華月麟の幻想記   作:華月麟

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突然の巨大水柱

~華扇の屋敷~

 

 

ヒュゥゥゥゥ…スタッ

 

華「…誰かしら?」

 

スタスタ

 

小町「おっすおっす、仙人様」

 

華「なんだ貴女か…何しに来たのよ」

 

小町「ちょっと遊びに来ただけさ。…それにしても、あんたの屋敷の正路が複雑になったような気がするのは、あたいの気のせいかい?」

 

華「気のせいではない、確かに引っ越しをしたわ。この前盗人に入られかけたのでね」

 

小町「ふぅん?まあ、あたいには関係ないけどさ」

 

華「…」 ジトー…

 

小町「あっはっは!そう邪険にしないでおくれよ?別にお前さんの命を取りに来たわけじゃないんだから」

 

華「そりゃ…三途の川渡しだものね、死神の下っ端でもある貴女は」

 

小町「ムッ…誰が下っ端だ、誰が!最もやりがいのある仕事だよ!」

 

華「死期の近い者の命を奪う方が、よっぽどやりがいのある仕事に見えるけれど?」

 

小町「…!プッ…お前さんはそんなウソの話を信じているんだねぇ?」

 

華「…嘘の話?」

 

小町「死期を迎えたら、我々死神が迎えに行くという話はな…」

 

 

「「あたい達が広めた嘘なのさ」」

 

 

華「そ、そうだったの!?」

 

小町「なんなら、普通に寿命を迎えた人間の元に向かえなんて来ないさ。…ただし」

 

華「ただし…?」

 

小町「…寿命を超えても生き続けようと言うのなら、"死神なんかよりもっと恐ろしい者が迎えに来る"のさ」

 

華「もっと恐ろしい者…?」

 

小町「ああ、その者の名前は…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~博麗神社~

 

 

魔「てな感じで、河童達は着々と守矢神社の計画を進めてるらしいぜ」

 

霊「最近、河童の動きが活発になって来たなと思ったら…そういうわけだったのね」

 

魔「まあ河童達は、金さえきちんと払ってくれればなんでも作ってくれるからな」

 

霊「そうね。…それにしても守矢の奴等、今度は何を企んでるのかしら?」

 

 

ゴロゴロ…

 

 

霊・魔「「ん?」」

 

霊夢と魔理沙が互いに近況報告的な事をやり取りしていると、突然空の雲行きが怪しくなってきた。

 

魔「…なんか急に暗くなってきたな」

 

 

ポツ…ポツ…ポツ…

 

 

霊「…急いで中に戻りましょう」 タッタッタッ…

 

魔「…だな」 タッタッタッ…

 

2人は、なにか嫌な予感を感じ取ったのですぐさま神社の中に避難した直後…

 

 

ザァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!!!

 

 

突然、季節外れの大雨が襲来!

 

霊「うっひゃぁ…!?凄い大雨ね…」

 

魔「もう秋だろ?随分と季節外れな大雨だな…。夕立にしては…」

 

 

ザァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!!!

 

 

霊「…ちょっと視界不良過ぎない?」

 

魔「それに…」

 

 

ドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!

 

ミシミシ…

 

ギシギシ…

 

 

あまりにも雨が激しいので、博麗神社の至る所が少しずつ悲鳴を上げ始めていた。

 

霊「…ちょっと!?このままだとうちの神社が…!?」

 

 

 

「「いけっファンネル!ファンネルバリア展開!!」」

 

 

 

霊・魔「「!?」」

 

 

 

ビシュインッ!!!

 

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴ…

 

 

 

魔「あ、雨が何かに遮られた…!?」

 

霊「あのバリアって…!」

 

 

ヒュゥゥゥゥ…スタッ

 

 

麟「うっへぇ…鳥居上で寝てたらいきなりの大雨、しかも災害級と来たか…!」 ポタポタ…

 

 

外からビショビショの麟が戻って来た。

 

魔「おうおうおうおう?!ビショビショじゃんかよお前!拭く物持ってくるから待ってろ!」 ドタドタ

 

霊「あ、あんたがバリアを張ってくれたの…?しかも博麗神社全体に…」

 

麟「ああ…流石にあんな激しく雨が降られたら、神社もひとたまりないと思ってね」

 

霊「あ、ありがとう…」 ジーッ…

 

霊夢はビショビショに麟を眺めるように見回すと…

 

麟「…なに?」

 

霊「(ポッ…♡)良い…♡///」

 

麟「…はぁ?」

 

水も滴るいい男に見惚れていた。

 

魔「ほれ麟、タオル持ってきたぞ」 ポイッ

 

麟「(パシッ)ありがと魔理沙」 フキフキ…

 

魔「おう♪…それにしても」 ジーッ…

 

麟「…?」

 

魔「(ムラァ…)犯罪的なしっとり具合だ…変な気分になっちゃうぞ」

 

麟「…貴様もか」

 

どうやら大いに掛かっているようで…。

 

 

パァァァァァァァ…

 

 

麟「…お、日の光が見えて来たって事はやんだな?」 スタスタ

 

どうやら季節外れの大雨もやんだようなので外を確認しに行くと…

 

 

ギラッ!!

 

 

太陽が眩しく幻想郷を照らしていた。

 

麟「う~ん、あの大雨はなんだったんだ?」

 

霊「さぁ…?」

 

 

ゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォ…!!

 

 

魔「…ん?なんだこの音、妖怪の山辺りから…(クルッ)へ!?おいおい、なんだよあれ!?」

 

 

ゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ…!!!

 

 

魔理沙が指を指した方向には、巨大な水柱が吹き上がっていた。

 

麟「な、なんだあのデカい水柱は…!?(ピキーン!!)ん!?なんだ今の感じ…あの水柱の中に誰かいる…!?」

 

霊「場所的には玄武の沢辺りね…異変の可能性もあるから行きましょう!」

 

麟・魔「「ああ!」」

 

 

すぐさま3人は、水柱の正体を確認するために玄武の沢へ直行する事にした。

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