華月麟の幻想記   作:華月麟

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高圧水流の正体

~玄武の沢~

 

 

ドォォォォォォォォォォォォォ!!!

 

華「( ゚д゚)…」 ポカン…

 

一足先に華扇が玄武の沢の様子を見に来ていたが、圧巻の光景を前に開いた口が塞がらなかった。

 

 

スタッ

 

 

魔「お~…間近で見ると、こりゃまた凄い迫力だな…」

 

華「あら、貴女達も来たのですね?」

 

霊「異変だったらまずいもの」

 

麟「しかし凄いなこの水柱…」

 

華「(スッ)近寄らない方がいいです」 ブン!

 

華扇が近くに落ちていた石を、水柱へ投げると

 

 

ヒュン…

 

パキィィィィンッ…!!!

 

 

石は粉々になって砕け散ってしまった…。

 

麟「超高圧水流…!?下手に誰かが入ったら粉々になるぞ!?」

 

 

にとり

「お~い盟友~…!」 タッタッタッ…

 

 

魔「あ、にとり」

 

ズザザッ…

 

に「それに霊夢も居るじゃん!ヨカッタァ…」

 

霊「にとり、あんた何したのよ?」

 

に「なんもやってないよ!?いきなりアジト前にこれが発生したんだよ!」

 

魔「にとりってこのくらいの事は出来ないんだっけか?」

 

に「こんな超高圧水流なんて私には出来ないよ…」

 

霊「ええ…?じゃあ誰の仕業だって言うの…?」

 

に「こんな風に水を扱えるのは…"水龍様"かなぁ…?でもなぁ…水龍様を怒らせるような事なんてしてないし…」 ガクブル…

 

麟「霊夢、水龍様って?」

 

霊「水の神様みたいなものよ」

 

に「うわぁぁぁぁ!?(グシャグシャ)私達、もしかして水龍様を怒らせちゃったのかなぁ!?」

 

 

華「いいえ、あれは水龍様ではありません」

 

 

に「なっ…!?なんでそう言い切れるのさ!?だってあんな風に水を操れるのは水龍様以外に…」

 

華「他にいますよ、水を自由自在に操れる者が…」

 

魔「誰なんだぜそいつ」

 

華「…あれは」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小町『その者の名前は"水鬼鬼神長"…地獄の鬼神長の1人さ』

 

※水鬼鬼神長=すいききしんちょう

 

華『鬼が、迎えに来るのかしら…?』

 

小町『ああ、しかも今回はある"仙人"を迎えに行く』

 

華『ある仙人…!?』

 

小町『地底からかなり厄介で邪悪な仙人が出て来たのさ』

 

華『せ、仙人にも邪悪なのがいるの…!?』

 

小町『いるさ。今回はその仙人の寿命を迎えに、地獄から水鬼様がわざわざお出迎えさ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

華「あれは水鬼…地獄の鬼神長の1人が発生させた超高圧水流よ」

 

霊・魔・に

『へー…』

 

麟「…なんでそんな事をあんたが知ってるんだ?」

 

華「…知り合いに、サボり癖の死神がいまして…」

 

4人(…絶対に小町の事だ)

 

4人は満場一致で同じ人物を頭に浮かべていた。

 

魔「あいつ…ほんとにいつかクビを言い渡されるぞ…」

 

霊「で、その水鬼様ってのが狙っている罪人って?」

 

華「寿命を延ばし続けていた奴を、殺しに来たんでしょうね」

 

魔「こ、殺しに…!?」

 

麟「…なるほどな。そいつは輪廻の摂理に逆らい過ぎたから、地獄も本気で殺しに来たわけって事か」

 

華「そういう事ね」

 

魔「しっかし、狙われている奴は無事なのかな?」

 

華「いやぁ…この高圧水流では、無理だと思いますけど…」

 

霊「なんでもいいわよ、うちらには関係の無い話だし。さっさと帰ろ」

 

に「…え!?まさかこれを放置するつもり!?」

 

霊「だって私が手を出せるくらいの話のレベルを超えてるもの、手出しできないわよ」

 

に「え…えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?」

 

 

特に大きな異変でないことを確認した霊夢達は、無情にもその場を後にして去っていった…

 

 

麟「…(汗)」

 

 

彼は除いて。

 

に「うちらのアジトに帰れないんですけどぉ!?」

 

麟「あ、あはは…」

 

に「どうしよう盟友!?」 ピェェェェッ!!

 

麟「どうするって…中の罪人が死ぬまではこのままなんじゃないか…?」

 

に「やだやだぁ!!」 ポカポカ

 

麟「こっちも進展があったらすぐに伝えるから…(ナデナデ)今は耐えててくれ」

 

に「[ナデナデ]グスッ…うん…」

 

麟「それにしても…」

(輪廻の摂理を逆らっただけでここまでするのか…。一体相手はどれだけ寿命を延ばし続けていたんだ…?)

 

 

 

 

 

 

ゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ…!!!!

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