華月麟の幻想記   作:華月麟

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謎のシャボン玉

フヨフヨ…

・シャボン玉がフヨフヨ幻想郷を彷徨う

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~博麗神社~

 

 

サッ…サッ…サッ…

 

霊「はぁ…秋の季節は美味しい食べ物がいっぱいだけど、この枯れ葉の山だけは迷惑極まりないわね」

 

 

デェェェェェェェェェェェェェェェンッ!!!

・枯れ葉マウンテンの完成

 

 

魔「ははっ♪この山を見ていると、秋って感じがするぜ!」

 

麟「魔理沙の意見に同意」

 

霊「あんた達は良くても、私は良くないわよ…毎日掃除してもすぐこのざまだし」

 

幻想郷は秋深まるばかり、辺りの木々は赤く染まり…美しい紅葉日和である。そして風が吹くと、儚く散ってゆく葉っぱ達…。

 

麟「これだけ枯れ葉があるなら…焼き芋でも作るか?ちょうど秋姉妹から買ったサツマイモがある事だし」

 

霊・魔「「賛成!!」」

 

 

 

秋姉妹

『マイドアリ~♪』

 

 

 

これには秋姉妹もニッコリ♪豊穣の神自ら手掛けた食物を美味しく頂いてくれるなんて、2人にとってはこの上なく光栄な事だ。

 

ちなみに、秋姉妹から見た麟は

 

『誰よりも我々姉妹を敬ってくれる最高の人間』

 

という印象らしい。

 

 

パチパチ…

 

麟「火加減はこのくらいでちょうどいいな…よし、サツマイモ投下だ!!」

 

ポポポポ~イ!!!

 

麟は新聞とアルミに包んだサツマイモ達を素早く落ち葉の中へ投入。あとは焼けるのを待つだけで美味しい焼き芋の完成である。

 

魔「早く焼けねぇかな~♪」

 

麟「気が早えな」

 

霊「溜まりに溜まってた文の新聞が、こういう時に一番活躍するのよね」

 

 

ドッサリ…

・文々。新聞の山

 

 

魔「…なんであいつの新聞を取ってるんだ?霊夢」

 

霊「私が取ってるんじゃなくて、麟が取ってるのよ」

 

魔「麟が?なあ麟、なんで文の新聞なんか取ってるんだぜ?」

 

麟「別に…そんな大した理由は無いぞ?面白い記事がたまにあるから取ってるだけ」

 

魔「…本音は?」

 

麟「あいつが俺について変な記事を書いてないか監視してる」

 

魔「ああ…ね」

 

霊「まあ…文にとっては〖自分の新聞を、すみからすみまで読んでくれる最高の契約相手〗ってとこだから、winwinなんじゃないの?」

 

魔「いや…逆に毎回毎回しっかりと新聞を読まれているから、下手な事書かないようにってヒヤヒヤしてんじゃないか?」

 

麟「どっちでもいいっつーの…」

 

サツマイモが美味しい焼き芋になるまでの間、文々。新聞が何故たくさん溜まっているのか!?という、ちょっとしたくだらない会話をしていると…

 

 

スタッ

 

菫「いやぁ、こっちの秋はそれなりに肌寒いわねぇ…!」 ブルブル…

 

麟・霊・魔

『あ、菫子』

 

 

外の世界からの訪問者、宇佐見菫子の登場だ。菫子が幻想郷にいるということは、外の世界では寝ている状態だという事だ。

 

菫「やあやあ!お3人方、元気にして(ムズムズ…)…クシュンッ!!」

 

麟「おいおい大丈夫か?」 スタスタ

 

菫「ちょっと薄着だったかな…」

 

麟「はぁ…(ゴソゴソ)やれやれ」

 

シュルッ…

 

マキマキ

 

菫「ふえ?」

 

霊・魔「「あ」」

 

キュッ…

 

フワフワァ…

 

麟「これでよしっと…」

 

麟は菫子の首にフワフワのマフラーを巻いてやったのだ。

 

菫「わぁ…凄く暖かい」

 

麟「俺のお古だけどね、あげるよ」

 

菫「い、いいの!?」

 

霊・魔「「麟のお古マフラー…だと!?」」

 

麟「大切にしてくれよ?」

 

菫「は、はい…♡///」

 

霊・魔「「ジェラァ…!!」」 パルパルパルパル…

 

おぉっと…野生の量産型パルスィだ!

