華月麟の幻想記   作:華月麟

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邪仙

それから数日が経過するも…

 

 

ゴォォォォォォォォォォォォォッ…!!!

 

 

高圧水流は未だに放出され続けていた。

 

麟「…まーだ放出してるよ(汗)」

 

霊「絶対に外へ逃がさんという固い意志を感じるわね」

 

華「水鬼もなかなかの執着力ですね…」

 

魔「それだけ罪人の罪が重いんだろ?」

 

麟「だからってなぁ…にとり達が不憫だよ…」

 

 

ツー…

 

 

魔「んな事言ったってしょうが(カクンッ スポーンッ!!)なぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

 

麟「ブーッ!?ま、魔理沙ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

 

霊「いきなり魔理沙が目の前から消えたぁ!!?」

 

華「彼女の居た足元に、何か穴が出来ています…!?」

 

魔理沙が麟達との会話に意識が集中していた時、いきなり魔理沙が経っていた場所に大きな穴が出現し、魔理沙は穴の中へホールインワン!…永遠亭に初めて行った時も落とし穴を食らっていなかったっけ?

 

麟・霊・華

(ソローリ…)

 

なかなか大きな穴が出来上がっていたので、3人も魔理沙のように落ちぬようゆっくりと穴を確認すると

 

 

ガッ!!

 

 

麟「どわぁあぁああぁぁぁっ!!!」

 

霊「きゃあっ!!?」 ビクゥ!?

 

華「…手!?」

 

穴の中から誰かの手が出てき…

 

 

ニュッ

 

 

青「はぁい♪」 ポタポタ…

 

麟「…は?」

 

霊「…え?」

 

華「…ん?」

 

 

麟・霊・華

『穴から、魔理沙じゃない違う人が出て来た!?』

 

詳しい理由は分からないが、魔理沙の代わりにビショビショの青娥が出て来た。…なにしてんの?

 

 

 

 

魔「(ニュッ)し、死ぬかと思ったぜ…!」

 

 

 

 

あ、魔理沙も出てきた。

 

 

 

 

 

 

霊「(フキフキ)魔理沙…大丈夫?」

 

魔「い、一応…」

 

麟「青娥さんもタオルどうぞ?」

 

青「ありがとう麟さん♪」 フキフキ

 

華「な、なるほど…貴女が水鬼に狙われていた仙人だったのですね?」

 

青「そうよ~♪まさかこんなところで同業者と会えるとは思ってもみなかったわ(ス…)今後ともよろしく~♡」

 

華「あ、どうも…?(チラッ)…(汗)」

 

青娥はすかさず華扇に対して名刺を差し出した。…キャバ嬢みたいな事やってんな。

 

麟「にしても、あんなデッカい規模で命を狙われるなんて…青娥さんも結構おモテになるようで」

 

青「モテるのなら、あんな野蛮な鬼ではなくて貴方のようなイケメン殿方が良いわ…?」

 

魔「はははっ!そりゃ一理あるぜ!」

 

青「…にしても地獄の奴等は失礼だと思わない?ちょっと長く生き過ぎただけで〖悪〗!って見なすのよ?」

 

霊「しっかし…随分と強力な水柱よねあれ」

 

青「地獄の使者も色々と考えて来るわね…?河童のアジトを漁ってたタイミングを狙うなんて。完全に水責めもいいところよ」

 

華「…だから河童の住処付近であんな水柱が」

 

霊「そもそも…河童のアジトで何を盗ってきたのよ…」

 

青「色々☆」

 

麟「ところで青娥さん、水責めの感想は?」

 

青「優しさが足りませんわ!」

 

ここまで冗談が言えるのなら、心配は無用だろう。

 

霊「それにしても、よくあんな高圧水流から生き延びれたわね?どうやったのよ」

 

青「うふふ♪(ゴソゴソ シャランッ)こ・れ・よ☆」

 

麟「…棒?」

 

青娥は霊夢から高圧水流をどんな手口で脱出したのか質問すると、青娥は懐からペンに似た棒を取り出した。

 

魔「…あ、思い出した!お前って壁抜けが出来るんだっけか?」

 

青「魔理沙ちゃん大正解です♪100点をあげますわ!」

 

霊「あ~…そんな事出来るんだったわねあんたって」

 

麟・華「「…壁抜け?」」

 

青娥の能力がまだどんなものか分かっていない2人は会話から置いてけぼり状態。

 

青「私の能力は〖壁をすり抜けられる程度の能力〗、つまりどんな壁でもすり抜けられるのよ♪」

 

麟「なるほど…つまりどこでも壁尻になれr「あら、見たいのならば今してみせましょうか?」…遠慮しときます」

 

青「…つれないわね」

 

霊「で?どうやって逃げてきたわけ?」

 

青「それが…今回は本当に死ぬかと思ったわ♪なんせ外からの見た目は一本の水柱だけど、実際水柱の中は高圧水流の多重構造になっていたの。穴を開けてもすぐ塞がれちゃう…多重構造の隙間を狭めるかと思ったら狭めない。…あのまま窒息させようと考えていたのかしら?まあ、無駄だったようだけどね~♪」

 

魔「な~にが『無駄だったようだけどね~♪』だよ。お前、殺されかけたってのに余裕そうだな?」

 

青「うふふ♪私は仙人よ?この程度で死んでは仙人の名が廃れるわ♪」

 

霊「…罪人扱いの時点で廃れてる気がするけど?」

 

青「あぁん…それは言わないお約束よ?」

 

華「で…どうやってここまで逃げて来たのですか?」

 

青「さあて、どうやって逃げたでしょう?」

 

麟「あ…!(ピコーン)もしかして地面に…!?」

 

青「(パチンッ☆)麟さん大正解!そう、地面だって壁の一種…適当に地面に穴を開けてここまで来たのよ」

 

その方法を聞いて4人が思った事は

 

麟・霊・魔・華

『…(汗)』

(もぐらみたいな事してたんだなこいつ…)

 

である。まあ、言いたい事は分かるが…。

 

青「(クスクス♪)私が居なくなったことにいつ気が付くのかしら?♪」

 

麟「あんたなぁ…」

 

 

<アーダコーダ

 

 

麟達が青娥との会話に夢中な中、隣では

 

 

華(この仙人が邪悪な仙人…?ただ寿命を延ばして生き過ぎた事がそんなに邪悪な事なの…?)

「じゃあ、人間を襲う妖怪達はどうして…邪悪とは言われないの…?」 ボソ…

 

 

長生きしすぎるだけで邪悪と呼ばれるのに、どうして妖怪が人間を襲ってもそれを邪悪と呼ばないのか…という素朴な疑問に、茨木華扇は頭を少しだけ抱えていた。

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