじい轟音と共に華扇とペットの上空を"何か"が通り過ぎた。それもとてつもなく速い速度で…。

 

華「い、今のは…」 チラッ

 

華扇が自分達の頭上を凄まじい速度で通り過ぎた何かを確認する為に、その方向へ視線を向けると…

 

 

麟「…」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!

 

 

華「あ、あれは…麟!?」

 

球電を始末する為、行動に出ていた死神・スカルハートであった。

 

華「ま、まさか…っ!?」

(球電が自然発生する魔法現象ではなく、とある生き物であるという事…そしてそれが今回の火事を引き起こしたと分かってしまったの…!?)

 

しかし華扇が麟に気づいた時には…

 

 

ギュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッ…!

 

 

既に遥か先へと飛び去っていた。

 

華「ま、マズい…このままでは"あいつ"が退治されてしまう…!は、早く私達も行くわよ!」

 

華扇は龍にそう命令するが

 

龍『グ、グゥ…』 ガタガタガタ…

 

華「ど、どうしたの…?」

 

龍は何かに怯えていた。

 

 

オォォォォォォォォォォォォォォォォッ…

 

 

華「(ピクッ…)な、何かしら…この嫌な感じのするオーラは…まさか貴方、このオーラを感じ取ったの?」

 

龍(コクコク…)

 

華「なるほど…貴方が怯えるわけね。でも…このオーラはどこから放たれているのかしら…?」

 

龍『グゥ…?』

 

華「まぁいいわ…それにしても、もう彼には追いつけそうもないわね…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして麟は

 

 

 

バチバチバチィッ!!!

 

 

?『クアァァァァァァッ!!!』 バリバリィッ!!!

・嬉々として力を解放

 

 

「「そこまでだ!!」」

 

 

?『クァッ!?』

 

 

ブアッ!!

 

 

麟「これ以上、お前の好きにはさせんぞ…!」 オォォォォォォォォォォォォォォォォッ…

 

 

遂に球電の元へとたどり着いていた。

 

?『クアァァァァァァァァァッ!!!』

・威嚇

 

麟「なんなんだこいつ…?まるで見た目はトカゲだ。でも身体をよく見ると、爬虫類のような鱗持った皮膚だな。ん…?微かにだが、龍のような気も一緒に感じる…なんだか言葉で表すには複雑すぎるな」

 

?『クアァッ!!』

 

麟「おい、今回の火事…元凶はお前だな?」

 

球電『クククッ…クアッ!』

 

麟が球電にそう問いただすと、球電は『その通りだ!』と答えるかのように返事を返した。

 

麟「幻想郷では、人里に手を出すのはタブーだ。手を出した者は、たとえ神だろうがなんだろうが…容赦なく退治しなければならないルールがある。それを分かっているのか?」

 

球電『クァ?(キッ!!)クアァァァァァァッ!!!』

 

球電は何かを訴えるかのように麟へ威嚇をした、何を伝えようとしているのか全くもって分からないが…

 

麟「…そうか、そういう事か」

 

彼には何となく、球電が何を言いたいのか理解出来たようだ。

 

麟「どうして"貴様"から龍の気を感じるのかよく分かった。貴様は、もう少し成長すると龍に生まれ変わるんだな?」

 

球電『クアッ!』 コクリ

 

どうやら正解のようだ。

 

麟「ふっ…残念だったな?貴様は…龍に生まれ変わる事は出来ない」

 

球電『クアッ!?』

 

麟「『何故だ!?』のような反応をしているな?その答えは簡単だ。俺が、今ここで貴様を始末するからだ」

 

球電『クアァァァッ!!!?』

 

麟「当たり前だろう…?力を手にした貴様は、その力を正しい事に使うのではなく、間違った方向に使ってしまったからだ」

 

球電『クアァッ!クアァァァァァァッ!!!』

 

麟「まるで『自分は神獣だぞ?自分の好きなように力を使って何が悪い!』のような言い草だがな…」

 

 

 

「「貴様は神獣なんかじゃない、ただの"害獣"だ…!」」

 

 

 

球電『(ブチ…)クアァァァァァァァァァッ!!!』

 

麟「力に溺れて、人里の人間達を襲った奴なんぞに慈悲なんてない…!」 ギロリ…!!!

 

球電『(ビクゥ!?)ク、クアッ…!?』

 

球電は自分を侮辱した人間に憤慨して威嚇したが、威嚇した人間の鋭い眼光に…思わず臆してしまった。

 

 

 

 

 

麟「ふははっ!ここで、貴様の生命に終止符を打つ力をご紹介!」 ギャウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!!!

 

 

 

 

NEMESIS…!!

 

 

 

 

球電『クアッ…!?』

 

 

 

 

麟(ニィッ…)

 

 

 

 

SET…BLACK OUT!!

 

 

 

 

麟「貴様をこのまま…生かしてはおかん!」 ギャウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!!!

 

 

 

 

球電『ク、クアッ…!!』 ガクガク

 

 

 

 

麟「Game On!!」 パチンッ!

 

 

 

カッ!!!

 

…ブワァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!

・黒煙が放たれる

 

 

 

球電『ク、クア…!?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

華「(ピクッ…)な、何…!?殺意の塊みたいなオーラを感じるわ…!?」

 

 

 

 

 

 

 

~博麗神社~

 

 

霊「(ピクッ)このオーラは…」

 

魔「ま、まさか…輝針城の時に使ったあの力か…!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

DARKNESS BOOST…!!

 

 

破壊…破滅…絶望…滅亡せよ…!

 

 

 

 

 

 

 

NEMESIS!!

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 

麟「ふはははははははははっ!!!」

 

 

 

READY…? FIGHT…!!

 

 

 

 

バヴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!

 

 

 

 

球電『(ガタガタガタ…)ク、クゥ…!?』

 

麟「もう後悔しても遅い、貴様の判決は既に決まっているのだからな…!」

 

 

 

スッ…

 

 

 

ネメシスはゆっくりと球電を指差し…

 

 

球電(ガタガタガタ…)

 

 

 

 

 

麟「貴様に判決を言い渡す」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「判決は…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「"死"あるのみだ…!」」

 

 

 

 

 

 

 

球電に死刑判決を言い渡した…!

 

 

 

 

 

 

 

"CONCLUSION・ONE"




球電の見た目の容姿は、モンハンで言うところの

トビカガチ
の空が飛べるバージョン

って感じのイメージをして頂けると分かりやすいかも?
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