 

菫「…(汗)」

 

麟「いつもの事だ、気にすんな(クンクン…)あ、サツマイモが焼けたな?菫子も食ってくか、美味い焼き芋」

 

菫「や、焼き芋…!?(キラキラ…!)た、たべましゅ!!!」

 

麟「よし。おい2人共、そろそろ焼き芋を…」

 

焼き芋の甘い香りがしてきたので、枯れ葉の山から取ろうとしたその時

 

 

ピキ~ンッ…!

 

麟「うん…!?」 ピタ…

 

 

麟が、何かを感じ取った…!

 

麟「…」 

 

菫「り、麟?」

 

霊「麟?」

 

麟「なんだ今の…」

 

魔「おうおうどした?そんな神妙な顔して」

 

麟「何かを…感じ取った…」

 

霊「何か感じ取ったって、何をよ」

 

麟「分からない…」

 

 

オォォォォォォォォォォォォッ…

 

 

麟「(ピキ~ンッ!!)本殿の方だ…!!」

 

霊「えっ!?」 バッ!!

 

麟が本殿の方向から何かを感知、霊夢がその発言に驚いて本殿へ振り向くと

 

 

ズズズズズ…

 

ヌッ…

 

プカプカ…

 

 

本殿の扉を突き抜けて、何かが出て来た。

 

菫「…あれは、シャボン玉?」

 

霊「ただのシャボン玉じゃ…なさそうね」

 

魔「…だな」

 

菫「え?どこからどう見ても…ただのシャボン玉じゃない」

 

菫子はシャボン玉からは何も感じ取れてはいなかったが…

 

魔「いや、あれは…」

 

麟・霊「「明確な攻撃の意思を感じる(わ)…!」」

 

3人はしっかりとシャボン玉の異様な雰囲気を感じ取っていた。

 

菫「こ、攻撃…!?」 ムハーッ!!

 

麟「…お前、なんで興奮してんだ」

 

菫「圧倒的非日常…!」 wktk!

 

菫子は幻想郷の非日常に大興奮、外の世界ではこんな刺激的な事はそうそうに起こる事は無いから興奮するのも無理はない。

 

麟「…(汗)」

 

魔「まったく…菫子はお気楽だなぁ…?」

 

菫「え~っ?」

 

霊「あのねぇ…幻想郷ではこれが当たり前、私達は命がけで生きてるのよ?」

 

 

フヨフヨ…

・霊夢に近づくシャボン

 

 

霊「守られ続けてるあんたには、これが滑稽に見えて…」

 

 

フヨフヨ…

・シャボン、霊夢の真後ろに

 

 

菫「…はっ!?霊夢っち!シャボン玉が!」

 

 

霊「あっ…!?(バッ!!)し、しまっ…!?」

 

気付いた時にはすでに遅し

 

 

パァンッ!!!

 

 

霊「うっ…!?(フラフラ…)な、何よこれ…急にだるさが…」

 

 

ドサッ…

 

 

麟・魔「「霊夢!!?」」

 

菫「霊夢っち!?」

 

霊夢の目の前でシャボン玉が破裂し、その直後に霊夢は倒れてしまった。

 

 

フヨフヨ…

・今度は魔理沙

 

 

麟「(ピキ~ンッ!!)しまった…!?魔理沙、後ろだ!」

 

魔「げっ!?」

 

こちらも時すでに遅く…

 

 

パァンッ!!

 

 

魔「ぐっ…!?(フラフラ…)な、なんだよこれ…急に眠気が…」

 

 

ドサッ…

 

 

魔理沙もゼロ距離破裂をもろに食らい、その場に倒れ込んでしまった。

 

麟「くそっ…!?」

 

 

フヨフヨ…

・お次は麟

 

 

菫「り、麟!」

 

麟「(スッ…キィィィィィィィン)消えろ!」

 

 

ズガァンッ!!

 

キィィィィィィィンッ…!!

 

パァンッ!!!

 

 

菫子からの援護もあり、麟はシャボン玉が自身の目の前に来る前に対処。

 

麟「(バッ!!)くそっ…!(ユサユサ)2人共しっかりしろ!」

 

麟は急いで2人の安否確認をした。すると…

 

 

霊・魔「「すう…すう…」」

 

 

菫「こ、これは…」

 

麟「ね、寝ている…?」

 

2人は寝息を立てながら寝ていた。

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