~翌日~
麟「ただいま〜」
霊「おかえりなさい。それで?紫に聞いてみた結果はどうだった?」
麟「あぁ、それが随分と面白い理由だったよ」
華「面白い理由??」
麟「…今、外の世界で座敷わらしの需要が増えてるから、座敷わらし達を外の世界へ連れてってるんだと」
霊・華「「外の世界へ!?」」
麟「うむ」
人里で座敷わらしが次々と消えていく理由が、なんとも不可思議な内容に2人は驚きを隠せなかった。
霊「えー…何よ需要って」
華「…座敷わらしにどんな需要が?」
麟「彼女達って住み着くだけで繁栄をもたらすんだろ?外の世界の町おこしで座敷わらしが利用されてるって話だったよ」
華「外の世界に妖怪の需要があるのかしら…?」
麟「さぁな?ただ1つ言える事は、座敷わらし達は高い給料に憧れて外の世界に行ったけど…本当にそんな給料が貰えるのかって、ほとんどの座敷わらしが不安がってるんだとよ」
霊「可哀想に…」
麟「でも…紫さんが気になる事を言ってたな?『座敷わらしに似たような妖怪はもうスカウトしたから、そこら辺の心配はいらない』って」
華「座敷わらしに似たような妖怪…?どんな妖怪なのかしら」
霊「紫の言う事ってどれもこれも胡散臭いからなぁ…信用に値しないわ」
麟「まぁ…多すぐ博麗神社に紫さんが来ると思うよ?その妖怪を連れてね」
約1時間後…
紫「連れてきたわよ〜♪座敷わらしの後継!」
?『(スタッ)ども』
霊・華「「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?」」
麟「こ、こいつは…!?」
スキマ妖怪・八雲紫が連れて来た座敷わらしの後継者とは…
麟「「ホブゴブリン!!」」
ゴブリン
『俺の名前を知っているのか、そいつは光栄だ』
中肉中背のオッサンみたいな容姿をしたホブゴブリンであった。日本にはゴブリンなんて居ないような…?
紫「わざわざ海外まで行って捜してきちゃったわ♪」
華「え…アレが座敷わらしと同じ働きをするの…?」
霊「私なら即退治案件なんだけど…?」
霊夢と華扇からは圧倒的不評!一方、麟はというと?
麟「本物のホブゴブリンに会えて光栄だよ!まさか実在してるなんて!」 ブンブン!
ゴブリン
『こ、こんなに歓迎されるとは…』
本物のホブゴブリンを見る事が出来てウハウハである。
霊「ねぇ紫…アレが本当に座敷わらしの代わりになると?」
紫「失礼ねぇ…ホブゴブリンは人間の家に住み着いて家事のお手伝いとかしてくれるのよ?家に繁栄をもたらすと思わない?」
華「いやいやいやいや…いくら人間に友好的だからと言っても、座敷わらしの代わりになるとは…」
霊「限らないわよ…」
紫「むーっ、そんなに言うなら麟に聞いてみるわ!麟、そのゴブリンは「無理だと思うよ」即答!?」
ゴブリン
(ガーンッ!?)
麟はゴブリンに対して残酷な結論を言いつけた。容赦ない…
紫「ふえぇ…?り、麟も霊夢達みたいな事言うのぉ…?」 アタフタ
麟「紫さんは分かってないよ…」
紫「分かってない?何を?」
麟「幻想郷の妖怪達はパッと見は人間にしか見えない容姿をしてるから受け入れられてるんだ。それは、座敷わらしも同じだよ?でもね、ゴブリンみたいに見ただけで妖怪だって分かるのは…受け入れられないんじゃないかな?」
霊「それが至極当然よね」
紫「むぅ!」
麟「むうて…」
紫はまだ納得していない様子。わざわざ海外まで行ってきて幻想郷まで連れてきたから認めたくないのだろうか?
麟「はぁ…そんなに認められないなら、実際に人里へ連れて行けば良いだけの話。(グイィッ)てことでゴブリン借りるね」 スタスタ
ゴブリン
『[グイィ]うおぉ!?』
麟はゴブリンに有無も言わさず人里へ。
霊「…行動が速いなぁ」
紫「麟って行動派ねぇ…」
華「…八雲紫、少しいいでしょうか?」
紫「何かしら?仙人さん」
華「貴女に聞きたい事があるのです」