華「…」
(この前、霍青娥という仙人がいたけれど…この幻想郷には他にも仙人がいるのかしら…?)
華扇はふと思った、この前の事件で自分以外の仙人と出会ったが…青娥以外に仙人はこの幻想郷にいるのか?と
スタスタ
華「ねぇ麟、ちょっといいでしょうか?」
麟「ん、どした?」
華「この幻想郷には…この前出会った仙人以外にまだ仙人はいるのですか?」
麟「あぁ…同業者の話か。もちろんいるよ?確か場所は…神霊廟!」
華「…神霊廟?話だけは聞いた事ありますが、あそこも?」
麟「おう!てか、お前も仙界に住んでるんだから知ってるもんだと思ってたけど…まさか知らないの?」
華「え、えぇ…」
麟「…逆に凄いな。とにかく、神霊廟に行ってみたいなら行ってみれば?意外と近いかもよ、あんたの家がどこにあるか知らないけど」
華「…明日にでも、行ってみようかしら?」
麟「あ、もし行くんだったら(ゴソゴソ)これ、神霊廟の皆に渡しといて」
華「…これは?」
麟「俺手作りのチョコブラウニー」
華「…(ジュルリ)甘味?」
麟「…あんたの分はここに」 スッ…
華「…く、ください!」
麟「あげるよ」
華(パァァァァァッ…!!!)
麟「その代わり、よろしくね?」
華「任されたわ!」 グッジョブ!
翌日…
~神霊廟~
デェェェェェェェェェンッ!!
華「(ゴクリ…)こ、ここが神霊廟…!」
早速、華扇は神霊廟へと赴いた。彼女の屋敷からはかなり距離が離れていたようで…
華「…(ズーンッ)まさかここに来るまで、こんなに疲れるとは思ってもみなかったわ…」
既に疲労困憊である。
布都
「ん?(スタスタ)お主、誰じゃ?」
華「…あ、貴女は?」
布「先にお主が名乗るのが礼儀ではないのか?」
華「…ごめんなさい。私の名前は茨木華扇、まぁ…貴女の主人と同じ仙人ですよ」
布「そうかそうか!我の名は物部布都、よろしくなのじゃ」
スタスタ
屠自古(人間姿)
「おい布都、何してんだ?(チラッ)…お?客人か?」
布「おお屠自古、この方は茨木華扇。なんでも太子様と同じ仙人じゃと」
華「ど、どうも…」
蘇「私は蘇我屠自古、太子の奴に用があるのか?」
華「は、はい。あと…(ゴソゴソ)麟から貴女達にお土産が…」
布・蘇「「お土産!?」」 キラキラ…
華(現金な人達ね…)
蘇「早く太子のとこに案内しないとな!着いてきてくれ!」 スタスタ
布「さあさあ行くのじゃ!」
華「…え、えぇ」 スタスタ
布都と屠自古に歓迎(?)された華扇は、2人に着いていきながら神霊廟の中へ。
ザワザワ…
華「(キョロキョロ)す、凄い弟子さんの人数ですね…」
神霊廟の敷地内は大勢の弟子で溢れていた。意外に道教に興味がある人達がいるのだろうか?
布「太子様の教えに賛同する者達が多いのじゃ!」
蘇「…私が思うに、太子目当てが多い気がするけどな」
華「な、なるほど…」
ただただ女目当てで来た奴等だけらしい…。
ザッ…
豊聡耳
「おやおや…貴女は山の仙人様ではありませんか」
布「あ、太子様!」
蘇「太子、お前に客人だってよ」
神霊廟の主・豊聡耳神子のご登場だ。
耳「(スタスタ)わざわざこんな場所までお越しいただき、誠にありがとうございます」 ペコリ
弟子達
(ズラァァッ! ペコリ)
華(ビクゥ!?)
神子が華扇にお辞儀をすると、周りの弟子達も同じように華扇へ対してお辞儀をした。ちゃんと教育されているようだ。